『完璧主義』の人は病みやすく目標も達成しずらい。

僕はもともと「完璧主義」な人間だった。例を挙げると、僕は大学1年の時に3か月後の試験に向けて1日3時間勉強するというマイルールを設定した。僕はこの目標を決めてからというものどんな時でもこのルールを守った。ルールを守るために平気で恋人や友達との遊びを断ったり、サークルを休んだりしていた。たとえ2時間59分の勉強でも気持ち悪く、3時間という時間を超えないととりあえず気が済まなかった。そういう生活を続けていると次第に「1日3時間勉強」というルールがどんどん自分の生活を縛っていきそして常に勉強時間のことが脳裏によぎり全然リラックスできる時間がとれずメンタル状態も不安定になっていった。そうして勉強し始めて2か月くらいたったある日についにそのストレスが爆発して勉強時間が急に0になった。僕はその時、なんか、もうなんでもええわみたいななげやりな気持ちになりそこからテストまでの1か月間全く勉強をしなかった。その結果テストは当然できなくてこれなら1日30分の勉強を続けた方がまだましだったなとすら思った。完璧主義の人は決めたルールを1日でも失敗するとアウトという感覚があるので1日でも失敗するともう目標失敗なのでやる気が0になってしまう。要するに0か100かでしか考えられない。完璧主義の人は柔軟性が全くないのだ。人生はもっと柔軟でしなやかな心をもっていた方がうまくいくと思う。1日3時間勉強するという目標をたてたとしてそれを毎日するということを自分の義務にすると心に余裕がなくなる。別に友達と遊んで勉強時間が2時間になる日があってもいいじゃない。本当にめんどくさくて勉強しない日があってもいいじゃない。こういう心の持ち方の方が実は気持ちも楽で続きやすいのだ。完璧に目標を遂行しようとすると必ずどこかでストレスが爆発する。そうではなくてもっと柔軟に気楽に『いい加減に』目標と向き合った方がメリットが多い。大切なのは心のしなやかさなのだ。


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