[暮らしっ句]春の雨[俳句鑑賞]
景色を朧(おぼろ)にし気持ち湿らせる春の雨
しかし、耳を澄ませば ところどころにコントラスト
今回は、そんな「対」を集めてみました
止みさうで止まぬ一日 春の雨 稲畑汀子
降りつのることなき春の雨 止みぬ 稲畑汀子
小雨続き、明日の予報も雨。しかし、そんな長雨も気がつけば止んでいたと。静かにそこに現れ、ここに居着くつもりかと思っていたら、いつのまにか立ち退いていた…… わたしが云うと居候のイメージになってしまいますが、今は今しかないわけで、そう思うと愛し……
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