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わが家にピクミンがやってきた

「ママ!笛吹いて!」

ピーッ!と口で言うと、息子がサササッと側によってきた。

「ママ!投げて!」

息子の肩に手をかけ、えいっ!と言って投げたふりをすると、息子がサササッとクッションのとこへ行き、持ち上げて「うんしょ、うんしょ」と運んでくる。

ピクミンになったのだ。
ニンテンドースイッチの『ピクミン4』にパパと夢中になっている。
ピクミンは最初、土に埋まっていて、引っこ抜くと引っこ抜いた人についてくる。
そしてピクミンを投げると、ものを運んだり敵を攻撃したりする。
笛を吹くと戻ってくるのである。

おえかきもピクミン。
鼻歌もピクミンの歌。
ごはん粒も、グミも、友達の靴も、ピクミンと同じ色をみつけると、ピクミンと言っている。

トイレットペーパーの芯にも色えんぴつで目を描いて、白ピクミンと言ってトイレにおいてある。

ピクミンの前は海の生き物、その前は恐竜、もっと前ははたらく車ブームがあった。
そのたびに息子に教えられていろんなものを知った。
自分じゃ全然興味のないものも息子が生活の中に連れてくる。
一緒に見ていると自然と詳しくなる。
どこをどんな風に楽しんでいるのか見ていると、なぜか自分も好きになってくる。
夫もそうなのだろうか。
結局みんなで楽しんでいる気がする。

ピクミンになった息子が動きまで再現していておもしろかわいかった。



おわり。


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