見出し画像

B'z Bro.の大学生がB'zのオリジナルアルバムをレビューする[#7 The 7th Blues]

お疲れ様です。Tomと申します。

今回はB'zの7枚目のオリジナルアルバム「The 7th Blues」を紹介させていただきます!

名盤であり問題作

・概要

1993年の前半は前作「RUN」のアルバムツアーと、B'z初の野外ライブ 「B'z LIVE-GYM Pleasure'93 "JAP THE RIPPER"」に費やし、その間に12ndシングル「愛のままにわがままに 僕は君だけを傷つけない」、13thシングル「裸足の女神」をリリースした。

ライブツアー終了後、B'zは今作の制作に取り掛かった。これまでのアルバムはライブツアーなど他のプロジェクトの合間を縫って制作されていたが、今作は初めてアルバム制作に専念することができた。こうしてアルバム制作が順調に進んだ結果、今作は2枚組、全20曲が収録されることとなった。

年が明けて1994年2月9日、先行シングル「Don’t Leave Me」をリリース。同時にアルバムツアー「B'z LIVE-GYM '94 "The 9th Blues"」が開始。ツアーの序盤はアルバムリリースより前であった。このツアーは<PART1>と<PART2>に分かれており、合計で9か月近くに及ぶB'z史上最長のツアーとなった。

同年3月2日、7thアルバム「The 7th Blues」をリリース。
タイトルは7枚目のオリジナルアルバムであることと、ブルースでよく使われる7thコードをかけたもの。また、今作には未収録だが、同年11月21日に15thシングル「MOTEL」をリリースしている。

1994年はB'zのメンバーやファンの間では「暗黒時代」と呼ばれる。
これには次のような理由がある。

  • 長期にわたる過酷なツアーによる疲労

  • ↑に伴うメディア露出の減少

  • 音楽性の変化やメンバーの長髪化などにより、B'zをアイドル的に見ていたファン層が離れた etc…

しかし、楽曲のクオリティが低いというわけでは決してなく、この時期の楽曲は根強い人気を獲得している。
メンバーも今作に好意的で、松本は「大きなターニングポイントとなった」、稲葉は「これからの基本姿勢ができた」と評価している。

・第一印象

暗くて渋くて泥臭い。だが、そこが良い。
前作「RUN」の流れを汲んだハードロックに加え、今作ではブルース、ジャズ、ソウルなどの要素も取り入れ洋楽的なアプローチを深めており、B'zの音楽性のルーツを伺い知ることができる。稲葉の歌詞も暗いテーマが多く、曲調と相まって泥臭い雰囲気に仕上がっている。

そして今作は洋楽からの引用、オマージュが随所に見られる。
賛否が分かれるところではあるが、私は好意的に捉えている。

総じて前作までのように万人受けする内容ではないが、この時期にしかない魅力もたくさんある。

・楽曲レビュー

DISC 1(青盤)

DISC1、通称”青盤”

#1 LOVE IS DEAD

ジャズ、ブラスロックテイストの楽曲。

イントロダクションとして外国人が電話で会話する音声が収録されている。

歌詞は失恋のショックで病んだ主人公を描いている。
アルバム1曲目にこんなテーマの曲を持ってくる時点でかなり尖っている。

迫力あるブラスセクションが曲全体でフィーチャーされていて、ジャズとハードロックが違和感なく1曲の中で同居している。

私が特に好きなのがサビで、

LOVE IS DEAD 消してよ 死んだ恋の呪文を この体から

同曲/B'z

”LOVE IS DEAD”というパワーワードに加え、絶妙な韻踏みが心地良い。この詩がサビのメロディーと完璧にハマっていて、一度聴いたら耳から離れないパンチラインになっている。

