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Agileとの出会いと青春

はじめに

シン・アジャイル Advent Calendar 2023 の23日目の記事です。

僕とアジャイルの出会いを、アジャイルに出会う少し前から語ります。

自己紹介

  • 職務

    • QA15年以上

    • 直近の3年くらいはQA兼スクラムマスター

    • 一時的にPOだった時期もり

  • 所属

    • 4回ほど転職

    • 1社目は独立系SIerで、以降はほぼベンチャー。

    • 現在はサイボウズ株式会社に所属

もし興味あれば、以下もどうぞ!

この記事で伝えること

自分語りの内容です。

  • アジャイルに出会うきっかけについて

アジャイルに出会うきっかけ

アジャイルな経歴をざっくり示してみます。

アジャイルな道のり

2015-2016年頃の話

パッケージベンダーのB社でメジャーバージョンアッププロジェクトの炎上します。

炎上と言っても各プロジェクトでそれぞれだと思いますが、何が起こったかというと以下のような感じです。

  • バグの大量生産

  • スケジュール遅延

ちなみに、B社でのメジャーバージョンアップの開発プロセスは以下。

開発イメージ

厳格なウォーターフォールではないですが、開発フェーズ・テストフェーズは分かれており、1年以上の長い期間を経てリリースするような流れです。

今思えば、これは炎上必然な気がします。(しかし当時は知識もなくマインドも異なるため、日々の開発プロセスを改善すべきだとは夢想だにしませんでした。茹でガエル的な感じですね、、、涙)

とはいえ当時も流石にこれは問題ということで、みんなで振り返りを行いました。

そこで挙がった問題点は以下の通りです。

  • テストフェーズで不具合が大量に検出されることによる手戻りコスト増大

  • 開発とQAが縦割りのため、情報共有が難しく情報格差が拡大

  • QAが要件の根本的な指摘をしづらい(指摘したとしても今更対応ムリ)

その結果、解決策として挙げられたのが「アジャイル」でした。
そして、これが僕が初めてアジャイルに出会った瞬間となります。

アジャイルを知った、その後

正直、アジャイルとは何なのか、どう行動すればいいのか知見がありませんでした。

そこで、まずはみんなで学習するため様々なことを行いました。

オフィスに置かれた関連本
  • アジャイル関連本を読む

  • 他社の開発現場を見学

  • Agile Japanなどのイベントに参加(のちに登壇)

  • イテレーション開発を導入(そして失敗)

  • CSM研修を受け、スクラムを導入する

当初出ていた課題は改善の方向に向かっていきましたし、メンバーそれぞれが意欲的に活動できていたように思います。

学び

うまくいった要因としては以下のようなことがあったかと思います。

  • 振り返りにより課題の共通認識が取れていた

  • 自分たちで考えたTryだからこそ、自分ごとにできた

  • 何より、実体験での痛みを感じたからこそ本気で取り組めた

その当時は、無我夢中でやっていて新しい経験ばかりで目まぐるしく展開していったように思います。

ここから言えることとしては、いくら理想を語ったとしてもそれが自分ごとになるためには、課題の認識や自分ごとにできるかが重要ということです。

いきなりチームに対してグッドプラクティスを提示して適応に失敗するのは、この辺りがおざなりになっているのが原因なことも多そうです。
(あえてグッドプラクティスという言葉を使っているのは、ベストプラクティスなんてものはない(?)という思いからです)

そして、他にもうまくいった(と思われる)大きな要因はあるのですが、本記事では割愛させていただきます。(別記事で投稿します!)

終わりに

今考えると、あの頃はまるで学生時代の青春かのようにも思えます。
そして、その経験は自分の糧であり、考える際の物差しにもなっています。

とはいえ、あの頃の青春に縛られすぎても、成長はないはずです。

軸となる物差しをアップデートし続けることが、卓越したSMにつながるのではと信じて活動を続けています。

以下にも投稿しているので、よろしければどうぞ!
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