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記事一覧

美と醜の狂宴「伊藤潤二展 誘惑」

4月27日から世田谷文学館で「伊藤潤二展 誘惑」が始まったので行ってきました。 今回の展示は…

傘籤
2週間前
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【レビュー・批評#7】世界と溶け合う建築 -フランク・ロイド・ライト展について

先日、新橋のパナソニック汐留美術館で開催されている『フランク・ロイド・ライト 世界を結ぶ…

江口寿史展「ノット・コンプリーテッド」

東京都世田谷区にある世田谷文学館にて、江口寿史展「ノット・コンプリーテッド」を見てきまし…

江藤 タマミ
4か月前
61

「もうひとつの19世紀 ブーグロー、ミレイとアカデミーの画家たち」展 in 国立西…

昨年、「モネ展」を見に行った時は、早めに出かけたし、1人だったので、もう1つ展覧会によっ…

みだれ髪
4か月前
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2023年に行った美術展8選

こんにちは!気ままなアート巡りが趣味のかおりです。 2023年ももうすぐ終わり。 今年プライ…

「真空のゆらぎ」は、心を落ち着かせてくれるものだった

先日のイブ・サンローラン展に加えて、 もう一つご紹介。 国立新美術館2階では 大巻伸嗣氏の「…

ちびこ
6か月前
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AMBIENT KYOTO 2023(アンビエント・キョウト2023) 【おすすめ展覧会紹介】

訪問した展覧会の中から、オススメしたい展覧会について、見所をコンパクトにご紹介します。今回ご紹介するのはこちら。 AMBIENT KYOTO 2023(アンビエント・キョウト2023)会場:京都中央信用金庫 旧厚生センター、京都新聞ビル地下1階 会期:2023年10月6日(金)- 12月24日(日) 展覧会URL:https://ambientkyoto.com/ ▍会場に入る前に 気になるアレコレまとめ撮影可否:動画・静止画ともに可能(シャッター音はNG。シャッター音の

やまと絵展感想(東京国立博物館)

展示物の国宝や重要文化財率に関していえば、今年最も凄いものでした。以下に書くことはこのブ…

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アカデミックな絵画と 2023年

国立西洋美術館の常設展の中に、普段は版画や素描を展示している 少し暗い小部屋があります。…

Le yusée
6か月前
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長沢芦雪展感想(中之島美術館)

大阪・中之島美術館で開催中の展覧会で、九州国立博物館にも巡回するものです。大阪では初の回…

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コレクションの意義と公共性——世田谷美術館『土方久功と柚木沙弥郎』レポート

9月9日(土)より11月5日(日)まで、世田谷美術館(東京都世田谷区)で企画展『土方久功と柚…

【彫り描く人】メイキング オブ ムナカタ 生誕120年棟方志功展 東京国立近代美術館

終始勢いよく楽しめる展示だった。 躍動感。 という言葉がこれほど当てはまるとは。 作品も、…

薪
7か月前
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超絶技巧系展覧会で鑑賞がはかどる5つの視点とは?【鑑賞力向上のヒント⑤】

ここ10年ほど、絵画や工芸の展覧会を中心として「超絶技巧系」という新たなジャンルが盛り上が…

かるび
7か月前
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キュビスムの全体像をつかめるぞ!ピカソ&ブラック発、ダイバーシティに満ちたキュビスムの物語が国立西洋美術館にて展開

キュビスムと言えば?ピカソ! ピカソと言えば?キュビスム! このように、お互いがお互いの代名詞になるほどこの2者は切っても切り離せない関係にあります。ということで、2023年10月3日から国立西洋美術館で始まった50年ぶりの大型「キュビズム展―美の革命」の見どころの一つは、ピカソによるキュビスム作品12点です。中でも、パリポンピドゥーセンターから来日した「輪を持つ少女」は、マル・サンカク・シカクを巧みに組み合わせたカラフルなキュビスム少女が浮かび上がってきて、イチオシです