山旅とライカの相性
山にライカを持ち込む人はそんなに多くないと思う。
山の中を歩いていて、多くが首からカメラをぶら下げているがライカをぶら下げている人とはあまり出会ったことがない。
これまでに1度だけ、M6をぶらさげている人と遭遇した。
年に20本ほど山行していて、記憶にあるのはその一回だけだ。
ライカ使いの写真家先輩にそんな話をしたら
「えー山に持って行ってるの?俺は無理だわ。。」
と嘲笑された。
高額な機材を汗と泥で汚していて、雨に降られて一回でダメにする可能性も十分にある。
お前馬鹿だなぁという気持ちと、少しのリスペクトが込められていたのかもしれない。
先輩は、小さく、すげえな、と言ってくれた。
ライカはコンパクトで軽いと言われながらも、旅や山に携行するには少し重い。
登山や旅に集中したいのであれば、正直邪魔だ。
本体660g、レンズ250g(ズミ35)で1k近くになる。
今はゴープロ(117g)や、リコーGR(257g)など、山向きで軽量のカメラはたくさんある。
重量を重視するファストパッキングなどを行う人は、カメラの類を持たず、iPhoneで兼ねるのが最も効率的だ。
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