まさしくキラーチューンと呼ぶに相応しいナンバーで、「暗黒時代」を象徴する1曲。


#2 おでかけしましょ

前作「RUN」の作風に通じるノリの良いロックナンバー
この時期のB'zサウンドの十八番「ブラスセクション+ハードなギター+キャッチーなメロディー」がいかんなく発揮されている。

デマだぜ たちのわるい 最近はやってるのは
そんなの信じてるの また本屋とテレビで確かめてるの
いたれりつくせりの よくできた部屋で
アタマに脂肪がついてくる

同曲/B'z

SNS全盛の現代人にも刺さるこんな歌詞を1994年に書いているのはさすが稲葉と言うべきか、この時代から人間の性質が変わってないと見るべきか。
いずれにせよ、そんな人々への稲葉の提案は "おでかけしましょ”。
稲葉の歌詞はいつでも私たちを勇気づけ、駆り立ててくれる。


#3 未成年

R&Bやソウルを取り入れた楽曲。
大人の世界から拒絶され悶々とする未成年を歌っている。

落ち着いた曲調からは想像できないほど松本のギターがよく動いている。
速弾きのギターソロ、アウトロのカッティング、最後の最後で「GIMME YOUR LOVE -不屈のLOVE DRIVER-」のフレーズを採用するなど目まぐるしく展開していく。


#4 闇の雨

哀愁漂うバラード曲。
曲の一部はメジャーキーで、サウンド自体はタイトルから想像されるほど暗くない。

間奏とアウトロでは松本の間違いない泣きのギターソロが炸裂している。
この曲のアウトロもそうだが、サビのメロディーを活かしたギターソロは松本の代名詞と言えるだろう。

歌詞も興味深く、二人称として「きみ」「あなた」の2種類が登場する。これらが指す人物をどう捉えるかによって歌詞の解釈が変わり、捉え方は聴き手に委ねられているのだろう。


#5 MY SAD LOVE

ポップで明るい曲だが、歪んだギターの音色のおかげでアルバムの雰囲気にうまく溶け込んでいる。

元ネタはおそらくWhitesnakeの「Give Me All Your Love」

「Give Me…」の歌詞は男性を誘惑する女性目線であるのに対し、
「MY SAD LOVE」は元彼を未練のある女性に思いを寄せる男性目線である。
私の勝手な解釈だが、稲葉は意識してこの対応関係を作ったのだと思う。

曲そのものが魅力的であるのは言うまでもないが、元ネタを知ることで新たな発見があるということを知ってもらいたい。つまりディグることの楽しさである。


#6 Queen of Madrid

私の推し曲その1
アメリカ西部を思わせる乾いたサウンドが心地良いナンバー。

旅の疲れなら ここで癒しておいでよ
乾ききった大地のど真ん中で

同曲/B'z

サウンドから想起される情景と歌詞の描写が完璧にマッチしていて、解像度の高い独特の世界観を構築している。
まるで自分が歌詞の中の旅人になったかのような臨場感がある。


#7 ヒミツなふたり

「MY SAD LOVE」系統のポップソング。
倦怠期にある男女関係を”ヒミツ”を中心に描写し、「秘密は秘密のままでもいいんじゃない?」と歌っている。

歌詞は稲葉節が炸裂している。

なんだつまらないと舌打ちされちゃ しょうがない(相性がないね)

同曲/B'z

天井裏に アレをかくしとこうっと。今晩(アレだよ アレ)

同曲/B'z

他にも八代亜紀の代表曲「舟歌」への言及があったり、稲葉の
遊び心が散りばめられている。
歌い方も独特のフェイクを多用していて、総じて個性的なナンバーに仕上がっている。

主旋律をホーンセクションに任せ、松本はギターを弾き倒しているのもポイント(特にアウトロ)。


#8 Strings of My Soul

哀愁漂うギターインストゥルメンタル。
演奏時間が6分近くあり、B'z名義でここまで長編のインストが発表された例は(TV Styleを除いて)後にも先にも他に例がない。

