<ゲームの売れ行きアップ方法>第7回:キャラグラフィックでゲームの魅力と売れ行きを増してみる

 インディーゲーム開発者やパブリッシャー向けに「ゲームのクオリティアップや売れ行きを増やす方法」を解説していくシリーズ。

 第7回は「キャラグラフィックでゲームの魅力と売れ行きを増してみる」です。

 

<ゲームの売れ行きアップ方法>第7回:キャラグラフィックでゲームの魅力と売れ行きを増してみる


 ゲームにおいては「ステータス画面やインベントリ画面ではキャラクターの画像も表示してみる」という事でもそのゲームの魅力が増します。
 キャラクターの画像とは顔グラフィックだったり、バストアップ画像などです。
 数字や文字だけが表示されるステータス画面やインベントリ画面は地味な感じになりますが、その画面内にドット絵や2Dイラストでキャラクターグラフィックも一緒に表示させるとゲームの雰囲気が変わってきます。

 もっと手間がかかりますが会話シーンでも顔グラフィックやバストアップ画像を表示する事でもよりそのゲームの魅力を増す事ができます。
 ドット絵ゲームであっても会話シーンに顔やバストアップ画像を表示するとか。

 ファミコンの初代ファイヤーエムブレムやSFCのシリーズ作品は会話時に色々なキャラ達の顔グラフィックが表示されていましたが、もしこれが無かったらずいぶんと地味な絵面になって売れ行きにも結構影響が出ていたでしょう。

 会話で表示する場合はキャラクターの会話にあわせて各キャラいくつもの表情を用意しないといけないので多少手間がかかってしまいます。
 普通の顔、笑い顔、驚き、怒り、悲しみやその他の顔を。
 ステータス画面にプレイヤーのキャラグラフィックを表示するだけの場合はキャラごとに一種類の画像だけで済みますが、会話画像用だとキャラの数x表情分用意する必要があります。
 重要でないキャラは使いまわしや顔グラフィック無しというのでも大丈夫だと思いますが。
 バストアップ画像より顔の周辺だけの画像の方が制作コストを抑えられるので、予算に制限がある場合は顔の周辺だけ画像を用意というのでも良いでしょう。

 最近のインディーゲームではsea of starsで会話シーンでキャラのグラフィックが表示されていました。
 もしこのゲームで会話時のキャラグラフィック表示が無くドット絵のキャラの演技だけで会話が進んでいたら、会話シーンがもっと淡泊な感じとなってしまい、ゲームが今より地味に見えてゲーム全体の魅力や売れ行きが下がってしまっていたでしょう。

 プレイヤーの想像に委ねたいという場合でない限りは、このようにステータス画面やインベントリ画面、会話時にキャラの画像も表示した方がゲームとしての魅力が増し、売れ行きも増やす事になります。
 もちろんそのキャラの絵がきちんと魅力的である必要がありますが。

 あなたが今開発中のインディーゲームもキャラ画像の追加を試してみると良いでしょう。

 パズルゲームを作る場合もパズルのブロックなどを表示するだけだとかなり地味に見えて売れにくくなります。
 静止画でも良いので画面内にキャラの画像を一緒に表示しておくとゲームが華やかになり、売れ行きを増やしてくれます。



 

このシリーズは私のnoteの「ゲームの売れ行きアップ方法」のマガジンで連載しています。
第1回から順番にお読みください。


次回は第8回「効果音は売れ行きを大きく左右する」です。
インディーゲームは効果音がいまいちなソフトがかなり多く、せっかく長期間かけて作ったソフトを売れにくくしています。