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パリ出張

先週、1泊でパリへ行ってきました。パリの中心地で日本食をテーマにした飲食事業の企画があり、その打合せです。今年の5月末頃にオープン予定なのですが、カフェやレストランで使用する食器は東京西海のコレクションからセレクトしてくれました。リテールディレクターのジャン・リュックさん(Merciという有名なセレクトショップのCo-founder)からは、ミーティングの度にワクワクしている気持ちが伝わってきます。

工事中の現場も案内してくれました。かつて、ホテルだった建物をリノベーションしていて、パリの建築で使われていた古い石も「Paris rockは古い建物でないとないんだ」と見せてくれました。場所は、パリの中心地で、安藤忠雄さんが建築をしている現代美術館「Bourse de commerce」のすぐ横で、「Super!」という言葉しか出てきませんでした。

Jean Lucさんと現場チェック
Paris rock
美術館外のRonan & Erwan BouroullecのMiller Flagも教えてもらい、感動!

現場を見て、ワクワク感を共有してもらう中で、東京西海の立ち上げからの10年で積み重ねてきたことが、一つ目に見える形になったように感じました。一つ一つのブランドを作るために、多くの人が関わっていることも、こういう時に改めて実感します。

現場チェック後、ジャン・リュックさんに「一人紹介したい人がいるんだ」と言うことで、タクシーで移動。

お会いしたのは、International Design Expedition(IDE)という団体の理事をされている、マチルダさんです。IDEは30代手前のデザイナーと世界各地のものづくりの産地を訪れ、その土地の食をしっかり学んだ後に、制作に入る、6週間の滞在プログラムを毎年行っているそうです。より感覚的なモノづくりになるよう、短期にしていると話していました。日本でプログラムを計画しているそうで、もしかしたら波佐見町が候補に入るかもしれません。

マチルダさんのスタジオ

マチルダさんに波佐見町は、公立高校にデザイン科をを作り、教育に力を入れていることも伝えました。今後、世界中の人と一緒に学ぶこと・仕事をすること、多様な価値観を共有する重要性はさらに加速すると思います。その時のために、波佐見町も種まき中です。(東京西海は2021年より、企業型のふるさと納税を波佐見町にしており、遠方から生徒を受け入れるため、デザイン科の寮を作る資金を納税目的としました。)

「人が大事、どの人と繋がるか、誰とやるか」マチルダさんから最後に言われた言葉です。大先輩方から、良い刺激を受けた出張となりました。

おまけ:
たまたま寄ったMerciでオランダ人デザイナーのPiet Hein Eekを見つけてしまいました。機会を逃してはなぬと、大ファンですと伝えて、写真を一緒に撮ってもらいました。何かに繋がればと思い、勢い余って名刺も渡してきました。ムービースターに会ったらこんなテンションなんでしょうね。オランダのEindhovenにある、彼のホテルは最高です。

PHE!

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