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人は大脳のシナプス数によって個性が変わる

当たり前のことを言うようですが、まず大事なのは、人にはそれぞれ個性があるということです。

ですから、親を含む他者が自分の好きなように子供を歪めようと思っても、なかなか子供は反抗してうまくいきません。

よほど小さい頃は言うことを聞くと思いますが、ある程度大きくなると、人は個性を発揮するので、言うことをなかなか聞かなくなるのです。

人間の個性は、大体8歳~10歳ぐらいの頃に固定化されると考えられています

それくらいの年齢になってくると、個性はなかなか変わらずに、ほとんどの場合、頑固な人はずっと頑固ですし、大人しい人はずっと大人しいのです。

コミュニケーションがあまり好きではない人は、一人でコツコツやりますし、会話やリーダーシップを取ったりするのが好きな人は、そのような個性を発揮します。

それらの個性、好み、趣味などを無視して、親の好みの人に育てようと思っても、それはなかなか難しいという事を認識しておくべきです。

人間の大脳の脳細胞数は、生まれた時は約1000億ありますが、大人になると160億ぐらいに減ります。逆に大きさは400ccから1400ccぐらいになります。

脳細胞の数が8割以上減っているのに脳が大きくなる理由は、ひとつひとつの神経細胞が大きくなるからです。

神経細胞は、隣の神経細胞とコミュニケーションのネットワークを形成する(シナプスを形成する)ことによって大きくなります。

神経細胞のつながりをシナプスと言います。神経細胞は外から刺激が来ないと、つながることができません。

孤立して他の神経細胞とシナプスが形成できなかった神経細胞は、しばらく経つと死んでいくので、結果として大脳の神経細胞の数は少しずつ減っていくわけです。

生まれた時1000億個の大脳神経細胞

色々な刺激でシナプスが形成される

8ヶ月くらいでシナプスが最大

いらないシナプスを削っていく

8歳くらいまでに160億個ほどになる

その後はあまり減らなくなる

シナプスの数は統合失調症、自閉症、頭の回転に関与する?

8歳頃の時点で普通の人に比べてシナプスが少ない人は、どちらかというと統合失調症になりやすいと言われています。

また、8歳頃の時点でシナプスがあまり削れずに過剰にある人は、自閉症気味になりやすいと言われています。

当たり前の話ですが、自閉症の人は決して知能が低いわけではなく、言葉を話すことがなかなか難しいという状態です。

「話をする」という行為は、外から来た刺激が脳に入ってきて、脳で色々な情報処理をしてアウトプットをします。

その時にシナプスが過剰にあると、頭の中で情報処理ができずにアウトプットがうまくいかないのです。

別の例で、ものすごく頭の回転が速い人の場合は、ものすごく速く話をします。

相手が普通ぐらいのスピードで話をしていても、まどろっこしくなってきてしまい、返ってコミュニケーションがうまくいかないパターンもあります。

私は、「8歳頃までに人の個性は決まってしまうから悲観しろ」と伝えたいのではなく、むしろその逆です。

上記のパターン以外であっても、全て人の個性です。相手の個性をよく認識して、どのように教育をしたり、コミュニケーションをしていくのか?シンプルに言えば、人によって違うわけですし、違って当たり前ということなのです。

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