川口世文

〝パワードブック〟(=電源を入れて読むテキスト)専業作家。 『月光と猟犬のサーガⅠ・Ⅱ…

川口世文

〝パワードブック〟(=電源を入れて読むテキスト)専業作家。 『月光と猟犬のサーガⅠ・Ⅱ』シリーズ 『法律事務所×家事手伝い』シリーズ 『7つの異界リミックス』シリーズ 『ジェイムズ・ボンド映画の基礎知識 増補改訂新版』 などAmazon Kindle電子書籍で発売中!

マガジン

  • 世文見聞録/ビッグストーリーとキャラエイジングの時代

    川口世文と木暮林太郎が『男はつらいよ』シリーズ(各作品の前半部に特に注目)と『ルパン三世シリーズ』(パート6→パート1と緑ジャケットルパンを遡る)について毎週1作ずつ語ります。 【ビッグストーリーとキャラエイジングの時代】とは? 国内外を問わず、映画やドラマなどの映像フィクションを、20年以上製作が続いている「ビッグストーリー」と、30年以上同一演者が演じる「キャラエイジング」の2つの切り口で整理していきます。

  • 『ジェイムズ・ボンド映画の基礎知識 増補改訂新版』note版

    Amazon Kindle電子書籍『ジェイムズ・ボンド映画の基礎知識 増補改訂新版』から、最新の「増補パート」を毎週1作、シリーズ全25作、順に公開していきます。

  • 電子書籍『法律事務所×家事手伝い』シリーズ関連情報

    Amazon・Kindle電子書籍好評発売中! 弁護士事務所という「家事」を手伝う不動正義と、彼を取り巻く人々──彼らの奮闘やら失恋やらを描いたホーム(法務)&ハートフル・ストーリー『法律事務所×家事手伝い』シリーズの関連情報をまとめています。

  • 電子書籍『7つの異界』メイキングコメンタリーnote版

    【7つの異界とは?】〈演劇集団テアトロー〉主宰・木暮林太郎が、新作台本を書く前に、物理的・予算的に舞台ではできないことへのフラストレーションを吐き出すために、毎回必ず執筆していた奇抜な短編小説群──それらのなかから7編を厳選し、『7つの異界』としてまとめました。 巻末では「感想戦」と題して「舞台版」はどうなったのかなど木暮林太郎自身が作品にまつわる諸々を語ります。note版ではさらに「売り文句」「口説き文句」についてのコメンタリーを連載。

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『法律事務所×家事手伝い』シリーズの「関連年表」

 Amazon・Kindle電子書籍好評発売中! 弁護士事務所という「家事」を手伝う不動正義と彼を取り巻く人々。彼らの奮闘やら失恋やらを描いたホーム(法務)&ハートフル・ストーリー『法律事務所×家事手伝い』シリーズ。 各巻ごとの内容紹介・メイキング、また最新刊情報などを、作者と登場人物によるコメンタリー形式で配信しています。  この記事はその「関連年表」の一覧ページです。(「本編」は年代順ですが、「外伝」の各話は多少順番がややこしいので、こちらの一覧をご参考にしてください)

    • 緑の『ルパン三世』拾遺集『LUPIN ZERO』(後編)/世文見聞録133

      川口世文と木暮林太郎が、彼らの大好物の「ビッグストーリー」である”緑ジャケット”の『ルパン三世』について語り残していた話を取り上げます。 ○第4話「ウイスキー・パイプを狙え」川口世文:後半戦に入って、いよいよルパンと次元の相棒関係が固まる。冒頭の花火工場の爆破で壊れた次元のライターと二人の関係の修復がうまくリンクしている。 木暮林太郎:古典的な手法だけど悪くない。前回の話を踏まえてしのぶの監視が強化され、ルパンの心理的な“内圧”が高まってきたのもうまい。 川口:今回はシ

      • 緑の『ルパン三世』拾遺集『LUPIN ZERO』(前編)/世文見聞録132

        川口世文と木暮林太郎が、彼らの大好物の「ビッグストーリー」である”緑ジャケット”の『ルパン三世』について語り残していた話を取り上げます。 ○第1話「少年ルパン、狼に出会う」川口世文:以前『古畑中学生』という古畑任三郎の過去を描いたドラマがあったけど、それと似たような趣向だな。まだ三世を名乗っていないから、テーマ曲でも「ルパン・ザ・サード」とは歌っていない。 木暮林太郎:なるほど……それにしても中学生がタバコやクルマというだけで十分に不謹慎なのに、さすがに次元の拳銃には驚い

        • 緑の『ルパン三世』拾遺集『風魔一族の陰謀』/世文見聞録131

          川口世文と木暮林太郎が、彼らの大好物の「ビッグストーリー」である”緑ジャケット”の『ルパン三世』について語り残していた話を取り上げます。 ○緑の『ルパン三世』拾遺集川口世文:今更ながら緑ジャケットの「ルパン三世」で語り残した話を取り上げていこうと思う。 木暮林太郎:待ってました!──『カリオストロの城』のことだよな? それについてなら“一家言”あるぞ。 川口:残念ながらあの作品は別格だし、宮崎駿のフィルモグラフィーで語るべき作品だから、あえて除外する。 木暮:そうなの

