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7つ集めると願いが叶うボールじゃなくてゴールの話

少し前の記事で、"ゴールはとても重要"というお話をしました。

その時は「ゴールの数」に触れていませんでしたが、今回は、そちらについてお伝えをしようと思います。

コーチングセッションをしていて、よくある「考え方の相違」が2つあります。

①ゴールは1つで良いと思い込んでいる
②仕事の成功をゴールにしている

①についてはもしかすると、子供の頃から「ひとつの事をやり続けなさい」などと言われてきたり、学校で先生に「将来の夢は?」という質問をされた時に「1つだけ」答えていたり、会社でも「目標」と言われたら、「いくつも言うのはオカシイ」などのインプリンティングの賜物だと思います。

もちろん、ゴールは「好きなこと」「本当にやりたいこと」が大前提です。そして、ゴールはたくさんあったほうが色々な面で有利になるのです。

ただ、いきなり「たくさんのゴールを設定しよう」と思っても難しいかもしれませんので、例として「ゴールのカテゴリー」をご紹介しましょう。

・仕事  
・健康  
・趣味  
・生涯学習  
・家庭  
・ファイナンス  
・社会貢献

7つ以上でも構いません。いつでも復唱できるように覚えてしまいましょう。

前述した①と②に該当する、あるクライアントのエピソードをお伝えすると、彼は私と会う前まで「仕事の成功」ただ1つをゴールに設定していました。

ある日、彼の元に母親から電話がありました。

内容は、「姉が結婚をするので、結婚式に出てほしい」というものでした。

しかし、たまたま仕事中に電話に出た彼は、つい我を忘れてしまい、「今オレが何をやっているのかわかってるのか?この仕事のお陰でお前らは裕福に暮らせてるんだろ!」と怒鳴って母親の電話を切ってしまいました。

しばらくすると彼は、「家族に酷いことをしてしまった」と、強い罪悪感に苛まれて数日間仕事が全くできなくなってしまったと言っていました。

これが1つのゴールを優先し、仕事の成功をゴールに設定した結果です。

私はよく「仕事が上手くいくようになりたい」というような相談を受けると、「仕事のゴール」の設定ではなく、「家族のゴール」を設定するようにと伝えることがあります。

もちろん要因はそれだけではないのかもしれませんが、家族関係や人間関係、「コミュニケーション」が円滑な状態になると、仕事も良い状況になるというデータはたくさんあります。

なぜそうなるのかを言葉にすると「縁起」だったり、「エンタングルメント」というものになるのですが、シンプルに言うと「物事は色々と複雑に絡み合っている」ということです。

ですから、みなさんも7つ以上のゴールを集めて、それに対してどんどんと向かって行ってほしいと思っています。

1つのゴール達成の進捗がイマイチな時は、他のゴールを進めてみると、意外と簡単に道が開けることがあります。ぜひ試してみてください。

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