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世帯年収1200万円の暮らしぶり

よくYahooニュースで出てくるキャリコネニュースの「年収○○万円会社員のリアル」をついつい見てしまいます。
https://news.careerconnection.jp/?p=105071

学生の頃は年収1000万円や2000万円の人の暮らしぶりは、さぞリッチなものだろうと想像していましたが、実際にそういう方々と接してみると、「俺は金持ちだ!」というマインドは特にないのが実態です。年収1000万円超のステージに近づいてみると、その程度で金持ち面をしている方がイタい気がします。ただ、ある程度生活に余裕があるためか、面倒見がよく羽振りが良い方が結果的に上の地位に立っているのだと思います。
「隣の芝は青く見える」のは私たちも同じですが、良くも悪くも何かの参考になればと思い、30代前半で世帯年収1200万円の暮らしぶりを少しご紹介します。

私たちのスペック

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私も妻も30代前半で子どもはおらず、地方から大学進学を機に東京で暮らし始め就職を経て今に至る感じです。私は金融系の上場企業に勤めて11年目、妻はメーカーの企画・デザイン職を2社経て上場企業子会社のECサイト運営・商品企画職に昨年転職しました。私たちが就職活動をしていた2009年はリーマンショックの影響が表面化して、各社が大きなダメージを受けている時期でした。学歴は中の中ということもあり、就職できただけでもひとまず安心というレベルの就職難でした。
入社して5~6年目あたりから景気の回復と連動してボーナスも増えていき、少しずつ貯金もするようになって一人前の余裕が出てきたころだと思います。入社10年目の昨年、仕事の面でも収入面でも自信と安定感が増してきた時期も重なり、妻との結婚を決めました。

生活スタイル

夫婦とも平日の日中は仕事で、土日休みというカレンダー通りの生活を送っています。以前は残業や出張もしょっちゅうありましたが、幸か不幸かコロナの影響で働き方改革が一気に進み、在宅勤務の定時退社が定着しつつあります。
食事は基本的に自炊で食費は月3~4万円ほど。出社時のランチはそれぞれの小遣いでまかないますが、最近は昼食も家で軽く済ますことが多いです。外食は週に1回ほど1500円ぐらいのランチか、2週に1回ほど安い居酒屋で6000~7000円程度使うぐらいです。たまに奮発して焼肉に1~2万円使ったり。
洋服は二人ともユニクロやH&Mなどのファストファッション派で、妻はたまにZOZOも利用しています。アウターやカバンや靴などには数万円かけることもありますが、機能性が高くベーシックなスタイルのユニクロでも十分おしゃれを楽しめています。
私が旅行好きでもあり、年1回はまとまった休みを取って海外旅行を目標に、今年はハワイ旅行を計画していましたがコロナで延期しました。国内旅行も有休の取れるタイミング次第で数万円の旅行はいつでもいけると思います。旅行に行かなければ、月の遊興費は2~3万円の範囲で収まっています。

住居費

最近、頭金ゼロで世田谷に中古マンションを買ったことを記事にしましたが、住んでいるのは現在築37年、2LDKのマンション。住居費は月のローン返済が10万5千円、管理費・修繕積立費が3万円で合計13.5万円ほどです。世帯年収の手取りに対する住居費の割合は現在約17%ですが、今後妻が産休・育休、しばらく働けない期間があっても私だけの収入でも手取りの25%以内に収まるような収支比率になるよう、収入を上げていきたいと思います。
維持費としては固定資産税が年間約8万円、一方で住宅ローン減税が平均して年35万円×13年適応されるので、維持費と金利上昇分は十分相殺できると思います。ただし、それなりに築年数が経過したマンションなので水回りのリフォームは数年以内にやる必要があるとは考えており、トータル300~400万円はかかるかもしれません。そのあたりを考慮すると今のところ安く収まっているように見ますが、月15~16万円は支払っている計算になると思います。決して支払えない金額ではありませんが、やはり東京における住居費の割合は大きいと常々感じます。

貯蓄と投資

昨年は結婚にまつわるイベント等でそれなりの出費がありましたが、コロナの影響による出費の低減と妻の転職により資産は増えました。貯蓄と有価証券の時価総額を合わせると1000万円程度はあるのではないかと思います。だいたい月収の範囲で生活し、ボーナスは7~8割が貯蓄に回っている印象です。
私が投資マニアということもあり、投資メニューはWealthNaviの自動積立、持株会で自社株を購入、株式投資、FX自動売買と多岐にわたります。並び順に低リスク長期運用、株とFXは半分趣味で実験を繰り返している日々です。あと15年ぐらいで資産1億円と配当5%を実現したいと思っています。

総括

日々の生活全体を通して言えることは、とにかく地味です。タワマン、自家用車、ブランド品などとは無縁の生活ですが、生活の質や満足度は高いと思います。我々夫婦の価値観が地味で堅実な性格なので面白味には欠けるかもしれませんが、安くて良いもの(コスパ重視)を好み、モノ消費よりコト消費見栄より合理性を重視する点が我々世代の特徴なのかもしれません。
今後も順調に収入が増えて、子どもができたり海外を含めて転勤もあり得る状況でも、おそらく我々の価値観は大きく変わらず、地味で堅実な生活を大事にしていきたいと思います。

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