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老後も働くために、今から老化を遅らせないといけないという話

結構長い文章なので、時間がある時にゆっくり読んでください。
うつ病やその他の精神疾患の人も脳や体の不調を緩和する話をしています。

多くの日本人は60代や70代も働かないと生きていけない状況になりつつあります。

以前は「老後のために2000万円は必要」と言われていましたが、最近の物価上昇を考えると老後に必要な額は将来4000万円になるとも言われ出しました。
おかげで大半の人はお金が足りなくて、老後も老体に鞭を打って働かないといけない。
若い頃のようにフルタイムで働くのは無理にしても。

<老化を遅らせる生き方を今からしないと、老後の労働が相当きつい事に>

老後もきちんと働けるようになるには、今の時点から老化を遅らせる生活というのを意識しないといけません。

老化を遅らせる事をしない生き方をしてしまうと、老後は病気になりやすかったり、体や頭が思うように動かずもう働くのはかなり厳しくなってしまいます。

また、老化を遅らせる生き方は今の脳や体の調子を良くする効果もあります。
老後だけでなく今にとってもメリットが多い。

それでは今のうちから老化を遅らせるには何に気をつけていったら良いでしょうか?

<食事を過剰に摂りすぎない(食べ過ぎない)>

食事は本来は必要なエネルギーや栄養を取れる分だけ食べれば良いのですが、つい食べ過ぎてしまう人も多いです。

食べすぎは糖尿病や高脂血症やメタボその他色々な病気の元にもなりますが、何より「高血糖状態の時間が多いと細胞の老化がどんどん進んでしまう」という事にもなります。
医学的には細胞の糖化(AGES)というやつです。

特別な日は普段より多く食べて楽しむのも良いかもしれませんが、基本的な毎日の食事では普通の食事量か少しだけ少ない感じにすると、食べ過ぎばかりの生活に比べてずいぶんと肉体や脳の老化が遅くなるでしょう。


<甘いものの過剰摂取を控える>

現代人は菓子やジュースやコーヒーなどで毎日過剰に糖分を摂取しがちです。
高血糖状態の時間が多いほど細胞の糖化が起きて、脳や肉体の老化がどんどん進んでしまうというのは先ほどにも書いた通りです。

毎日のように菓子や菓子パン、ジュース、砂糖を入れたコーヒーその他の糖分が多い物を気軽に飲食していると、高齢になった時にそのつけを老化という形で支払う事になってしまいます。
また将来の老化だけでなく、今の生活でも糖分過多では脳や体に不調を発生させます。

甘いもの好きな人も頻度を減らすと老化をある程度遅らせる事になるでしょう。


<野菜を毎日しっかり取る>

野菜は抗酸化物質が豊富で、この物質は細胞の炎症を抑えて老化を遅らせる効果があります。
野菜を普段あまり食べない人ほど老化が進んでいってしまいます。


<きちんと睡眠時間を確保する>

睡眠不足は色々な病気の原因にもなり、老化を進める一要因でもあります。

夜寝る前にスマホやタブレットを触ってしまうとメラトニンの分泌量減少を起こしてしまいます。
また興奮する事が多かったり、ストレスが多い人もこのメラトニンの分泌異常を起こして睡眠障害を起こしやすいです。

このメラトニンという物質は睡眠の質に関わるだけでなく、癌の発生を抑えたり、癌の進行を若干抑える事に関係しているというのも分かっています。

メラトニンがきちんと分泌される生活は睡眠をきちんと取れるようになり、肉体や脳の老化を遅らせたり、癌への対抗力を高めるという事になります。


<毎日ある程度は体を動かすと若々しくいられる>

脳や肉体に何らかの不調がある人はともかく、そうでない人は毎日軽く体を動かすと老化を遅らせる効果があります。

体を動かす事は血流改善、老廃物の排出(リンパ液の流れ)を良くする事での代謝向上だけでなく、筋肉から色々なマイオカイン物質が放出されてそれが肉体の健康を高めたり、老化を遅らせる効果があるというのが分かっています。
適度な運動は脳の健康にも良いという研究もあります。

ただし呼吸が激しくなるような強い運動は逆に体内で活性酸素を増やして老化をどんどん進めてしまいます。
はげしい運動ではなくゆっくりとした運動をしましょう。

ゆっくりとした軽い運動を屋内ではテレビで番組や動画を観ながらや、のんびりした音楽を聴きながらやると良いでしょう。
外に出て少しの時間散歩したりも。


<太陽に当たりすぎない>

日光を浴びる事で体内にビタミンDが作られ、これは色々な健康に関わるので適度に毎日太陽の光を浴びる必要があります。

ただ、太陽に当たりすぎると紫外線により体内で活性酸素が増加して老化を進める事になってしまいます。
日光を浴びるのはほどほどにするか、長時間歩く場合は日傘などを使用するのをおすすめします。


