ゲームのチュートリアルが充実して導入部分が長くなってしまった理由

「ゲームの導入部分を短くすべき」や「いや、導入部分で世界観やゲームシステムをきちんと解説すべきだから長くて良い」という話で話題になっているようだ。

最近のゲームは当たり前のようにゲームシステム解説のチュートリアルを行っていて、それがゲーム導入部分を長くさせているというのがある。
昔なら説明書でゲームシステムとか解説していたのに。

コンシューマゲーム機では携帯機だとDSiやpsp、据え置き機だとwiiやps3、xbox360あたりからソフトのダウンロード販売が本格化し、今ではパッケージ版でももう説明書は付属しなくなった。
結局どこかでゲームシステムをきちんと説明しないといけなくなったため、プレイしながら覚えさせるためにチュートリアルを充実したり、ゲーム内ヘルプも搭載するようになった。

昔説明書が付いていた時代は、その説明書をきちんと読まずにサポートに電話で聞いて来るユーザーも結構いて、「説明書の何ページに記載しています」だったり、丁寧にゲームシステムを説明していくという事もあった。

昔は昔でプレイ前に説明書をじっくり読む人もいれば、ゲームしながら説明書の必要な部分だけチェックするという人もいて、説明書のデザインも考えて作らないといけなかったり。

あと最近のゲームはゲームシステムが複雑化してるのも多く、これを説明書で解説するとページ数がかなり増えたり、説明書では覚えにくいというのもある。
実際にゲームプレイしながら順番に解説していく方がユーザーの頭に入りやすい。

複雑なゲームシステムのゲームの場合、短い時間で一気にゲームシステムを説明してもユーザーの頭にきちんと入らない。
段階的に少しずつゲームシステムを解説するよう開発者側は意識して作らないといけない。