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生卵ライスの記事が炎上してた件について思うこと

オモコロウォッチで興味深い事件が取り上げられていたので今日はそれについて思うことを書いていこうと思う(以下オモコロウォッチのURL)。

オモコロウォッチ内で言及されていたのが以下のtogetterまとめである。

この炎上はガジェット通信が投稿したとある料理についての記事が発端となっている。それが「生卵ライス」という料理のレシピ記事で、「生卵ライス」といういかにも新しい名称なのに実際は単なる「卵かけご飯」に過ぎないというよくあるネタ記事である。そんなネタ記事がなぜか炎上してしまったというのが今回の騒動らしい。明らかにネタなのだが、それがわからずに怒る人が大量にいたようだ。これだけ聞くと「なぜ炎上したの……?」と疑問に思ってしまうが、なぜか炎上してしまったのである。

オモコロウォッチ内でも言われていたが、なぜか過剰に炎上していると思う。確かに記事としてはパンチが弱いし滑っているとは思うけど、悪意自体はないしつまらないならつまらないといえばいいわけで、こういう炎上の仕方をしているのは不思議としか言えない。「冗談として流せよ」と思うというよりはこんなことで炎上してしまう今のネットに対して不思議に思う気持ちの方が大きいかもしれない。

おそらく冗談というものが本格的に通じなくなってきているんじゃないかと思う。多少別の話にはなるがアニメやドラマでも露骨なくらいわかりやすくギャグを入れることが多くなってきているし、サブスクやネットが多くの人にいきわたるようになった結果、誰にでもわかるようなネタにローカライズされてきたという感じがする。なのでちょっとでもわかりづらいネタがあったりすると途端に拒否反応が出たりするのかもしれない。

考えてみると、今回の生卵ライスのネタも昔からあるノリとはいえネットならではのものだ。意外とこういう冗談は通じないものなのだろう。仕方ないと切り捨ててしまいたくない気持ちもあるがやはり通じないのは仕方がない面もあるのかもしれない。

最近頻繁に思うようになってきたが、どんどんネットが窮屈になっていっている気がする。炎上の沸点がどんどん下がってきているというか「こんなことで炎上するのか……」と困惑することが多くなった。今回の件はその最たるものだ。そういった事案が発生する心理的な原因に対して思い当たることもあるが、角が立つのでそれすらも書けないという面もある。ネットの未来なんて展望は暗いばかりでどんどん地獄になっていくのだろう。もっと悪くなる未来しか見えないのでなんとか風向きが変わってほしいなと思いつつも変わらなさそうな気はしている。自分が好きなコンテンツに火の粉が飛んでこないことを祈るしかない。

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