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『ソウゾウリョク』を開放して面白い世界を創りませんか

はじめまして。

先ずは、簡単な自己紹介をしようと思います。
工学部を出て、商品企画開発をしようと、社会人の門を叩いたはずですが、気付いたら、知財部に配属されて、そのまま知財に関する業務を続けている者です。

小さい頃は、ミニ四駆、ガンプラ、ゲーム、漫画、アニメ、音楽など散々、娯楽三昧で、社会人の一社目に入社したときは、同期を見て、ちゃんと勉強しているエリートコースの人が多いなと、思ったものです。

しかし、この娯楽三昧の経験が、知財の業務にはとても役に立ち、何とか今も、業務を遂行することができています。

なぜならば、ミニ四駆、ガンプラのおかげで、ハードウェアの構造は、何となく直感で理解できる素養が養われ、ハードウェアの特許のポイントの理解も自然と早くなっていました。

同様に、ゲームをやってきたことにより、ソフトウェアのユーザインターフェイスデザイン周りの便利な機能として適切なものの理解を育めました。

ある程度、知財部員として特許の戦略~発明発掘~出願~中間処理の権利化全般の担当をして思ったのは、『自分で発明した方が良い特許を創れそう』という、確信に近い自信を持ちました。

知財部員として、『特許とは何か』のルール的なものを理解し、元来、漫画やアニメといった空想が好きであり、自分自身の『ソウゾウリョク』には制限が無く、何でもアイディアが出る状態でした。

結果、現在は、国内外で約1000件におよぶ特許出願を発明者として行いました。通常、発明者と知財部員は違う人間が行うものですが、私の場合は、発明者と知財部員が同じなので、2倍の経験値と2倍のスキルが蓄積されました。
先に、1000件という『量』で、特許を語りましたが、もちろん、『質』に対しても拘りがあり、他者が作る特許の平均的なものより圧倒的に質が高いと社内であったり、外部の評価会社の指標で評価されました。

※本当に良い特許を出願しているのか、気になる方は、特許 得地』などで、検索して頂けたら出てきますので、それで中身を確認してください。
※網羅的に私の出願を見たい方は、特許庁のHP(j-platpat)から発明者名で検索すれば細かく確認することもできます。

特許法を語ると、長くはなりますが、簡潔に言うと特許法の第一条に記載されている『産業の発達の寄与』が大事だと私は思います。

出願人の企業や、他社が商品化して使いたくなる特許は、一般の市民にまでその発明の技術が商品として届き、社会を便利にします。その商品のレシピを最低限、特許法における特許出願の様式に合わせて開示することが、特許の要件になります。発明を思いついても、特許を出願しないこともできますが、それでは秘密のレシピになり、誰もが作れる商品にならず、『産業の発達の寄与』になりません。『産業の発達』に寄与することが、特許の意義であり、その対価として法的な独占実施の地位が一定期間付与されることになります

国内外で1000件ほど、特許出願してきた私は、秘伝のレシピをひたすら公開してきたことになります。もちろん、その中には、現状、あまり役に立たないレシピも存在すると思います。
役に立たないものを公開して、同じ過ちをしないようにするだけでも意味はあるとも言えます。
商品を実際に開発する段階になると、特許を侵害していないか抵触調査をしたり、技術開発の前に技術のトレンドを調べる動向調査をします。
そういうときに私の特許が閲覧され、何かしら影響を与えることがあります。
良いレシピを提供した場合は、その特許を他社にライセンスして代わりに商品化を実現してもらうこともできます。
良いレシピを更に超える、凄い技術を生み出そうと燃えるエンジニアもいます。そういう切磋琢磨する状況を作り、より『産業が発達』していきます。

今までは、ただ、特許で発信をすることで、一部の界隈には影響を与えてきましたが、これだけでは、更なる『産業の発達』への貢献という意味では、限界がきたのかなと思い始めました。世界中の人が、自分自身に秘められた『ソウゾウリョク』を開放すれば、飛躍的に『産業が発達』すると思いました。

このnoteの記事などでは、『ソウゾウリョク』を価値に変える手段の例として、特許を始めとる知的財産権に絡む話をしていけたらと思います。実際に1000件も出願した、人間の話は、それなりに役に立つと思います。
ざっと日本の出願件数が、400件、海外が600件くらいなので、国内の特許は1件100万円が掛かるといわれ、海外は200万円が掛かると言われます。100万×400+200万×600=

16億円を投じて得た体験知識

は、なかなか他にはないと思います。

もちろん、特許だけに留まらず、ワクワクする事柄については、記事を書いて行きたいと思います。

それでは、皆様、よろしくお願い致します。




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