<興奮する事を減らしていくと老化を抑える>

興奮状態になると脳でも肉体でも活性酸素が増加し、これがよく増えるほど脳も肉体も老化がどんどん進んでしまいます。
活性酸素によって体のあちこちで炎症が発生し、それによって細胞の老化をどんどん進めてしまうのです。

あまり興奮しない生活を送っている人(のんびりしている人)ほど老化しにくく、逆に普段よく興奮している人ほど肉体や脳の老化がどんどん進んでしまいます。

普段よく怒ったり、せかせかしている人ほど興奮しやすくなり、肉体や脳の老化が進むという事になります。
ゲームを作っている私がこれ書くのもどうかと思いますが、ゲームも脳を興奮させやすいので老化を進める要因とも言えます。

SNSでもよく言い争いなどをしている人がいますが、そういう興奮する事を続けると自分の肉体や脳の老化をどんどん進めてしまうので、争いは避けてのんびり何かを楽しむようにした方がいいでしょう。

またスマホやタブレットも触りすぎると脳が興奮して老化をどんどん進めてしまいます。
毎日長時間使うのはおすすめできません。

<ストレスになる事を減らしていくと老化を遅らせる>

興奮する事の中にはストレスになる事もあるので、一部重複しているかもしれません。

ストレスが多い人は老けやすいというのは有名です。
ストレス時は興奮時と同様に体内に活性酸素が増加し、それによって老化がどんどん進んでしまうからです。

できる範囲でストレスを減らすよう意識していくと、老化を遅らせる事になります。


<ストレスや興奮が何故心や体の不調を引き起こすのか?>


ストレスは脳でも活性酸素を増加させ、それによって脳が炎症を起こしてダメージをどんどん受けていくというのもあります。
この脳細胞へのダメージというのは、「ストレスによって精神疾患が起きてしまう」という原因にもなっています。
昔私が読んだ色々な脳科学の本でも「ストレスが脳で活性酸素を増加させ、それによって脳がダメージを受けていく」という解説がいくつもありました。

サカナクションのボーカルの山口さんがうつ病を告白しましたが、興奮する事やストレスを感じる事は脳で活性酸素を増加させ、それが脳にどんどんダメージを与えて脳を機能不全に陥らせてしまいます。
脳の不調のより早い回復のためには、「興奮する事」も「ストレスになる事」もどちらもできる範囲で減らしていくべきです。
仕事で仕方ない場合を除き。

これは鬱病に限らず他の精神疾患で現在治療中の方も同様に知っておいてください。
脳がダメージを受けて機能異常に陥ると、心はもちろん体にも色々な不調が発生します。脳は体もコントロールしているからです。

体が異常にだるくなる。
精神が不安定になる。
頭がきちんと働かなくなる。
思考がおかしくなる。
夢を見てる時のように幻視や幻聴を体験する。(起きてる状態で夢を見てるのと脳波が似た状態になってしまう)
他にも色々。

興奮とストレスだけでなく、スマホのせいで脳をあまり休ませず酷使する事でも脳が機能異常に陥りやすくなります。
頭の使いすぎにも注意しましょう。

<精神的なストレスと肉体的なストレス>


脳や肉体の老化に話を戻しますが、ストレスについては『精神的なストレス』と『肉体的なストレス』があります。

精神的なストレスは、イライラしたり緊張したり、悩んだり、悲しんだりその他色々あります。

肉体的なストレスは、体の疲労が溜まるほど肉体を酷使したり、暑いのにエアコンを使わなく我慢したりその他色々あります。
「毎日きちんと体を動かすと老化を遅らせる」というのも適度な運動量ならともかく、過度に体を動かし続けて疲労を溜めるとストレスになって逆に老化を進めてしまいます。

現代はSNSで精神的なストレスを増やす人も多く、そういうのは避けるよう意識する事で脳や肉体の老化を遅らせる事になるでしょう。
SNSで誰かと言い争いするほどストレスを増やし、脳や肉体の老化をどんどん進めてしまう」という事は改めて意識すべきです。


上記のような感じで自分ができる範囲で老化を遅らせる生き方を今からやり、老後も健康的に働けるよう、また今現在の脳や体の調子が良くなる生き方をしていくべきだと思います。