R-1たのしい

R-1グランプリ2024、死ぬほど面白かった。
全員大好きだったけど、特に思いを込めていた方がいたというわけではなく満遍なく好きだと思ってた9人によるすんげー戦いだったので、最初から最後までずっと楽しかった。誰が勝っても嬉しい戦いだった。こんなに楽しい賞レースは初めてか久しぶりかもしれない。
ここ数年はR-1の日に予定を入れてしまって、リアタイしたのは野田クリが優勝した2020年以来だった気がする。

R-1の思い出!を語るにも、全組面白かったし何も言うことない。
FANYチャンネルで見た「月刊コントルミネ号」の中でやってたルシファー吉岡さんの隣人のネタが見れた歓喜とか、初期モーニング娘。のファンなので、「モーニングコーヒー」のジャケ写に街裏ぴんくさんがいる世界軸があったなんて……!と真に受けて感動したり、2月のプレライ、トッパレ、行列の先頭で沢山見た吉住さんのあのネタの完成系が見ることが出来たり。歓喜ばかりである。これに尽きる。
よく「R-1には夢がない」という言葉を見かける。R-1王者への態度を見たらそう思ってしまうのもまあ分かる。田津原理音さんへの某巨大スマイルオブジェ事務所の待遇には思わず嗚咽が出た。だけど今年のぴんくさんの最後「R-1には夢あるぞ!」の言葉がカッコよすぎたし最高だった。夢があるかは、出た芸人と出たい芸人が気にすればまあいいか。

思えばR-1、劇場の存在も知らないくらいの小さい頃、毎年録画して全部を記憶に刷り込むくらい見ていた記憶がある。忘れられないネタが何個かある。昔、刷り込むくらい見たネタは、驚くことに未だにフルで暗記していた。佐久間一行さんの「井戸の歌」とマツモトクラブさんのストリートのネタ、暗記してる。懐かしくなって、ユーネクストで見れる過去のR-1をめちゃくちゃ見た。一日終わった。
先日やってた、水曜日のダウンタウンの「スベリ-1グランプリ」で、地下に精通する今をときめく人気芸人たちが各々推薦した芸人がみんなピンだったことに、村氏と芝さんが「やっぱりそうなんですね」と言ってたのがめちゃくちゃ面白かったのと同時にそうなんだーと勉強になったのだが、やっぱピンでお笑いをやってる人って、マインドが強いのかもしれない。コンビの芸人さんも相当強いと思うが、なんか独特な雰囲気がある。なんか強い。それは肌感。イメージ。

R-1を一日見返して、面白かったことが多すぎたのでnoteにしとく

・高田純次が審査員だった
今じゃ考えられない采配で笑てまうが、私がピン芸人だった時に高田純次に「一番面白かったよ」と言われたらその言葉で3年くらい寿命が伸びるのではないかというくらい嬉しいと思う。高田純次の出自?をよく知らないけど、なんで高田純次が? にはならなかった。それよりも、高田純次ってこういうの引き受けてくれるんだ、が強い。今はファイナリスト同士の関係性というか繋がりもあって戦いと同時に祭りの雰囲気もあるけども、当時の賞レースはどれも特有のピリつきがどこからも隠せてないので高田純次がいればどんな芸人審査員より華やぐだろうに。

・伊東四朗が審査員だった
マジでこれは分かんないけどめっちゃ面白かった。なんで? 伊東四朗の出自? をやはり知らないからか、この生まれた疑問は。
勝俣州和もいた これもなんで?? でも高田純次もだけど、一人でも明るく、べしゃりとキャラの立つ人が審査員なのか……?と考えれば何となく分かるかも
秋元康は分からなかった プロデューサーだし

・陣内孝則が審査に異議を唱えている
今もM-1にアスリートとかあるけど、昔の賞レース(KOC以外)って決勝に芸能人ゲストいたよね、あれそういえば辞めたんだね
なんか全賞レース、そういうのを取り外すことでより神聖で厳かな空気になっちゃうから心がズドンてなる IPPONグランプリみたいな形もあってはいいと思う(でもゲストの大喜利タイムマジでいらない ヒヤヒヤの後に待ってるものが「〇〇かわい〜🥰」だしほんといらない)
ゲストもまぁまぁお笑いに明るく口のたつ人が多いイメージ。そんな中どっかの年にゲストで座ってた陣内孝則が、板尾創路に「なんか審査の点数にムラがないか? いとうあさこに低くないか?」と指摘する姿にビックリ。こんなこと言って許される芸能人面白すぎる! と、陣内孝則が何故か今好きになった。板尾さんは下を向いて微笑むのみ。
今は点数を芸人さん自身がイジったりして面白くなるものの、その点数はTwitterでボロカス言われるからな……だし、多分今M-1とかにゲスト芸能人がいて、こんなこと言ったら「審査してない奴は黙ってろ」「お前に何が分かる」「俺はそんなことないと思うけどな」のオンパレードで見てるだけで辟易するかも。平和なコメント欄を心がけましょう
陣内孝則、好き 陣内智則と小さいころよく混ざったわ

・敗者復活芸人にもVがある
マツモトクラブさん初敗者復活から決勝の年に映像ついてたのビックリした。あれ? 最近までもそうだったっけ?

