【統率者・EDH】ヘンジー・トーリ_フルモン軸~ウモーリを添えて~
はじめに
前回作成した記事から早4か月。
自分の文才のなさに嫌気がさして、noteを放置していました…
(仕事が忙しすぎて、MTGへの熱が冷めていたという理由もあるが
しかしヘンジー・トーリデッキの調整は牛歩のペースで行い続けていたので、忘備録として現在のデッキリストを記事にしてまとめることにしました。
デッキの方向性
記事のタイトルにもあるように相棒にウモーリを指定した、土地以外がすべてクリーチャーのデッキとなっています。
ちなみに記事のタイトルに記載している「フルモン」という単語、遊戯王の用語のようです。
https://yugioh-wiki.net/index.php?%A1%DA%A5%D5%A5%EB%A5%E2%A5%F3%A5%B9%A5%BF%A1%BC%A1%DB
高校生のころまで遊戯王で遊んでいた、というバックボーンがこんなところに影響を与えているんだなぁと感慨深い…
(社会人になってもカードゲームを買って遊んでいる、という事実が恐ろしくもありますが…..
フルモンデッキを作るに至った経緯
そもそもこのデッキを作るきっかけはPartyレベルのデッキを作成したかった、という思いからです。
自分は基本的にEDHは店舗のイベントに参加して遊んでいます。その時に相手がどのレベルであっても楽しく遊べるように、今まで持っていなかったPartyレベルのデッキを作成することにしました。
とりあえず強力な呪文や置物をすべてデッキから取り除いてクリーチャーと土地だけを詰め込みまくれば、自然とPartyレベルのデッキができあがるだろう。
そのような甘い考えを抱きながら、全力相性のよいクリーチャーを詰め込んで、ヘンジー・トーリのデッキを改造しました。
そうして完成したデッキを持ち寄って、イベントに乗り込んだ結果…
普通にBattleレベルと渡り合えたし、何なら勝てました…
(そもそも自分はPartyとBattleの違いがあまりわかっていないので、もしかしたらこのデッキはバリバリPartyレベルなのかもしれませんが…)
とはいえフルモン構成という縛りがあるのは事実。どうして勝つことができるのかと疑問に思いながら何度か遊んでみると、ヘンジー・トーリデッキにおいてはフルモン構成にするとデメリットだけでなくメリットもあることに気がつきました。
ヘンジー・トーリデッキにおけるフルモンのメリット
1 奇襲のためのクリーチャーが毎ターン必ず手札にある
当たり前っちゃ当たり前、なぜならデッキの半分以上はマナ総量が4マナ以上のクリーチャーだから。
3ターン目にヘンジー・トーリをキャストして、4ターン目から力の限り奇襲し続ける。このデッキの基本の動きを行うには呪文や置物はある意味でノイズなんですよね。
フルモン構成は一見ネタのように見えて、奇襲という軸に一番寄り添える形なんだと思います … 本当か?
2 漁夫の利を得やすい
これも当たり前と言えば当たり前。
除去呪文を入れられないから、相手の脅威にあまり対応できません。対戦相手もウモーリが公開されてる手前、こちらに対して盤面の対応を期待してきません(多分…
相手が全体除去等の呪文を唱えてくれるはずです(全力で除去してくれた相手に感謝しましょう)
そうして対戦相手が消耗している場にクリーチャーを奇襲させて、対戦相手のライフを削る。これがこのデッキの勝ち筋です… 奇襲の名に恥じない卑怯な戦術…..
3 楽しい
はい、メリットそんなになかったです。すいません。
ただ相手がどんなデッキであっても、全力で奇襲していくスタイルは潔くて楽しいです。
毎ターンクリーチャーを特攻させ続けることに快感を覚える人には最高のデッキだと言い切れます!!!
デッキレシピ
サンダー・ジャンクションの無法者が発売されましたが、それらのカードは一切入っていません。宝物庫生まれの暴君とか使ってみたいカードはあるのですが、まだ入手できていないので。
基本方針
3ターン目までにヘンジー・トーリをキャストしましょう!
4ターン目から毎ターン奇襲しましょう!!
以上!とても単純!!コンボなんて一切ありません!!!笑
一応補足すると、初手は土地3枚(3色出せる)と4マナのクリーチャーがあればプレイして大丈夫です。土地4枚(3色出せる)と5マナのクリーチャーがあればなお良し。1ターン目にマナクリ、2ターン目にヘンジー・トーリをキャスト、3ターン目から奇襲ができる、なんて手札は最高の初手ですね!
実際に一人回ししてみるとわかりますが、だいたい土地が2枚以下だったり、6マナ以上のクリーチャーしか手札になかったり、なんてことが多いです。特に土地が足りない状態でゲームを始めても、たいていその後のドローで土地は引かないものなので積極的にマリガンしましょう!2, 3回くらいのマリガンなら何とかなります!!
紹介したいクリーチャー4選
すべてのクリーチャーを紹介しようとすると、この記事が完成することはおそらくないので…
自分が最近見つけた特に紹介したいクリーチャー4体をここで紹介します!