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        『法律事務所×家事手伝い』シリーズの「関連年表」

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        • 世文見聞録/ビッグストーリーとキャラエイジングの時代
          140本
        • 『ジェイムズ・ボンド映画の基礎知識 増補改訂新版』note版
          24本
        • 電子書籍『法律事務所×家事手伝い』シリーズ関連情報
          4本
        • 電子書籍『7つの異界』メイキングコメンタリーnote版
          9本

        記事

          『相棒』シーズン22の総括/世文見聞録130

          シーズン22完結! 下手な予想も数撃ちゃ当たる──川口世文と木暮林太郎が、彼らの大好物の「ビッグストーリー」であるドラマ『相棒』シリーズの今期を総括します。 ○『相棒22』の総括(ネタバレ注意!)木暮林太郎:「元日スペシャル」のノーカット再放送も無事に終わって、いよいよシーズン22も完結したな。 川口世文:あらためて観て思ったんだけど、今シーズンは予定していた段取りがかなり狂ったんじゃないかな? 木暮:甲斐亨を再登場させられなかったってこと? 川口:おそらくそれに端を

          『相棒』シーズン22の総括/世文見聞録130

          『相棒』シーズン22-20「トレードオフ~AI右京の完全推理」/世文見聞録129

          シーズン22も最終回。下手な予想も数撃ちゃ当たる──川口世文と木暮林太郎が、彼らの大好物の「ビッグストーリー」であるドラマ『相棒』シリーズについて語ります。 ○『相棒22』第20話(ネタバレ注意!)川口世文:今回のサブタイトルはギリギリまで「~AI右京の完全推理」の部分が発表されていなかった。 木暮林太郎:制作側の“迷い”が感じられたね。結局“AI右京”が推理したわけでもなかったし──。 川口:仮に水谷豊が亡くなっていて、最終話全体が生成系AIで作られていましたというな

          『相棒』シーズン22-20「トレードオフ~AI右京の完全推理」/世文見聞録129

          『相棒』シーズン22-19「トレードオフ」/世文見聞録128

          シーズン22も最終話。下手な予想も数撃ちゃ当たる──川口世文と木暮林太郎が、彼らの大好物の「ビッグストーリー」であるドラマ『相棒』シリーズについて語ります。 ○『相棒22』第19話(ネタバレ注意!)川口世文:最終回の翌週にテラサで長尺のエピソードを1本配信するらしい──これにはちょっとビックリだ。 木暮林太郎:今シーズンも全21話のはずという予想もあながち外れではなかったってことがいいたいわけね? 川口:それはともかく、右京さんはすでに冠城亘時代に“官房長官”を一人倒し

          『相棒』シーズン22-19「トレードオフ」/世文見聞録128

          『相棒』シーズン22-18「インビジブル~爆弾テロ!最後のゲーム」/世文見聞録127

          シーズン22も最終盤。下手な予想も数撃ちゃ当たる──川口世文と木暮林太郎が、彼らの大好物の「ビッグストーリー」であるドラマ『相棒』シリーズについて語ります。 ○『相棒22』第18話(ネタバレ注意!)川口世文:今シーズンは全20話みたいだな。来週からもう「最終回スペシャル」の前後篇がはじまっちゃう。“春分の日”の20日はバラエティのSP番組か……。 木暮林太郎:その予想は外していい。それより先週おまえがいった“チェスシリーズ”の集大成はどうだった? 川口:結論からいうと「

          『相棒』シーズン22-18「インビジブル~爆弾テロ!最後のゲーム」/世文見聞録127

          『相棒』シーズン22-17「インビジブル」/世文見聞録126

          シーズン22も最終盤。下手な予想も数撃ちゃ当たる──川口世文と木暮林太郎が、彼らの大好物の「ビッグストーリー」であるドラマ『相棒』シリーズについて語ります。 ○『相棒22』第16話(ネタバレ注意!)木暮林太郎:2週に渡る話になるとは思わなかったよ。 川口世文:冒頭にクレジットが出たら前後編が確定だからね。ラストの2回も前後編になる可能性が高いし、元日スペシャルの再放送が3月27日だから、今シーズンも全21回になるんじゃないか? 木暮:今回の話はどうなの? やっぱり元日ス

          『相棒』シーズン22-17「インビジブル」/世文見聞録126

          『相棒』シーズン22-16「子ほめ」/世文見聞録125

          シーズン22も後半戦。下手な予想も数撃ちゃ当たる──川口世文と木暮林太郎が、彼らの大好物の「ビッグストーリー」であるドラマ『相棒』シリーズについて語ります。 ○『相棒22』第16話(ネタバレ注意!)川口世文:今シーズンは再放送で“予習”させるパターンが多いな……今回は1話だけですんでよかったけど。 木暮林太郎:21シーズンぶりの“続編”とはすごい。それと小宮孝泰の落語が相変わらずうまい! 川口:シーズン1のどのエピソードでもいいからつづきを書いてくれってアイディアを募集

