統合失調症では時々脳が夢を見ている時と同じ状態になってしまうという説

私自身過去に脳がぶっ壊れた(鬱、自律神経失調症、その他のコンボ)事があったので、再発しないよう色々な脳科学の本やサイト、動画を見て回ったりしている。
コミックエッセイをnoteで公開されている人や、kindleインディーズで漫画を公開されている人の中には精神疾患に関する自身の体験を漫画にしている方も多く、それらも興味深く読ませていただいた。
松宅一郎さんの松宅AFTERという漫画は自律神経失調症に関する漫画だったが、それも一種の精神疾患と言えると思う。

白湯さんの「統合失調症入院エッセイ漫画 気が狂っても人生は続く」というkindleインディーズ漫画は統合失調症に関する自身の体験漫画だ。
先日kindleで購入した松原千波さんの「ある日、自分の脳から声が聞こえたら-非定型精神病を患ったマンガ家の27年」も同様。

noteのコミックエッセイでは他にも統合失調症の体験漫画を書かれている人もわりといる。

統合失調症と言えば以前読んだ本だったかサイトだかでの精神科医の説明の「統合失調症では、起きているのに脳が時々夢を見ているのと同じ状態になるため、幻視や幻聴が出たり、支離滅裂な思考や妄想をしてしまう」という説明があり、それがなんとも印象に残った事があった。

人が夢を見ている時は大抵思考は支離滅裂になるし、色々な幻視や幻聴を夢の中で体験する事になる。夢を見ている本人にはその幻視や幻聴はリアルに感じても。

統合失調症の人の場合、何らかの要因で起きている時に脳が夢を見ているのとやや似ている状態に陥り、それによって色々な症状が出てしまうというわけだ。
そういう説明をされている精神科医が一人だけではなく何人かいたので、一部の精神科医にとっては統合失調症はそう捉えている人がわりといるのかもしれない。
今の精神疾患における基本的な治療のガイドラインでは統合失調症の原因とか症状の理由は正確には不明とされてはいるが、将来はこの治療ガイドラインも変わっていくのかもしれない。


起きているのに脳が夢を見ているのと同じ状態になってしまうのは、それは遺伝的な物で脳がそうなってしまうのかもしれないし、あるいはストレスや興奮によって脳で活性酸素が増えて、それが脳にダメージを与えて脳が正常に機能しなくなって起きるのかもしれない。
睡眠不足や頭を使いすぎの脳疲労も一因だろう。

先日アップした

でも書いたとおり、ストレスも興奮もどちらもその最中には脳で活性酸素が増加し、それが脳のあちこちにダメージを与えてしまうというのが昔読んだ色々な脳科学の本でも解説されていた。
ストレスや興奮時に脳内で活性酸素が増え、それが脳を傷つけていく」という事は、検索するとすぐ色々なサイトでその説明が読めるだろう。

活性酸素によりダメージを受けた脳はやがて機能異常に陥り、色々な不具合を発生させてしまう。
それはある人にとってはうつ病、ある人にとってはパニック障害、ある人にとっては強迫性障害、ある人は極度の脳疲労や肉体のだるさ、ある人は自律神経失調症という風に、何らかの形で発現するのだと思う。

また普通の人も興奮が多いとやはり脳が活性酸素でダメージを受け、脳が疲れた感じになってしまう。

以前読んだ「キョーハクカノジョ 彼女が強迫性障害になりました」という漫画では、女性が強迫性障害のせいで興奮する事を日常的に行ってしまっているため、その興奮によって脳が毎日ダメージを受けて正常に機能しなくなり、症状のループにずっと陥ってしまっているのだと感じた。
できる範囲でその「興奮する」という事を減らしていかないといつまで経ってもこの病気に未来永劫付き合わされる事になってしまう。

実際は脳が機能異常に陥る原因は他にも色々あるのだろうけど、「ストレスを感じる事」「興奮する事」の二点については、精神疾患治療中の人は特に意識して減らしていかないと、また脳がダメージを受けて回復途中の脳を再び機能異常に陥らせてしまう事になってしまう。
色々な精神疾患で治療中の人は、ストレスはもちろん興奮する事も意識して減らしていくよう気をつけるべき。
仕事とかで仕方ない場合はともかく。

サカナクションの山口さんも現在うつ病で回復途中との事だが、ストレスはもちろん興奮する事もできる範囲で減らしていかないとまた症状が再発して苦しむ事になってしまうのではと懸念している。

私自身もストレスを避けるのはもちろん、興奮する事も避ける事をしていればもっと速やかに脳が正常な状態に戻っていたのかもしれない。
治療中はストレスは避けても興奮する事をやっていたため、度々脳の状態が悪くなった事があった。

今はどちらにも気をつけているため、それ以降は脳が不調に陥る事は起きていない。

精神疾患からすでに回復した人も、「ストレスはもちろん興奮する事を減らしていたらいつの間にか回復できた」と身をもって体験した人は多いのではないだろうか。

一般的な精神科医は「ストレスになる事は避けましょう」とは言っても、「興奮する事はできるだけやらないようにしましょう」とは言わない。
そのせいで多くの患者は薬を飲んでいても興奮する事を日常生活の中でついやってしまい、その度に活性酸素で脳がダメージをまた受けてしまい、いつまで経っても精神疾患が治らない一因になっているのではと思う。

普通の人も興奮が多い生活になると脳が疲れた感じになってしまう。