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[風刺]国民の権利が失われる申込み

銀河系のどこかの星の話

「国民の権利が失われる申込み」っていうのが、あるんだって?

そんなのあるわけねえだろ!
騙されるヤツがいたとしても、騙したヤツはすぐに捕まるだろ!

それが、なかなか巧妙らしいよ。
デジデジ庁とか、役所みたいな名を騙るんだって。

それくらいじゃ騙されないだろ?
だいたいエサがあるから、食いつく連中がいるんだ。

ああ、それはそうかも。申し込むと、
ポイントだかクーポンだか、そんな特典があるそうだし。

しかし、そんなもので国民の権利を差し出すとか、考えられねえな。
どうやれば そんなことになるんだ?

だから、申し込みをさせるんだって。

たとえば?

治験中の薬って、申し込めばタダじゃん。

ありゃあ、人体実験だからな。

でも、その薬使わないと危険だって云われれば、申し込みたくなるよね。

でも、それは特別だろ? 今回は なんだ?

よくわからないけど、そのカードを申し込むといろいろ便利なことがあるみたいよ。

それって、例のマイ何番カードのことか?

かな。

やっぱりヤバい部分があるのか?

一番のリスクは、情報漏洩なんだけどね。

それはまあ常識だな。しかし、まず起こらないことを心配してたら、時代に乗り遅れるという面もあるだろう?

それはそうなんだけど、情報が漏洩しても責任を取らないんだってさ。

はぁ?
そんなの許されんだろ。国がやるんだろ?

規約のところに、こう書いてあるんだって。

「デジデシ庁は、システム利用者又は第三者が被った損害について一切の責任を追わないものとします」


まさか……


申し込むと「国民」じゃなく「システム利用者」扱いになるというあたりに、法律のカラクリがあるみたい。自分で調べてみなよ。マ伊那ポータルの規約。
ともかく、とても自信があるようには思えないし、損害を「システム利用者」だけに負担させるというのが、異様におかしくない?

デジデシ庁の大尽って、確かワクワクで、全責任は自分が取る! と啖呵切ったんじゃなかったっけ?

うん、約束はした。守ったという話は聴かないけど。

あれから、一年半が過ぎて、今度はデジデジの担当か。
あの大尽、なんていう名前だっけ?

覚えてないよ。血圧の高そうな顔の人。
汚れ役専門になったのかな。

汚れ役っていうのは、イメージだからな。
悪評が立たなければ、実行力のある人というイメージかもしれんぞ。
で、何の話だっけ?

何だか どうでもよくなってきちゃった。

どーのコーノ云ったって、世の中、変わらないし


…………


上記はパロディ、正しい情報は下記をどうぞ

申込書と契約書の違い
「契約書」の内容を変更する場合は双方の了解が必要。
「申込書」は「規約書」に記載さえしておけば、利用者に損害を押し付け可能。また「規約」は一方的に変更できる。


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