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無職を作品に昇華する

僕はみっともない生活を送ってきました。

今後も、みっともないを大切にしていきたいなと思っています。それは僕のダメさが作り上げた、僕だけの感性だから。

自分の足りなさに目を付けるんじゃなくて、認めればいいんだよって誰かが教えてくれたので、僕は自分の至らなさを芸術として昇華してみようと思いました。

無職を芸術に落とし込む

NEETの文字をグラフィックに入れています

鉢のど真ん中にNEETと書いてもらいました。

無職とは大人の不登校だと思っています。なぜなら不登校経験者の僕が感じているから。

僕は30代になって初めて無職になりました。社会から外れ、常識を外れる事は不安や恐怖が付きものです。そして、今まで生きてきた道筋に対して疑問が浮かぶ時期でもあり、強制的に自己否定に入る稀有な期間です。

そして、この無職時間はチャンスでもあると思っています。

今までの生き方を一回立ち止まり、新しい感覚で自分を立ち上がらせる為に、作戦を練る時間でもあります。

僕は、不登校であっても、無職であっても捉え方で面白くできると思っています。今回はその気持ちを作品として昇華したく、友達に想いのまま思想を伝えました。

今回の作品では、無職の土台から植物が育っていく事に、僕の生き方を描きました。この鉢の上で育つのは初めて主催をしたマルシェイベント「KAWAII」の時江原珈琲チリン君がくれた大切なハオルチアです。

世間から外れる事は、怖くて不安で、馬鹿にされてみっともないですが、僕はこの時間を大切に取っておきたいと思っています。そして、これを見てくれた人が、自分の足りない部分やみっともない部分を大切に思ってくれたら嬉しいと思っています。

きっとそれは、その人自身が大切に持っておいた方がいいから。

作品に携わってくれた仲間

瓦グラフィックアーティストJAPKEN

静岡県島田市に住む僕の友達JAPKENに作品の意図を伝えて、作ってもらいました。

彼は、限界集落になり始めている地元島田市伊太を’’若者が集まる面白い町にしたい’’と考える瓦グラフィックアーティスト。

先祖が瓦職人だったこともあり、瓦で何かできないか?という発想力と、自身のグラフィックスキルを活かし、和と洋の融合を実現しています。


吉田町アンテナショップ CHILLIN COFFEE 江原君

静岡県吉田町にある小山城下のカフェCHILLIN COFFEE 店長 江原君

アウトドアブランド【Snow Peak】の木造コンテナ内で営業している吉田町アンテナショップ兼コーヒー屋

素敵な雰囲気の中を覗けば地元吉田町の作家さんのアイテムが並び、ゆったりとした雰囲気が楽しめるコーヒーショップ。

イベントの運営や企画提案などのアイデア出しをし、多くのイベントを陰で支えている江原君。

彼自身も、吉田を盛り上げたくお店の前で軒先出店者を募り、様々な交流の場を作り出しています。

鉢に乗っているハオルチアは、吉田町の植物屋さんから仕入れた商品をプレゼントしてくれました。

ユーモアを持つ事が大事

上記の通り、不登校を経験し無職も経験した僕ですが、なんとなく楽しく生きる事をモットーに生きています。崖っぷちになったからこそ、話のネタも深みが増してきますよ笑

だけど、頭の中の常識や環境で非常識をを否定してしまう人がかなり多いです。だからこそ、作品として具現化し、ユーモアを持つ楽しみを知ってほしいです。

苦しい事は、諦めるよりも早く、面白く作品に昇華しましょう!


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