とみこ
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サプライズのような出会いを。お店を立ち上げたい理由
「人々のライフスタイルを豊かにしたい」
10年以上前、当時大学3年生だった私は、就職活動のエントリーシートに必ずそのフレーズを書いていた。マジックを使ってそこだけ太字で。誰かの目に留まるように。
でも、そんな小手先のテクニックは簡単に通用するわけもなく、書類選考から先に進める企業なんてほとんどなかったし、本当は就活に対してやる気なんて全くなかった。
当時アルバイトで働いていた企業以上に共感で
紙の本、リアルの“場“の可能性
紙の本でしか得られない栄養がある最近、知人がおすすめしていた『ネオ日本食』を読了した。ネオ日本食とは、カレー、ナポリタン、餃子、パフェ…さまざまな国から渡来し日本人の舌に合うようにローカライズされた結果、いつの間にか進化していった近代の日本食たちのこと。
『ネオ日本食』は、多種多様な料理をネオらせた店主や料理人たちのインタビューで構成されている1冊だ。ネオっていった料理たちとの出合いはもちろん、
私がSNSを続ける理由
Twitterは人生を変えてくれたツールのひとつだ。
先日、Twitterのアカウントを開設して9周年を迎えたらしい。Web業界に入る前に作ったアカウントだから、9年間で発信内容も変わったかもしれないけど。でも、SNSを本格的にやってみようと思えたのはTwitterのおかげだから始めてよかった。
「SNSの中にいるのは、人だから」
Twitterの運用を本格的に始めたばかりの頃(8年前くらい
お店巡りの記録|千駄ヶ谷編
3月の終わり、noteメンバーシップ「日々の交差点」のメンバーでお店巡りの会を実施した。
メンバーシップは、Discordで雑談をしたり、チャットでコミュニケーションを取ったり、それぞれの日々を持ち寄れる場をつくりたいと始めた場。noteメンバーシップの実験も兼ねて1年半ほど運営してきた。店舗を持つかPOPUPを続けるかはまだ未定だけど、私自身のお店づくりの備忘録もメンバー限定で公開していて、気
いまの自分にできること|お店づくり記録
先日、陶芸家・中園晋作さんとお話しした。中園さんが立ち上げられたうつわブランド「Palette Pottery」の実物を見せてもらいながら、従来のうつわ業界の慣習や、うつわブランドのあり方、お店のあり方、双方これからやってみたいことなどを雑談。
個人的に自分のお店のあり方についても大きなヒントをもらえたので、備忘録として残しておこうと思う。
情報収集の偏りと見直し
Instagramで新しいアカウントと出合った時、その領域で信頼している友人たちが2,3人フォローしていると、フォローしたり保存したり、“次”につながるアクションを起こすことが多い。
InstagramのストーリーズやXでも、体感で10人ほどがシェアをしていたら流行っているなと感じるし、気になり始める。最近だと、映画『PERFECT DAYS』、『哀れなるものたち』、Netflixの『三体』など
4年後の未来は想像もつかないけれど…
4年前の自分から1通のメールが届いた。
当時の東京は緊急事態宣言になる前だったけど、ウイルスがじわじわと広がる様子をメディア越しに見ながら不安を抱いていた頃だ。(まさかその4年後に自分が初めてコロナになるなんて思いもしなかったけど)
そのメールにはこう綴られていた。
視点を変える、拡張する|日記
日常を過ごせるありがたみを感じた1月だった。今年は始まりから色々ありすぎて鬱屈としてたけど、焼き菓子を買ったり季節の花を愛でたり、手が届く範囲で日々を楽しみたい。
1月の日記、今回も印象的だった日の記録が中心。メンバーシップのエリアでは、松陰神社前の好きなお店や気になるお店、今月買ったものなども。
1/1(月)
紅白歌合戦を最後まで観て、『ゆく年くる年』を観るまでが大晦日のルーティンだけど、
2024年にやりたいこと
追い風のような風がビュン!と突然吹いて、新しくやりたいことが出てくる時がある。それがいま。
ここ数年は新年にやりたいことリストをつくることもなく、新年に「稼ぐ!」という解像度の低い目標とやる気だけを旗印に掲げて、気の向くままに流れるように生きてきた。
でも、ここ数日で新しい風が心に吹きまくっている。だから、忘れないうちにここに書いて残しておく。叶うかどうかはわからないけど、誰かの目に触れる場所
心の声に耳を澄ませる。2023年の振り返り
2023年は、仕事が特に充実した1年だった。ここ数年は引越し、出産、娘の保育園入学など、プライベートの変化が大きかったけど、今年は一定の生活リズムができていた分、仕事に集中できたのかもしれない。
恒例の年末の振り返り、今年もいくつかのトピックに分けて残しておきたいと思う。
次のステージに向かうために4月末に「きほんのうつわ」を卒業した。前身のインスタメディア「cocorone」の頃から数えると
“おいしい予定“を心の支えに|日記
年末進行で今年も仕事は忙しいけど、毎週のようにおいしい予定を入れたので楽しめた12月だった。
娘が生まれて飲みに行く機会は減ったけど、12月だけは許されるような気がしてそんなおおらかな空気感もちょっと嬉しい。
遊びの予定をエネルギーに換え毎週の仕事を乗り越えた12月。今回も印象的だった日の記録が中心ですが、ここにまとめておく。
12/4(月)
お世話になっている会社のひとつAnsatzの
“もの“を通して視野を広げる。2023年買ってよかったもの
今年は長年携わっていたうつわブランドを卒業し、自分ならではのお店のあり方を模索した1年だった。
今までは、岐阜・多治見のうつわづくりに向き合ってきたけれど、卒業を機にさまざまな地域のうつわづくりや、伝統産業に興味が広がった。展示会やPOPUPイベントに出向き、作家さんと対話する大切さを改めて感じた。
そんな思いで過ごした2023年。今年もうつわ多めですが、服、ガジェットなどカテゴリ問わず、買っ
新たな出会いよりも大切にしたいもの
ここ最近、Threadsの滞在時間が増えた。見たくないニュースも流れてこないし、炎上した事案に対する誹謗中傷めいたpostも流れてこない。健やかな気持ちで眺めていられることが要因としては大きいかもしれない。
9月から企業アカウントの運用支援もさせていただくようになり、自分のアカウントも色々試して伸びやすい投稿の作り方もつかめてきた。
ただ一方で、多くの人にいいねされるような投稿が増えていけばい
その“伝え手“からものを買う
ふと異文化に触れたくなり、竹田 ダニエルさんの『Z世代的価値観』を読み始めた。
新たな視点ばかりで読み進める手が止まらないのだけど、中でも特に衝撃的だったのは「dupe」という言葉だ。「dupe」とは、「模倣」や「写し」などを意味する「dupelicate」からきている造語で、アメリカの若者間(「Z世代」が幅広すぎて違和感があるので、ここでは若者と記載する)でトレンドになっている正規品に似た低価