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初めてちゃんと観たR-1グランプリ感想

アイキャッチ画像はお抹茶にしてみました。かりんとうの車、まさに白昼夢のようなネタでしたね。面白かったです。

エムワンは毎年すべてのネタ観ているのですが、実はアールワンをちゃんと観たのは今回が初めてでした。ということで、個人的に特に面白かった人達について感想を書いていこうと思います。

※この記事はネタバレを含みます

トンツカタンお抹茶

今回の出場者のなかで最も肩入れしていたのがトンツカタンお抹茶でした。というのも、人力舎所属のトリオであるトンツカタンは私が中学生のときからずっと一番好きな芸人だからです。一番売れてほしい人間たちは誰かと聞かれたらトンツカタンと答えるでしょう。

そんなトンツカタンのボケ担当であるお抹茶は元々「菅原」という本名で活動していましたが数年前に「お抹茶」に改名し、それくらいの時期からピンネタにも力を入れ始めていました。
なので決勝の舞台に立っているだけで感慨深かったです。

結果は最下位となってしまいましたが、独自の世界観が爆発していてインパクトは絶大だったと思います。とにかくもう、お抹茶に関してはとにかく、良かった、それだけです。

サツマカワRPG

今回の決勝で一番笑ったのはサツマカワRPGでした、というかネタの感じがただただ好きなだけなんですけどね。SASUKEとかハガキ職人のところのエッジの効き方が完全に笑いのツボなんですねわたくしの。
ちょっとウエストランド味あるよね。

結局真空ジェシカとか令和ロマンとか粗品とか、学生芸人のグルーヴが大好物なだけなんですわということが今回サツマカワRPGをみて分かりやしたわ。

やっぱり「誇張」って面白いんですね。なんででしょうか。ハガキ職人が全員面白くないわけないし、なんならサツマカワさんも自身の正統派でない芸風と照らしてかなり自虐的な意味でこのくだりを入れてると思うんですよ。知らんけど。
そして結婚発表、おめでたいです。

どくさいスイッチ企画

アマチュアで決勝に出るということで少し前から話題になっていました。決勝の何日か前に1本だけYouTubeでネタを拝見したのですが、まぁアマチュアではないですよね、もはや。円熟しているというか。

めざましじゃんけんをやっている様子がやけにリアルで面白いんですよね。
これはピン芸人の全員に言えることだと思うんですが、特に一人コントをやる人は「マイム」が異常に上手い、と。トンツカタン森本が分析していたのを聞いたことがあります。確かに、状況がすんなり入ってくるということは相当マイムで情報をキャッチしているということ。
時間がコマ送りに進んでいくというトリッキーな設定で、漫画を読んでいるような気持ちになりました。

街裏ぴんく

自分が審査員をやってたとしても街裏ぴんくに票入れてたと思います。やっぱり優勝するのってその日台風の目になった人だと思うんですよ。
令和ロマンが周りのネタに合わせて自分たちのネタを柔軟に変えてたのって場の空気感を一発で変えたり会場を自分たちのペースに持ち込むためだったはずです。真空ジェシカも一時期ラジオで頻繁に言ってましたが、優勝するのはつまり「主人公感」がある人です。

今回のアールワンではまず漫談というスタイルがひとりだけ、そして奇抜な装いに奇想天外な世界観というカオス。

絶対噓じゃん、とお客さんがツッコみながら観ることで一体感が出ているように感じたし、「ネタが面白い」というより「この人、面白い」と審査員、観客に思わせたことが優勝の要因だと思いました。

はじめてちゃんとR-1観たけどめちゃおもしろかったー。

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