松本の十八番である泣きのギターソロを堪能できる。


#9 赤い河

私の推し曲その2
長いストリングスのイントロを抜け、

FIND ME NOW 宇宙の果ての惑星で悩むボクを
笑えよ 途絶えることない命を震わせ 赤い河よ

同曲/B'z

このサビへ入る瞬間は何度聴いても鳥肌が立つ。
前曲がインストだったこともあり、アルバムを通して聴くと一層カタルシスを感じられる。

この曲の歌詞は情景描写と主人公の独白だけで構成されている。
にも関わらず、この曲の歌詞には励まされる。
人の悩みに対して「悠久の時に比べれば些末なこと」という寄り添い方をしてくれる曲を、私は他に知らない。

壮大で力強いメッセージ性を持った名曲だ。


#10 WILD ROAD

アメリカの荒野の雰囲気漂うロックンロール。
松本のギターと増田さんのハモンドオルガンの絡みが絶妙。
B'zの楽曲で唯一メンバー以外(高嶋りん(現・浦嶋りんこ))がリードボーカルをとるパートがある。

歌詞は荒野を走り続ける男の物語。
DISC1のエンディングということで、アルバムがまだまだ続いていくことを表しているように感じられる。



DISC 2 (赤盤)

DISC2、通称”赤盤”

#1 Don't Leave Me

本作の先行シングルでありながら、売れ線から外れたブルージーな楽曲。
この曲がミリオンセラーを達成するんだから当時のB'zの勢いは凄まじい。
先行シングルの選曲について、松本は
「今までの様なポップな曲も候補にはあったけど、そろそろ目先を変えたものが必要だと思うし、自分たちがいいと思った曲を敢えてシングルにした」と語っている。

この曲は”ブルース”というジャンルが持つアティチュードにB'zがどこまで近づけるかという挑戦だと思う。
12小節形式でブルーノートスケールを使って…といったブルースの様式美的な部分もそうだが、より本質的な「悲しみ・憂鬱といったブルーな感情の表現」に挑み、成功していると思う。

まず、歌詞の内容は「気ままに生きてきたせいで大切な人と別れることになり、それまでの人生を振り返り後悔する男」という救いのないもの。
加えて曲の構成の面でも

  • 1番のサビにはホーンセクションが無く2番以降のサビにはある。

  • ギターソロの直前と大サビの直前で稲葉のシャウトが入る。

など、後半に向けて盛り上がっていくような工夫がされていて、後悔の感情の高ぶりが表現されている。


余談:ライブでのアウトロのシャウトはヤバい(語彙力0)。
私はBIG MACHINEツアーのしゃがれた感じのドンリブが好き。


#2 Sweet Lil' Devil

ゴリゴリのハードロックナンバー。
まるでライブ音源かのような迫力あるサウンドが魅力。

間奏ではLed Zeppelinの「Heartbreaker」のギターソロを演奏している。

サウンド、歌詞共にシリアスでヘヴィーな印象を与えるが、同時にロック小僧が集まってジャムっているかのような無邪気さを感じられる。
楽しそうに演奏するバンドメンバーの姿が目に浮かぶ。


#3 THE BORDER

女性コーラスやワウの効いたギターなど、ソウルやファンク色が強い楽曲。
浮遊感のあるストリングスのアレンジからはサイケの要素も感じられる。

B'zとしては珍しく、3回あるサビで歌詞が全く変わらない。

クセの強い楽曲が並ぶ本作の中では非常に聴きやすく、オアシス的な楽曲だ。


#4 JAP THE RIPPER

私の推し曲その3。
攻撃的で過激なハードロック。
前述した「B'z LIVE-GYM Pleasure'93 "JAP THE RIPPER"」の表題曲であり、同ライブで未発表曲として披露されていた。

まず、タイトルからぶっ飛んでいる。
「JAP(日本人の蔑称)+Jack the Ripper(殺人鬼)」って何ですか。
これを初めての野外ライブのタイトルに据える勇気よ。