・客、悲鳴上げすぎ
ずっと記憶の底にあったけどネタの内容とかあんま覚えてなかった我人祥太のネタを思い出すことができて、また見ることが出来てほんとハッピー! と思って見てたのに、客が1ボケごとに悲鳴上げてて萎えてしまった。今なら二日くらいインターネットを燃やすくらいの客層。昔のライブシーンに明るくないけど、どこの客層もこんなもんなんすかね そんなわけないか。
もしこの客層がそのまま今年に来たとしたら、ぴんくさんの漫談中に何度悲鳴が起きたことだろうか。AMEMIYAさんの伝説のネタ「冷やし中華始めました」の時にもいた悲鳴の客。あの歌詞で? うそだろおい。2010年の優勝があべこうじさん、2011年が佐久間一行さんなのなんかすごい分かる 群を抜いて面白い上に、悲鳴なかった(そこ?)

・人のネタ中に次の芸人の舞台裏を流す
これ止めた方がいい。今はなくてホッとする。トーナメント方式でぶつかる相手が自分のネタ中にどんな表情をしてるのかについては気になるところではあるものの、ネタ前とかネタ後に流してくれ。せめて審査員の笑う姿とか客席では。

・バカリズムVS川島明の最強カードの年がある
2010年、バカアチィ。なにあれ!トップバッターバカリズムから始まる賞レースがあるんか!? と思ったら川島明まで出てきて、結局その年のファイナルラウンドはあべこうじVSエハラマサヒロVSなだぎ武ってヤバすぎだろ 隙がなさすぎる
今全員まとめて見るなら少なくとも7000円はいる

・ゆりやん、めちゃくちゃ早くからいる
ゆりやんをいつどこで知ったか記憶ないけど、スゴすぎる なんか「えもうそんな時から!?」てくらい決勝進出早くてびっくりした
初決勝2015年? スゴすぎる
髪型が違う 昔の髪型も可愛い

・漫談率高くていい
「漫談で勝つ歴史があるから」と言って優勝した街裏ぴんくさんに、確かに!! と思って見返してたR-1。結局一番擦り切れるほど見た2010年と2011年のイメージが強すぎてその話ばかりになってしまい「何がR-1見返してだ」って感じだけど、好きな世代ってあるでしょ
多分キングオブコントで同じことをやらせたら、私は2014年の話ばかりします シソンヌのタクシーのネタと犬の心のマジックのネタが大好きで大好きで大好きで大好きだから
なんでその2年かって、2010年は漫談であべこうじが優勝するし2011年はキャプテン渡辺とナオユキがいる。当時小学生だったクソガキ塩焼きが見ててもめちゃくちゃ楽しかった。特にトップバッターでタオル巻いてグレーのスウェットを着て「漫談をするよ!」と宣言したキャプテン渡辺さんのことは何故かよく覚えてる。
ナオユキさんの自転車の話が好きすぎて、一緒にリアタイしてた母がそこで噴き出し笑いをしたのまで鮮明に覚えてる。

・ネタ時間2分の年がある
3分で叩かれていた昨今なので、今だったらデモが起きてもおかしくない。吉住さんのあの表情を繰り出して、「ふざけるな」と言ってしまう。人間の母数で尺を決めていたのだろうか。

・サイクロンZめちゃくちゃ面白い
マジでめちゃくちゃ面白かった 今年R-1の準決進出の一覧に姿があって記憶が蘇った 今のお姿、陽気なおじさんになっててさらに楽しい
そういえばサイクロンZさんの素性を知らなくて調べたら太田プロでなかはらさんがマネージャーなんだ
太田プロ公式のページ見たら別サイトへのリンクが3つ貼ってあって、飛んだら①アメブロ②gree③Twitter(垢はなかった)だったのさらに面白かったな greeてあの? 小さいころCMで見たけどなんなのか全く分からないあの?グリーで検索! みたいなCMなかった?

R-1の思い出を振り返ると脳が小学生時代に帰ってしまう……小学生時代に見たR-1と今年の間にもR-1いっぱいあったのにこんなに印象強いんか、人の記憶って面白いね!!!!





R-1の思い出


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