曜とま / Yo-Toma

イラストレーター/漫画家。 MUBIで観た映画の感想を書く予定です。 HP→https…

曜とま / Yo-Toma

イラストレーター/漫画家。 MUBIで観た映画の感想を書く予定です。 HP→https://monogunr.pb.online/ Instagram→Instagram.com/funetoma 仕事・展示の依頼はyotoma277@gmail.comまで。

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「ずれ」zine つくりました!お店で販売中です。

完成したカラー漫画「ずれ」をzineにしました! フィーリング路地裏町中華のチラシ的zineです。 お暇なとき、いつでもどこでも、何度でも、ぱらぱらと楽しんでいただけたら幸いです。🤲 - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - 今のところお取り扱いいただいているお店は以下です。追加され次第、ここに載せてまいります。オンラインでも買える予定です。 タコシェさま(東京/中野) シカクさま(大阪/此花) (※お取り

「ずれ」zine つくりました!お店で販売中です。

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記事

    +12

    遠目のびるびる ※連載中

    遠目のびるびる ※連載中

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    日記(仮に2023.7.21-11.29)※連載中

    日記(仮に2023.7.21-11.29)※連載中

    +20

    窓と喧嘩(2022.10.30)

    窓と喧嘩(2022.10.30)

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    The Black Tower/John Smith、そこかしこに点在する黒い塔

    “ある土曜日、男は朝食を買いに出ようと街へ出たが、角の店は閉まっていた。仕方なくスーパーマーケットの裏通りを通った先で、男は見慣れた通りの屋根の上に黒い塔の一部がのぞいていることに気が付く。 なぜ今まで気がつかなかったのだろう? その後2週間、男はその塔のことは忘れていたが、車が故障し、脇道に車を停めて待っていたとき、ふと見ると、向こうの2つのビルの間に同じ塔が無表情に建っている。 やけに近い。 男は黒い塔のことを隣人に話す。 隣人はそんな塔は見たことがないと言う。 ある

    The Black Tower/John Smith、そこかしこに点在する黒い塔

    作者の頭の中を冒険してみよう!謎の散歩ゲーの世界

    steamやitch.ioといったゲーム配信サイトには有象無象のゲームが転がっている。 美麗なグラフィックのもの、重厚なホラー作品、初めて聞くルールの作品、古今東西様々なアートスタイルをごった煮にしたような作品。その中でも、作者が作った世界を歩くタイプのものは、作品の数だけ多彩で探しがいがある。今回は見つけてきた中から何個か紹介したいと思う。 3次元の広がりを獲得した手描き2次元の世界「Vasilis/Marginal Act」 目まぐるしく変わるアニメーションの風景が印

    作者の頭の中を冒険してみよう!謎の散歩ゲーの世界

    Nhà Cây/Minh Quý Trương、SF+あらゆる遠い故郷

    noteを始めるにあたって書いた所信表明(?)にも書いたけど、自分は全然英語ができない。高校英語まで習ったきりで、それ以降、何度単語を覚えても次の日には忘れる。なんなら単語帳をぱらぱらめくった5分後には忘れている。英語で映画を観たり、本を読んだりし始めて、やっと何個か覚えてきた。 そんな超初級語学レベルの私には、この映画はだいぶ難しい。今回は「Nhà Cây(英題 : The Tree House)/ Minh Quý Trương(2019)」について。 MUBIの作品

    Nhà Cây/Minh Quý Trương、SF+あらゆる遠い故郷

    ネットで見つけたすごい音楽③言葉と音楽の境目を揺らす

    言葉を聴いている時の脳と曲を聴いている時の脳、なにか働きが違ったりするのだろうか? 気分とか状況によって、言葉とメロディーのどちらにも解釈できることはよくある。呟きや朗読を越えて、もはや劇になっているものもあったりして、その境界は曖昧だ。 今回、そんな言葉(ほぼコント)×音楽の曲たちを見つけてきたので、何曲か紹介したい。 ちなみに「コント」とは、以下の意味で使用している。 - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -

    ネットで見つけたすごい音楽③言葉と音楽の境目を揺らす

    ネットで見つけたすごい音楽②急にいったいどうしたの?突然変異のアルバムたち

    oOoOOというアーティストを知っているだろうか。個人的には、何かの偶然で発掘した誰も知らない奇跡の作曲者のような気がしていたのだが(覚えてないけど、きっとoを適当に打ちまくったら偶然出てきたとかだろう)、調べてみると意外と日本語の検索結果が出てきて、普通に界隈でよく知られている人だった。というか確か当時、日本で大人気とまで書いてた記事もあり、ごくごく普通の平均的な奇跡の出会いだったということらしい。いや、こんな素敵な曲を作ってる人の名が知られているのならもちろん嬉しい。

    ネットで見つけたすごい音楽②急にいったいどうしたの?突然変異のアルバムたち

    ミニDIY音楽①回転数をあえて落として聴いてみる

    その曲を聴くためには、本とレコードを購入するほかに、もう一個別の作業が必要になってくる。つまり、45回転用に作られたレコードを33回転で再生する作業だ。これを行うことでやっとその曲が聴ける。 この太陽バンドの「かつて彼らが旅したように」という曲は、立花文穂責任編集の「球体」という雑誌の第8号を買うとついてくるレコードで聴くことができる。この号のテーマは”station to station”で、執筆陣何人かでポルトガルへ鉄道旅行に行ったところから生まれたそう。寄稿された作品

    ミニDIY音楽①回転数をあえて落として聴いてみる

    あらゆる場所の同じ「ような」風景について

    点在するショッピングモール、どこまでも続く道路とチェーン店、もしくは田んぼ、畑。もしくは海沿いに無限に?続いていく、煙をはくコンビナート…。 数年前に立ち読んだ、名前を忘れてしまったインディー漫画で、これらの風景は”灰色のもの”として扱われていた。”灰色のもの”というのは、いま勝手に名付けた。 どこまでも続く、主にコンクリート製の、同じような景色。魅力的でないもの、量産型のもの、の意で使っている。印象の良くないとされるもの。 個人的にはむしろ、この風景が好きだ。同じ「よう

    あらゆる場所の同じ「ような」風景について

    Dos Disparos/Martín Rejtman、自分に向けた銃声、その後は?

    今回は「Dos Disparos / Martín Rejtman(2014)」について。英題は「Two Shots Fired」。 映画が始まると突然映し出される、ダンスフロアで一心不乱に踊る少年。アップテンポの音楽と目の眩むようなライトに照らし出される彼の顔は、どこか晴れない。フロアを後にし、半開きになったドアの向こうに夜の明かりがのぞく。 かと思えば、次のカットで少年は昼間のバスに乗っている。いよいよ少年の顔は憂鬱がちで、こちらが普段の姿なのだろう。少年は家に帰り、な

    Dos Disparos/Martín Rejtman、自分に向けた銃声、その後は?

    Pude ver un Puma/Eduardo Williams、実写と空想の境目をいく

    手法として確立されているのか、予算がないこともあるのか、海外のインディー映画では、実写で・現実の街をそのまま使って・その切り取り方の工夫によって、非現実の世界を見せる、という作品をちょくちょく見る気がする。 今回は「Pude ver un puma/Eduardo Williams」(2011)について。英題は「Could See A Puma」。 冒頭、月を映しながら始まるナレーション。 カメラはそのまま街の屋上をぶらつく少年たちを追っていく。彼らは暇な時間を友達と潰して

    Pude ver un Puma/Eduardo Williams、実写と空想の境目をいく