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アートな読み物

いろいろとアートのまつわる読み物を不定期で投稿していきます!
ヴェルデさん、かるびさんなど美術ライターも参加していただきました。それぞれの切り口のいろいろな読み… もっと詳しく
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記事一覧

肖像画と女心~私の自慢(後編)③アニエス・ソレルの場合~乳房

王たちの結婚は、政略結婚がほとんどで、しかもカトリックの教義では、離婚も側室を持つことも…

肖像画と女心~私の自慢(中編)②スペイン王妃マリア・ルイサの場合~「腕」

②スペイン王妃マリア・ルイサの場合 「最高の名君」の次は、「最悪の王妃」をご紹介しよう。…

肖像画と女心~私の自慢(前編)①エリザベス1世の場合~「手」

たとえ自分が死んだ後も、肖像画や写真は残り続ける。 だからこそ、肖像画を描かせる時、お気…

エミール・ガレ〜彼の作風が日本人に受け入れられる理由とは

現在、渋谷松濤美術館で2024年6月9日までエミール・ガレの回顧展が開催されています。ガレの展…

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ブランクーシ『空間の鳥』〜単純化されすぎて、税関で芸術品と認められず

コンスタンティン・ブランクーシ(1876年-1957年)は、ルーマニア出身の革新的な彫刻家。対象…

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マティス『ロザリオ礼拝堂』〜一人の女性との絆が築き上げた彼の集大成

ヴァンスにあるロザリオ礼拝堂は、シンプルで控えめな外観を持っています。屋根は白と青のタイ…

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上村松園『花がたみ』〜表情づくりの参考になぜ能面が使われたのか

上村松園は、明治、大正、昭和時代に活躍した日本の画家で、特に美人画で知られています。彼女の作品は、独特の気品と洗練された美しさを持ち、女性の内面的な美しさと優雅さを表現しています。1948年にはその功績が認められ、女性として初めて文化勲章を受章しました。現在、彼女の息子である上村松篁、孫にあたる上村淳之ともに3代展が日本橋高島屋で開催されています。今回は、その展示からの1枚『花がたみ』という作品の成り立ちについて紹介します。 『花がたみ』は、彼女の伝統的な美人画スタイルから

ドガ『エトワール』〜ドガがトップダンサーと一緒に描いた深い物語性

エドガー・ドガは、バレエをテーマにした作品が多く、特にバレエの練習風景や楽屋、舞台袖など…

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ハンマースホイ『背を向けた若い女性のいる室内』〜なぜ女性は向こう側を向いているの…

女性が大皿を持ち、向こうを向いている姿が描かれており、落ち着いたグレーブルーの色調、丁寧…

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松本華羊《殉教(伴天連お春)》〜手枷をされたまま桜を眺める女性は誰?

今日の1枚は、松本華羊の代表的な作品「殉教(伴天連お春)」。これまで、この絵は日本人とイ…

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ジョン・ウィリアム・ウォーターハウス『ヒュラスとニンフたち』〜絵の撤去後に残され…

『ヒュラスとニンフたち』は、1896年の作品。この作品は、オウィディウスやその他の古代の作家…

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もっと早く出会いたかった

「もっと早くこの画家(作品)に出会いたかったな」 先日、SOMPO美術館での『北欧の神秘』展の内…

イワン・クラムスコイ『忘れえぬ女』描かれた女性はいったい誰なのでしょうか。

『忘れえぬ女』は、イワン・クラムスコイによって描かれた、ロシアの絵画です。絵に描かれた女…

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カルロ・ドルチ『悲しみの聖母』〜30センチに数週間をかけることもあった遅筆の宗教画家

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