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1999ナイアガラ・シカゴDay3(2/2)初めてのアイスワインとサプライズパーティー

1999.8.7つづき


今日は先輩たちがワイナリーとアウトレットに連れてってくれるって。


その前に、昨日見逃した滝から下流に5kmのところにある大きな渦巻を見に行った。東に流れの向きを変えるこの場所では、侵食され渦巻が発生するらしい。


スパニッシュ・エアロ・カーに乗って、76mの高さからその渦巻を真上から見下ろす。ゴンドラに乗って10分。どうせ乗るならよく見えるようにと率先して外側に乗る。ゴンドラは手すりがあるだけで、直接風が当たったけど、そんなに怖くはなかった。

スパニッシュ・エアロ・カーにて


次に向かうは、ナイアガラ・オン・ザ・レイク。道中は大自然のカナダらしく木々の緑がまぶしく穏やかな風景が続いた。一家でバーベキューをしたり、サイクリングをしたり、それぞれが思い思いに過ごしている様子。


そしてここは、知る人ぞ知るナイアガラ・ワインの名産地。
評判なのはアイスワイン。


通常、秋に収穫するぶどうを1月まで枝に残しておき、最初の寒波が襲来した早朝に凍ったまま収穫し、その日のうちに仕込むという高級デザートワイン。


約23軒あるワイナリーの中で、連れて行ってもらったのは、イニスキリン・ワイナリー。見渡すところ周囲はすべてぶどう畑。


ぶどうの木って、背が高くって、見上げるとぶどうがぶら下がっているものだと思ってた。でも、意外と低い木でびっくり。私の背ほどもなかった。


ワイナリーでは、残念ながら工場は止まっていたけど、作り方のパネルを見たり、テイスティングしたり。テイスティングはもちろんアイスワインの。凍ったぶどうからは余分な水分が抜け、凝縮した甘さが残るという極甘口のワイン。


初めてのアイスワイン、冷えたアイスワインは、その冷たさとは裏腹になんだか、心がホッとする甘さだった。冷やして、ブラックコーヒーと味わうのがオツなんだって。


そしてワイナリーからオン・ザ・レイクの町へ。土曜日ということもあってか、町は大賑わい。すごいねー。と思ったら、ピーチフェスティバルなるものが開催されていた。

ピーチフェス屋台の前で。


町の中心クイーン・ストリートでは、大きな桃の置物やら屋台、それに演奏会。なんか、偶然にもいい日に来たみたい。こじんまりとした町はかわいくて、花が咲き乱れていた。ここで約3時間滞在。

昼からビール片手に満面の笑みのゆり姉。笑


ランチを済ませ、通りをぶらりとウィンドウショッピング。ハワイアンを演奏する人の前でふと立ち止まると、10歳くらいの少女が踊っていた。ハワイアンダンス?腰を滑らかに振りながら、楽しそうに。

か、かわいいー。

イベントショーではなく、ほんと一般人の女の子みたいだ。音楽を聞いて、踊りたくなったんだろうなぁ、なんて自然体なの。素敵。


あっという間に時間は過ぎ、そろそろ次の行程へ。


アメリカに行ったら、行ってみたいと思っていたアウトレットショップ。連れて行ってもらったのは、約120ブランドの入る大型ショップだった。


アウトレットの後にも予定のある私たちのタイムリミットは1時間。1時間でこれだけのショップを全て見るのは不可能なので、要領よく回んなきゃ!と、まずは、施設全体がわかるマップをゲットして、見たいところから優先的に。ゆり姉は、座り込んでひとり作戦会議!?

ふたり、いざ出陣!!!

あっという間の1時間を終え、おのおの戦利品を持って集合。私はジーンズとスニーカーを購入。この二つのアイテムは、旅行中のワードローブに加えられ、活用されることに。


そして今晩の予定は、旅行出発前から楽しみにしていたひとつである、バースディパーティ。


これは、私のバースディでもゆり姉のでもなく・・・先輩のでもない、先輩の友人のご夫婦(誰?って感じなのだけど。笑)のダンナ様のためのパーティだった。40歳になるダンナ様に内緒で、奥様と友人たちが開催するサプライズパーティ!!!知らぬは当の本人のみ。私までなんだかドキドキ。


私たちが到着すると、すでに彼のバースディをお祝いすべく、30人ほどの人が集まっていた。私たちもプレゼントに相撲柄の扇子を持参し、パーティに参加。見ず知らずの人のバースディパーティに参加するなんて、初めてだけど、なんだかとても素敵だなぁとほっこりした。


40歳のバースディをこんなに盛大にお祝いするなんて、日本じゃあまり考えられない。それにいくつになっても、親しい人たちに囲まれていられるのって素敵やん。


ご夫婦が食事をしているレストランの屋外テーブルで、私たちは談笑しながら二人が出てくるのを今か今かと待っていた。ようやく出てきた二人。そして、外に大勢の人が待っていたことに、ダンナ様はびっくり!でも、その驚きはすぐに満面の笑みとなり、恥ずかしそうだった。


大成功のサプライズパーティ。その後も遅くまで続いたようだけど、そろそろおいとまの時間。私たちは帰路に着いた。


こうしてナイアガラ最後の長いながーい1日も大いに満喫だった。

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