世界は優しい人で...
中学、高校時代に一番聴いていたアーティストはRADWIMPSだけど、大学生になった今一番聴いているのはMrs.GREEN APPLE。
この2つのアーティストが、なんで僕とってこんなに輝くのか。
中学、高校時代は僕にとってすごく不安定な時期で、あまり学校にも通えていなかった。思い返せば、自分の弱さからずっと目を背けていた。その弱さを隠すように、強くあろう優しくあろうと、僕は意識を自分自身ではなく他者に向けようと必死だった。(自分の弱さにもっと向き合えば人に優しくなれるのに。)
そんな当時の僕はきっとこんな風に誰かを愛してあげたかったんだと思う。
『I will die for you,and I will live for you
I will die for you,there is nothing more that
I could really say to you.(僕は君のために死んで、君のために生きよう。僕が君に本当に言えるのはそれくらいなんだ)
あなたが死ぬその まさに一日前に
僕の息を止めてください
これが一生のお願い
あなたが生きるその最後の日に僕は
ソラからこの世が何色に染まるか当てたいんだ 25コ目の染色体/RADWIMPS』
それが今では、この世界の嫌なことも美しいことも、小さなことも大きいことも見える、そんな大人と言われる年齢になってしまった。年齢を重ねても、やっぱり自分の心の脆さは相変わらずだ。でも、自分の弱さに目を向けながらも温かいものを探して生きていこうと思えるようになったのは一つの成長かもしれない。そんな僕に響くのがMrs.GREEN APPLEだった。作詞作曲を担当する大森元貴は、歌詞から見ればわかる通り本当に繊細な今にも壊れそうな心の持ち主で、それでもなお誰かに幸せを分け与えようとする、そんな温かい心の人だと思ってる。
『出来れば あそこが沈む時に
1隻の船を差し出そう
「ワタクシ」のこの身滅びようとも
あなたが助かればいいの
あそこに続く光
君を抱えて唱えるんだ
隠れないでいいよ
悩まなくていいよ
もう泣かなくていいよ
笑っていればいいの
優しさを感じてもらうために
無理に繕う僕だけど
冒頭の4行にもあるように
そんな人間になりたいの
未来に向かう途中心に留めて謳う
わがままでいいと
背負い込まなくていいと
泣きたくなってもいいの
全て君次第でいいの
辛くなってもいいの
そのまま歩けばいいの
そのまま歩けばいいの
光のうた/Mrs.GREEN APPLE』
実は、好きになっちゃいけない人を最近好きになってしまって。その人は、なんでこんなに優しいんだろうってぐらい優しくて、皆に幸せを与えてる姿に僕は惚れてしまった。僕は、その人の一番近くにいて見守ってあげたかったんだけど、そうはいかないみたい。
世界は優しい人でできている。
RADWIMPS、野田洋次郎の言葉。
3人いてケーキが2つしかないときに、私はいいよって譲ってくれる人がいないとこの世界は壊れてしまう。きっと彼女もそんな人なんだと思う。幸せでいてね。(読んでくれるかわからないけど)
僕は、今日も大好きな唄と一緒に生きていく。
~曲紹介~
愛し/RADWIMPS (サブスクにはない)
もっと自分を好きになれってくらい
人に優しい君へ
自分のために使う心 残ってるの?
僕はダメなの 僕の心
僕だけのために使うものなの
こんな僕をなぜ愛しく思えるの?
君のいつだって誰かのためにあった心は
いつでもどれだけ自分を愛せただろう
僕にいつだって優しくしすぎていた僕は
いつもどれだけ「誰かを」愛せただろう
私/Mrs.GREEN APPLE
これからもずっと
ここからの夕陽が綺麗であれば
これからもずっと
私は「私」を生きてゆける
花はまだ咲けずに、私もまた泣けずに
貴方へは届かずとも、人はまた恋をする
あの時、私は貴方の事が好きでした
凍える冬には温かいその目が救いでした
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