うろつく霊捕らえ
ほかのクリーチャーが生け贄に捧げられたとき、そのクリーチャーを追放。うろつく霊捕らえが戦場を離れたら、追放されたクリーチャーをすべて戦場に戻します。
他のデッキではクリーチャーのサクり台を用意する必要がありますが、ヘンジー・トーリのデッキではその必要はありません。なぜなら奇襲でキャストしたクリーチャーは終了ステップの開始時に生け贄に捧げられます。
なのでうろつく霊捕らえを場に出しておくだけで次から次へとクリーチャーをため込んでくれます。
これだけでも十分強いですが、なんとこのクリーチャー4マナです。つまり奇襲でキャストできます。通常のキャストにしたほうが次のターンも場に残り、さらに奇襲クリーチャーをため込むので、そのほうが強いという説もあります。しかし自分はこいつを奇襲で出すことをおすすめします。なぜなら、奇襲のデメリットが実質なくなるというとてもインチキな動きができるからです例を用いて説明します。
ヘンジー・トーリがいる状態で、クリーチャーA~Cとうろつく霊捕らえを奇襲でキャストします。
終了ステップの開始時に各クリーチャーの「生け贄に捧げる」が誘発します。ここでクリーチャーA, B, C, うろつく霊捕らえの順番で効果が解決するようにスタックを積みます。
クリーチャーAの誘発が解決して、生け贄に捧げられます。このとき奇襲の1ドローとうろつく霊捕らえの効果が誘発します。これによりクリーチャーAが追放されます。
クリーチャーBとCも同様にうろつく霊捕らえによって追放されます。
最後にうろつく霊捕らえの誘発が行われ、生け贄に捧げられます。ここで場から離れるため、クリーチャーA~Cが場に戻ります。
上記の例からわかるように、奇襲で通常よりも軽いコストでキャストして速攻をつけて1ドローの恩恵を受けたにもかかわらず、エンド時には場にとどまり続けます。ETB能力なら2回誘発しますし、奇襲の弱点である相手のターンには場にヘンジー・トーリしかいないからぼこぼこに殴られるということもありません!
注意点として、うろつく霊捕らえの追放が誘発するタイミングは生け贄に捧げられたときです。たとえば奇襲でキャストしたクリーチャーが戦闘で死亡した時や除去をあてられて死亡したとき、うろつく霊捕らえは無力です。そのため、うろつく霊捕らえは戦闘後メインフェイズにキャストしたほうが対戦相手の計算を狂わせられて良いかもしれません。
コグラとイダーロ
奇襲でキャストして格闘のモードを選べば、クリーチャー除去しつつ7点パンチ!
ですが、自分が注目しているのはテキスト後半にある置物除去の効果です。
話は変わりますが、クリーチャーと土地しか入っていないデッキであるが故の悩みとして、置物への対応力がぜんぜんないんですよね…
まぁ大抵の置物は進歩の災いで解決します。
ほかには巨大猿、コグラの攻撃誘発とか。
ただ世の中にはとても人間が作ったとは思えない、悪魔のようなカードがありまして…
こういった対奇襲カードに対抗するために考えた結果、手札からの誘発で対応するしかないなと…
そういった悩みからコグラとイダーロを投入しました。
他に手札からの置物除去として、耐え抜くもの、母聖樹があります。
とはいえフルモン構成にしている時点で柔軟な対応はできないので、置物に対しては割り切ってプレイするのが良いかもしれません。EDHはほかに3人のプレイヤーがいるので、その人たちに対応してもらうのもいいですね。見返りとしてこちらが提供できるのは、奇襲による特攻しかありませんが…
墓甲羅、ゴーレックス
このカードはヘンジー・トーリデッキにおける最強の墓地回収カードです(自分調べ)
ところで他のEDHでよく使われる墓地回収カードといえばなんでしょう。
自分がぱっと思いつくカードは永遠の証人やムラーサの緑守りでしょうか。
一方で自分はこの2つを今回のデッキには入れていません。ではどういったクリーチャーを入れているかというと…
このデッキで回収したいカードはクリーチャーがほとんどであるため、こういったカードを優先していれています。
細かいところが違いますが、とりあえず奇襲でキャストすれば5マナで2体のクリーチャーを回収できるやつら、と思っていただければ。
では今回紹介したいゴーレックスはというと…
まず追加コストとしてクリーチャーを2体追放すると4マナで唱えられます。
そして奇襲でキャストすると… なんと3マナで唱えられます。
そして攻撃時に追放したうちの1体を回収、死亡時に残りの1体を回収すれば…..
なんと奇襲でキャストすれば3マナで2体のクリーチャーを回収できます!
これは圧倒的に高コスパ、なはず!!!
とはいえ攻撃した時に初めてクリーチャーを回収できる点や、その時に2体のうちどちらのクリーチャーを回収できるかはランダムなため、一概に最強の墓地回収カードとはいえない面もあります。
最後の贈り物の運び手
他のどのデッキで使えばいいんだってくらいヘンジー・トーリデッキのオリカ。
そもそも奇襲というキーワードについてですが、能力で場に出すわけではなく奇襲コストで唱えています。
そのため最後の贈り物の運び手に限らず、「唱えていた場合」というテキストを持っているクリーチャーとヘンジー・トーリは相性が良いです(余談ですが唱えていた時に効果が誘発クリーチャーはリアニメイトカードと相性が悪いため、デッキ構築の際は注意が必要です)
そしてこのクリーチャー、キャストして時にこいつ以外の場と墓地にあるクリーチャーを入れ替えます。
奇襲しまくっていれば自分の場にいるクリーチャーはヘンジー・トーリくらい。そのため場にいるほかのクリーチャーが生け贄に捧げられる効果は実質相手のクリーチャーだけ全除去といっても過言ではない(過言)。そしてそれまでに奇襲で散っていったやつらがすべて場に戻るのです。
これは最強!ぜひ終盤に奇襲でキャストしたいクリーチャーです!!
最後に
ヘンジー・トーリと相性のいいクリーチャーはめちゃくちゃ多いです。
そのため土地以外全部クリーチャーにしても十分強いデッキになります!
自分が使いたいファッティなクリーチャーを目いっぱい詰め込んで遊びましょう!!
それでは次回、「ヘンジー・トーリ_マナコスト奇数軸~オボシュを添えて~」の記事で。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?