          『相棒』シーズン22-16「子ほめ」/世文見聞録125

          『相棒』シーズン22-15「マッターホルンの殺人」/世文見聞録124

          シーズン22も後半戦。下手な予想も数撃ちゃ当たる──川口世文と木暮林太郎が、彼らの大好物の「ビッグストーリー」であるドラマ『相棒』シリーズについて語ります。 ○『相棒22』第15話(ネタバレ注意!)川口世文:「元日スペシャル」の再放送が3月27日に決まった。つまり今シーズンの最終回のあとになる……ということは最終回は甲斐亨関連の話にはならないな。 木暮林太郎:確かに話が関連していたら、意地でも最終回前に再放送しそうだもんな……それはともかく、今回のサブタイトルはものすごい

          『相棒』シーズン22-15「マッターホルンの殺人」/世文見聞録124

          『相棒』シーズン22-14「亀裂」/世文見聞録123

          シーズン22も後半戦。下手な予想も数撃ちゃ当たる──川口世文と木暮林太郎が、彼らの大好物の「ビッグストーリー」であるドラマ『相棒』シリーズについて語ります。 ○『相棒22』第14話(ネタバレ注意!)川口世文:シーズン後半になると、右京さんの私生活を覗き見させながら展開するエピソードがよく出てくる。 木暮林太郎:“チェス喫茶”なんていうのがあるのか? すぐにチェスの話からは離れちゃうけど、結局最後まで右京さんと道明寺の“対局”はつづいていたわけだ。 川口:それにしても前回

          『相棒』シーズン22-14「亀裂」/世文見聞録123

          『相棒』シーズン22-13「恋文」/世文見聞録122

          シーズン22も後半戦。下手な予想も数撃ちゃ当たる──川口世文と木暮林太郎が、彼らの大好物の「ビッグストーリー」であるドラマ『相棒』シリーズについて語ります。 ○『相棒22』第13話(ネタバレ注意!)川口世文:特命係って報告書は一切書かないのかな? 木暮林太郎:どうして急にそんなことが気になった? 川口:亀山のワープロの打ち方があまり下手で、しかも遅かったから。あれじゃあ書類仕事は無理だよな? 木暮:右京さんもそういっていたからな。“手書き派”だったんじゃない? 今回は

          『相棒』シーズン22-13「恋文」/世文見聞録122

          『相棒』シーズン22-12「惡の種」/世文見聞録121

          シーズン22も後半戦。下手な予想も数撃ちゃ当たる──川口世文と木暮林太郎が、彼らの大好物の「ビッグストーリー」であるドラマ『相棒』シリーズについて語ります。 ○『相棒22』第12話(ネタバレ注意!)川口世文:このシリーズの凄さがあらためてわかった。 木暮林太郎:マーロウ矢木につづいて、南井十というゲストキャラを復活させたことだろ? 川口:右京が甲斐亨を失って、失意のままロンドンに渡ってスコットランドヤードで再会したのが南井。いわば番外編“相棒”だった男──彼が冠城亘の時

          『相棒』シーズン22-12「惡の種」/世文見聞録121

          『相棒』シーズン22-11「その頬に触れるな」/世文見聞録120

          シーズン22も後半戦。下手な予想も数撃ちゃ当たる──川口世文と木暮林太郎が、彼らの大好物の「ビッグストーリー」であるドラマ『相棒』シリーズについて語ります。 ○『相棒22』第11話(ネタバレ注意!)木暮林太郎:「TX神経ガス」に「ほっぺ丸」、ギャップのある組み合わせで、かなり“つかみ”はよかった。 川口世文:サブタイトルも悪くない。予告で亀山がガスを浴びていて、これはかなりヤバいって感じだったし、『レベル4~薫最後の事件』を思い起こさせた。 木暮:薫ちゃんが“引退”する

          『相棒』シーズン22-11「その頬に触れるな」/世文見聞録120

          『相棒』シーズン22-10「サイレント・タトゥ」/世文見聞録119

          シーズン22も後半戦。下手な予想も数撃ちゃ当たる──川口世文と木暮林太郎が、彼らの大好物の「ビッグストーリー」であるドラマ『相棒』シリーズについて語ります。 ○『相棒22』第10話(ネタバレ注意!)木暮林太郎:新年早々、こんなにも落ち着かない状況で観ることになるとは思わなかったよ。 川口世文:「東日本大震災」のときは2日前に無事シーズン9を終えた『相棒』も、今回の「能登半島地震」は直撃を受けた。ぎりぎりまで放送されるかどうかわからなかったからね。 木暮:あのタイミングで

          『相棒』シーズン22-10「サイレント・タトゥ」/世文見聞録119