レヴュースタァライトの話―2022年7月28日の日記

レヴュースタァライトがアマプラで無料になっていたので視聴した。以前はアマプラで有料の時に見ていたが、この映画だけはどうしても見返したかった。

というのもこの映画は良い。めっちゃ良い。最高。演出的な面で言えば一番好きなアニメと言っても過言ではないんじゃないだろうか。そのくらいには好きである。

見返してて思ったのが、結構進路の話で一貫して物語が作られているということ。有料の時に見たときは2回ほど通して視聴したが全くそういうところに気づかなかった。ひたすらに演出だけ好きという感じだったような気がする。

この映画にはTSUTAYAの「T」みたいな感じの記号がたくさん出てくるのだけど、これは恐らく次の進路へ行く際の分かれ道みたいな意味合いを表しているんじゃないかと思う。

99期生のメンバーはそれぞれ進路が別になる子もいるということで、次のステージへ進まないといけない。この映画で良く出てくるセリフの「列車は必ず次の駅へ では舞台は? あなたたちは?」というのも次の進路のことを表しているのだろう。それぞれが葛藤しながらも進路を決めて仲間たちと別れていくという決意をする。そういったことをメタファーに包んで提供してくれる感じがとても好み。

特に好きなの大場ななと星見純那の対決の場面。ここはバナナの声優さんがとてもうまいと思う。純那が決起した後のあたりの掛け合いはとても好き。

あとこの作品は全体的にカップリングがほぼ固定されていて、その固定されたそれぞれのペアがめちゃめちゃあっているというのが最高だと思う。純那とバナナもそうだけど、双葉と香子、クロディーヌと真矢のペアもとても好き。それぞれの対決のシーンも外連味があって最高だった。

ただキリンの存在はあまり腑に落ちてない感じがする。キリンは観客としての視聴者に語り掛けてくるというメタ的な目線を提供している存在なのだけど、こういった作品でメタ的な要素を入れてくる必要ってあるのだろうか?そのあたりの文脈があまり理解できてない感じがする。

あえて想像するなら「列車は必ず次の駅へ では舞台は? あなたたちは?」というセリフにそれを解き明かすヒントが隠されているような気もする。

ここで言っている「あなたたちは?」というのが99期生の子たちを指していると共に観客(視聴者)を指していて、将来どうするの?ということを暗に語り掛けてきてるのかもしれない(あってるか分からんけど……)。

まぁなんにせよ何度も見たい作品なので無料化されてとても嬉しい。あと3回くらいは通してみようと思うのでまた何か発見があったらブログかTwitterにでも書いてみようと思う。

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