タイトルがこうなのだから歌詞も過激でエロい。

強引なオノレをさらして やりゃいい 明日がくるその前に
後悔をなすらないでよネ ダしゃいい タマがうずくなら

同曲/B'z

これを歌い上げる稲葉の歌唱は色気と野性味に溢れている。

加えて、ゴリゴリのリフ、速弾きのギターソロ、アーミングを多用したプレイなど、松本のかっこいいプレイがこれでもかと詰め込まれている。
合唱パートやベースソロパートがあったり、オルガンとの絡みも絶妙で、総じてスタジアムロックらしい迫力あるサウンドになっている。

曲のアレンジ・構成はDamn Yankees「Don't Tread On Me」の影響が見られる。


#5 SLAVE TO THE NIGHT

1stアルバム収録「ハートも濡れるナンバー ~Stay tonight~」のリメイク。
全英詞のR&Bサウンドに生まれ変わっている。

イントロでJimi Hendrix「Little Wing」を引用しており、松本のギタープレイや音作りもジミヘンを意識したものになっている。


#6 春

後にベスト盤に収録されるほどの人気を誇るマイナーバラード。
全編短調で仄暗くミステリアスな雰囲気が漂う。

A・Bメロではキーボード、間奏以降はホーンセクションとティンパニーの音色が目立っており、この曲の持つ独特の雰囲気を生み出している。
そして間奏、アウトロの哀愁漂うギターソロが楽曲をまとめ上げている。

歌詞は禁断の恋を男性目線で描いている。

逢うたびつぼみは焦(や)かれてく 哀しいほど熱をはらみ

同曲/B'z

「焦」という字に「や(く)」という読み方は無い。しかし、歌詞では「やく」という読み方をしており、稲葉のニュアンスや歌詞の聴こえ方へのこだわりを感じる部分だ。


#7 破れぬ夢をひきずって

シンセサイザーの音色にフィーチャーしたミドルテンポの楽曲。
アウトロは一転してスローなストリングスアレンジになっている。

歌詞について、私はストレートな応援歌だと感じた。

破れぬ夢をひきずって もがいて 身をよじれ
うしろに道はもうないから やめないで
でも今日明日じゃ 何も変わらない

同曲/B'z

↑は1番のサビである。最後の行で現実を突きつけてくる。
このようにこの曲の歌詞は残酷なほど現実を突き付けてくる。
しかし、大サビのラストは次のように締められる。

自分のせいにできるのなら 遅すぎる人(やつ)なんていない

同曲/B'z

夢のために行動を起こせるかは自分次第で、徒労に終わるかもしれない。
逆に言えばそういったリスクを飲み込んで行動ができるのなら夢を叶えるのに「もう遅い」ということは無い。

これから行動を起こそうという人にも、夢のために努力を続けている人にもこの曲は励みになると思う。


#8 LADY NAVIGATION

8thシングル「LADY NAVIGATION」のリメイク。
打ち込みを多用したダンスビートだった原曲から打って変わってアコースティックなブルースに生まれ変わった。

コーラスに後に松本のソロプロジェクト(Rock’n Roll Standard Club Band)に参加する生沢佑一が参加しており、稲葉のボーカルとの絡みが素晴らしい。


#9 もうかりまっか

本作の楽曲で最もブルースの形式に忠実な楽曲。
歌詞が全編関西弁かつ、サポートメンバーの名前が登場する。
もともとブルースというジャンルは労働歌から発展し、歌い手の日常を綴るものだったのでそういう面でも本作で一番ブルースしている楽曲といえるかもしれない。


