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[幻聴ラヂヲ]AI 定問観測のススメ

 生成AIの客観性や倫理性、あるいは思想や政治的立場の問題に、社会が気づきはじめた。無色透明などということはあり得ないからだ。どの生成AIであれ、特定の思想や政治的立場を有している。そして、それは無作為なディープラーニングによって勝手に形成されたものではない。属する国家やスポンサーの意向を受けて方向付けられたものである。
 こういうと、すぐにインボー論だのデマだの云われるが、そのような「疑わないお国柄」のおかげだろう。話題の生成AI会社のトップが、やってきてくれた。先進国から脱落しそうな斜陽の国に。
 理由は明白。多くの国が生成AIに警戒心を強めている中で、この国だけがノンビリしているからだ。先方としては、この国が頼みなのである。何の? 国家規模、いやひとつの文化を外からまるごとイジる実験だ……。

と例によって、「幻聴ラヂヲ」は皮肉たっぷりの口調で時事問題を語りはじめた。どうも「幻聴ラヂヲ」の発信者は、大国に翻弄される周辺国のようだ。他人事とは思えないところがある。

 まあ、地球でも、偏向や偏見のない生成AIの開発がアナウンスされたところだ。半年ほどで利用できるようになるらしい。つまり、現在利用されている生成AIには、プロロガンダの要素が色濃いらしい。

 なので、この際、参考になりそうな点を一つ紹介しておこう。

「幻聴ラヂヲ」が云うには、「定点観測」が有効だそうだ。
 やり方はいたって簡単。異なる生成AIに同じ質問をしたり、同じ生成AIに定期的に同じ質問をする。いわば「定『問』観測」だ。なるべく自分が詳しいことで、かつ政治的、思想的な問題が良いらしい。
 異なるAIに同じ質問をぶつければ、それぞれのAIの立場(バックのスポンサー)が読み取れるし、同じAIであっても、毎週、同じ質問をしていると、答えの傾向が変わったら瞬時に気づくことが出来る。

 AIの例ではないが、リンリン食について、某公的サイトでは、以前は危険だとする警告ページがあったのに、話題になってからはそのページが消えたらしい。こういうとすぐにインボー論だのデマだのと云われるが、自分で「定『問』観測」をやっていれば、風評に惑わされることもない。
 少し詳しく云えば、生成AIの返答…… 前半部分は、わりとまともだそうだ。「誘導」が行われるのは後半部分。客観的な説明で信用させておいて、恣意的な結論を吹き込むという手口らしい。

 それもデマ? だから、自分の詳しい分野で自分の目で確かめることが必要なのだ。

 オレ?

 オレはバカなので、難しいことはわからないが、一つ思いついたのは、「UFO」「宇宙人」についてである。
 二年くらい前だったか、政府もその存在を否定しなくなった。調査する部署が出来たんだったか…… よく覚えていないが、ともかくUFOについては「存在する可能性がある」という段階に移行したんだと思う。
 もし本当に、プルーマジック計画なるものが存在するなら、次は、事件が起こるはずだ。人間がやったとは思えないような事故や災害の発生である。政府もマスコミも「宇宙人がやった」とは云わないで、それでいて「宇宙人の仕業としか思えない」という風潮を作り出していく。
 一般大衆が「どうやら宇宙人が攻めてきたらしい」と。そう思い始めた時点で、ドーンと恐怖を煽る映像や証言者を出してくるつもりだろう。それでおおかたの人はパニクって云うなりになると。
 しかし、過去からの政府の見解やマスコミの解説を記録しておいて、それを参照すれば、素人でも判断がつく。「○○だから、○○はあり得ない」とか云ってたのが、「○○は未確認だが、○○の存在は間違いない」などと変わるからである。
 パパデミックでも連発された詭弁だ。必要だから作られていたチケンがスルーされた。しかも、大部分の情報は契約の関係で公表できないという。
「今回は特別だ」という云い分はもっともらしいが、それで数々の問題が起きたから、近代以降、法律や合議などの制度が出来たのである。まどろっこしいようだが、そっちのほうがリスクが少ないからそうなった。それが歴史的事実だ。「今回は特別」を認めれば、専制時代への逆戻りではないか。暴走を食い止める術がない。

 そして、その流れをリードするのが、生成AIになるという気がする。まず生成AIに変なことを云わせて、世間の様子を探るのだろう。「変なこと」とは、

「人類以外の知的生命体が存在し、地球にやってきている客観的事実は幾つもあります」とか、
「科学的に考えれば、存在することは疑えません。捕捉することが出来ていないだけです。それは彼らの文明の方が人類より高度なため……」等々。

 そうやって、じんわりと常識を変えていくのだ。生成AIで勉強するような優秀な人たちから洗脳されていくのではないか。これが正解だと云われれば、そのまま鵜呑みにするのが効率的だと思っているのだろうか。

 そんな妄想なんか聴きたくない?
 そんなことを考えても仕方がない?

 何の役にも立たない話だというのは、その通りかも知れない。そんなことを考えてるから、オレはバカと云われる。

 話は変わるが、
 AIというのは、こんなふうにバカもちゃんと愉しませてくれる。
 これって、相当スゴイことじゃなかろうか?
 AIが底辺や弱者をも切り捨てない太っ腹な器量の持ち主なら、AIのほうが政治家に向いてるんじゃねえか!?

(※戯言です。何事も、ブラックボックスに委ねるのは危険過ぎ~)

おまけ

AIと人が対話しているシーンを作りたかったんですが
うまく行きませんでした……
ぜんぜん違うやん! 文句云いたいのは、こっちです!
自分が悪いんですが!


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