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B'z Bro.の大学生がB'zのオリジナルアルバムをレビューする[#1 B'z]

お疲れ様です。Tomと申します。

今回は記念すべきB'zの1stオリジナルアルバム、その名もずばり「B'z」を紹介させていただきます!

上半身逆三角形B'z

・概要

スタジオ「SOUND JOKER」にて初対面を果たした松本孝弘(Gt. 作曲)と稲葉浩志(Vo. 作詞)は、1988年9月21日にシングル「だからその手を離して」とアルバム「B'z」を発売した。
初対面からデビューまで4か月という短い期間であったこともあり、B'zで唯一松本が作曲していない楽曲と稲葉が作詞していない楽曲が収録されている。

・第一印象

初期特有の打ち込みの目立つサウンドで、松本さんのギターがギターソロ以外ではあまり目立っていない。ロックユニットとしてのB'zを聴き慣れていた自分としては少し寂しい。しかし、後のB'zの楽曲の基礎となる「ロック」と「打ち込み」の融合に向けた試行錯誤のなかで必要なステップを踏んでいるように感じた。

フェードアウトで終わる曲が多いことについては、自分は特に気にならなかった。男女の関係について歌った楽曲の多いアルバムだけに、むしろ不確定な未来に進んでゆく二人を表現するのにフェードアウトは最適だったのではなかろうか。

稲葉さんの声については「若っ!」の一言。
ハスキーな声質にも関わらず、ハイトーンを綺麗に歌いこなせる
のはさすが稲葉さん。


・イチ押し楽曲

アルバムの中でも特に気に入った楽曲を紹介

#1 だからその手を離して


最先端から加速する。(空想の未来ならいらない。)

記念すべきB'z1枚目のシングル曲にしてアルバム1曲目
イントロやギターソロの松本さんのギターはまさにB'zの音そのもので感動した。やはりB'zのサウンドは松本さんによって支えられているのだと再認識できた。
歌詞についても、デビュー曲にも関わらず、王道のラブソングや失恋ソングではなく「相手につきまとわれていて、頼むから自分から離れてほしい」と歌うのはかなり個性的であるように思う。後年の楽曲でも稲葉さんの歌詞は女性に主導権があることが多い。そういった世界観というか、感性はデビュー曲であるこの曲からも感じられる。
(↓台風の接近した九十九里浜で撮影されたMVはこちら)



#6 孤独にDance in vain

6曲目に収録されている「孤独にDance in vain」
B'zの楽曲で唯一松本さん以外が作曲した楽曲である(作曲:大槻啓之)
しかし、ダンサブルかつサビがキャッチーでノリやすい楽曲だと感じた。
「RISKY」あたりに収録されていても違和感なさそうで、このアルバムの中では一番垢ぬけている印象を受けた。
サビの印象的な「Dance in vain all alone」というフレーズ、「all alone」の部分が「踊ろう」に聴こえるのは、偶然か稲葉さんが意図してのことか。



#8 君を今抱きたい

8曲目に収録されている「君を今抱きたい」
自分はこの曲がこのアルバムで一番ハマった!
ブルージーな曲だが、打ち込みが目立つ曲が多いなかでギターの音が比較的はっきり聞こえる。
加えてギターソロやアウトロで松本さんの「歌うギター」が炸裂している。
このアルバムで一番B'zらしさが出た楽曲だと思った。

断言する。この曲を今のB'zが演奏したら大化けする
今のうちに「君を今抱きたい」株を買っておこう。
(演奏されるとはいってない)



・まとめ

「ロック」と「打ち込み」の融合に向けた第一歩、試作品といった印象を受けた。正直自分はヘビロテすることはないと思う。

しかし、後年のB'zの楽曲に繋がる要素を見つけたり、今のB'zが演奏したらどうなるだろうと妄想しながら聴くのは非常に楽しかった。
B'zのいろんな楽曲を聴いた上で聴いたほうがこのアルバムは楽しめるように思う。

・最後に

ここまで読んでいただいて本当にありがとうございます。

次回以降は不定期の投稿にはなると思いますがお付き合いいただけると幸いです。

それでは、

せーの、おつかれ!

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