#10 farewell song

巨大なアルバムを締めるのに相応しい王道バラード。
別れを惜しむというより、別れを新たな門出と捉えた前向きな歌詞だと私は受け取った。

ラスサビ後のコーダはもろthe Beatles の「Hey Jude」のオマージュ。
初めて聴いたときは正直笑ってしまった。

ラスサビの後そのまま曲を終わらせることも出来たはずなのにそれをしなかった。そこにこのアルバム全体に通底するアティチュードが表れていると思う。


・まとめ

B'zの洋楽へのリスペクトが全面に出たアルバム。
本作のこういった面について松本は
「こちらから啓蒙させようという意識があった」と述べている。
このアルバムがリリースされたのは1994年でB'zは6年目。
この6年という期間でB'zはTM NETWORK風のダンスビートからハードロックまで様々な音楽性を示してきた。
それを踏まえて、B'zの音楽性のルーツを示した重要な作品である。

そして、本作は"習作"の一面もあると感じた。
つまり、リスナーにB'zのルーツを示すと同時に、B'z自身も自分たちのルーツ、好きな音楽を確認しているということだ。
本作の楽曲からは軽音楽部の学生のようなひたむきさや無邪気さが垣間見える。

DISC1は比較的とっつきやすく、前作「RUN」の正統進化のような作風なので、まずはDISC1から聴くのがいいだろう。

DISC2はブルージーで洋楽からの引用も多く、難解であることは否めない。
しかし、よりB'zのルーツが色濃く表れているのはDISC2であり、B'zをより深く理解したいなら是非聴いてほしい。

そして、元ネタを知ることで新たな発見がある。
音楽の影響元を遡っていくことを「ディグる」というが、このアルバムはディグる楽しさを教えてくれる。


・おまけ

1994年リリースの作品群(シングル "Don't Leave Me" "MOTEL", アルバム"The 7th Blues")はB'zのディスコグラフィでも異彩を放っており、アルバムの内容だけのレビューではこの時代の魅力は語りつくせない。

よって、今回は例外的に1994年リリースで "The 7th Blues"未収録の3曲
「Mannequin Village」「MOTEL」「hole in my heart」も紹介する。


# Mannequin Village

私の推し曲その4。
14thシングル「Don't Leave Me」の2nd Beat。
ホーンセクション+ハードロックというこの時期のB'zの鉄板サウンドに加え、シタールを取り入れている。
「ZERO」と同じ構成をしており、”RUN”と”The 7th Blues”の良いとこどりをしたような楽曲に仕上がっている。

稲葉の歌詞としては珍しく直接的な表現や断定表現が多用されているのも特徴的。


#MOTEL

15thシングル表題曲。
哀愁がそのまま音楽になったような非常にブルージーな楽曲。

アコギのイントロから畳みかけるように言葉を紡ぐAメロへの入りが曲のフックになっていて、どんな物語が展開されるのか期待させてくれる。

歌詞は「人は1人では生きられないのに他人との関係には苦悩が伴う」という内容、さすが暗黒時代の楽曲である。
私が特に好きな表現が2番のサビの歌詞で、

ひとりじゃないから 忘れながら生きてる
根雪のよな思い出が夢に出て 
こらえきれずに塞がりかけた 傷をまた搔きむしる

同曲/B'z

「忘れながら生きてる」という詩の直後に、思い出によって苦しめられる描写をし、その思い出を積もり続ける「根雪」に喩えている。
雪は人の意思に関わらず否応なく降り積もり「根雪」になる。
思い出を「根雪」に例えることで、「傷」からは生きている限り逃れられないという絶望、諦観を見事に表現している。


# hole in my heart

キャッチーで疾走感のあるロックナンバー。
恋人同士でも譲れないエゴについて歌われている。

アップテンポに駆け抜けた後、アウトロの哀愁漂うアコギプレイが光る。


・最後に

ここまで読んでいただいて本当にありがとうございます。
今回は特に長かったですし。

次回以降は不定期の投稿にはなると思いますがお付き合いいただけると幸いです。

それでは、

せーの、おつかれ!

ここから先は

14字

¥ 178

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?