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天才脳を育む【パラレルトレーニング】

「ひとつのことに集中しなさい!」
ほとんどの人が、親や先生などからこのように言われて育ってきます。しかし、それは冗談話のようなものです。

なぜなら人は、歩きながら、食べながら、音楽を聴きながら、呼吸をしながら、恋人のことを考えながら、景色を見ながら、当たり前に生活をしているからです。

つまり、"人は慣れれば無意識でたくさんのことが同時にでき、基本的にはたくさんの行動を同時にしている"のです。 今この文章を読んでいるあなたも、少し考えてみれば「そう言えば…」と腑に落ちるはずです。

もちろん、"ひとつのことに集中すること"は悪いことではありません。

しかし、ひとつのことに集中するのが善で、多くを同時におこなうことが悪という考え方を押し付けるのは、良いことではありません。

今回ご紹介する脳トレは、同時進行を練習することで、脳の情報処理速度やIQ、グレインサイズを高めることができます。

脳のグレインサイズ
情報処理ユニットの大きさを表していて、これが向上すると、一度にいくつもの情報処理(並列処理)ができるようになります。

【パラレルリーディング】

最初は童話や昔話などの大きな字の本を2冊用意します。(なるべく知らない話が良い)

2冊の本を上下に置いて、同時に文章を視界に入れて読んでいきましょう。

慣れてくれば、難しい内容の本でも2冊の本の文章が同時に頭の中に入ってくるようになり、訓練次第で4冊、6冊と、同時読みが可能になっていきます。

さらに慣れてきたら、2行目、3行目を先読みしたり、次の文章をイメージすると、なお効果的です。

パラレルリーディングのポイント

・頭の中で音読をしない
頭の中での音読には利点もありますが、このトレーニングをする上では、頭の中の音が邪魔になる可能性があります。

・ページを止めておく
パラレルリーディングをする際、イライラしてしまうのが"ページをめくる動作"です。

私が最初にこのトレーニングをしていた頃は、紙の本を使っていて、大きなクリップや洗濯バサミで本を止めていました、しかし最近では、Kindle端末とiPad、スマホを使っておこなっています。

【パラレルリスニング】

パラレルリスニングは、最大で3つのオーディオブックを同時聴きするトレーニングです。

種類の違うオーディオブックを3つ(3端末)用意し、端末に対してイヤホンを2つ、ヘッドフォンを1つ用意します。

まず右耳にイヤホンの片側ひとつを付け、同じように左耳にイヤホンを付け、別々のオーディオブックを再生します。

2つのオーディオブックが同時に再生されていることが確認できたら、その上にヘッドホンを重ねて3つ目のオーディオブックを再生しましょう。

3つ同時に聴くことが難しい場合は、片耳ずつで2つ同時に聴くことから始めていけばやりやすいと思います。

【複合パラレルトレーニング】

複合パラレルトレーニングは、上記にあった2つのトレーニングを合体させておこないます。

最初は1冊の本を読みながら、1つのオーディオブックを聴くことから始めましょう。

慣れてきて、読んでいる本とオーディオブックの内容が同時に認識できたら、1冊の本を読みながら、片耳ずつ別々のオーディオブックを再生してみましょう。

このようにして、また慣れてきたら本やオーディオブックの数を増やしていきましょう。

さらにレベルアップをするのなら、オーディオブックの速度を1.5倍速、2倍速などにして再生する方法があります。もちろん、意識的に本を読む速度を上げても良いでしょう。

パラレルトレーニングのポイント

・眠くなってしまったら
どのトレーニングにも共通して言えることですが、トレーニング中に眠くなったら、"脳の処理能力に負荷がかかっている証拠"です。

そのまま眠ってしまってもかまいませんが、できるだけ眠くなるギリギリをキープすることで、より効果的に脳の処理速度やIQ、グレインサイズがアップしていきます。

難しくてすぐに眠ってしまう人も、繰り返しつづけていれば必ず効果があるトレーニングなので、ぜひ試してみて下さい。

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