<ゲームの売れ行きアップ方法>第3回:すでにレッドオーシャンとなっているインディーゲーム業界

 インディーゲーム開発者やパブリッシャー向けに「ゲームのクオリティアップや売れ行きを増やす方法」を解説していくシリーズ。

 第3回は「すでにレッドオーシャンとなっているインディーゲーム業界」です。

 

<ゲームの売れ行きアップ方法>第3回:すでにレッドオーシャンとなっているインディーゲーム業界


 昨今はゲーム開発のハードルが大きく下がり、色々な人がインディーゲームを作る時代となりました。
 その影響でゲームがあまりにも増えすぎたために、インディーゲーム市場全体では活況に見えても個々のインディーゲームで見ると売れ行きはかなり悪いという状況です。
 良い作品を作っても売れ行きが悪く、ゲーム開発を断念する人も少なくありません。昔ヒット作品を出したところでも潰れる会社が出てきている始末です。
 大抵の人はインディーゲームを出す前は「面白い作品を作ればそこそこは売れるはず」と思うでしょうが、実際は何作か出すとそれは完全な幻想だとすぐに気づくでしょう。
 クソゲーが売れないのはともかく、きちんと面白いゲームさえ売れないのが現状です。
   
 一番インディーゲームが売れているswitchでさえ今は数が増えすぎてもう個々のインディーゲームの売れ行きがかなり悪化していて、「セールで極端に安くする」などで開発費をなんとか必死に回収しようとしているのが多いです。
 また、他のプラットフォームだともっとひどい状況です。

 本シリーズでは「こういう点に注意をするともう少し売り上げや利益を増やせます」というのを色々解説しています。
 もちろんそのゲーム自体にきちんとした魅力が無ければ大きな売れ行きは期待できませんが、それでも本シリーズで記載している事を一つ一つ丁寧に行っていく事で、そのゲームでの儲けを確実に増やす事ができるでしょう。
 また、「これはすでに自分でもやっている」という事も中にはあるでしょうが、「これには気づいてなかった」という点については積極的に取り入れて売れ行きを増やしてください。

 本シリーズが「長くゲーム開発を続けたい」というデベロッパーさん達や、「扱っているインディーゲームの売れ行きをもっと増やしたい」というパブリッシャーさん達の参考になれば幸いです。

 昨今はパブリッシャーさんが売れ行き不振で突然業務を停止して販売をまかせていたインディーゲーム会社が本来支払われるべき代金が回収できなくなったり、販売権が一時中に浮いてストアでの販売に影響が出るなども海外では起きていたりします。
 そういうのを回避するためにも、本シリーズはインディーゲーム開発者だけでなくパブリッシャー関係の方もきちんと会社の利益を増やすために読んでおくと良いでしょう。
 デベロッパーの方は取引しているパブリッシャーさんに本シリーズを読むようお伝えすると良いかもしれません。


 

このシリーズは私のnoteの「ゲームの売れ行きアップ方法」のマガジンで連載しています。
第1回から順番にお読みください。


次回は第4回「楽しさを阻害する要因はゲームの売れ行きをどんどん落としてしまう」です。