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35mmレンズしばり

50mmレンズに負けじと劣らず、35mmレンズは凡庸だ。

いや、凡庸さで言えば35mmのほうが勝っているかもしれない。

また焦点距離の話かよと思われるかもしれませんが、35mmと50mmが好き過ぎるので許してください。コンパクトなシステムを目指している人や、人物撮影が好きな人、旅が好きな人、日常を撮りたい人、人間を撮りたい人、写真を勉強したい人、めんどくさがりな人、歪みが嫌いな人、軽いのが好きな人、写真が好きな人は、みんな好きだと思います。語りたがりな人は「焦点距離で哲学する」みたいになっていく。全く誰からも必要とされていない哲学だ、いや哲学とは本来その…

話をもどします。

去年はひたすら50mmで自分を縛ってきました。写真の基本に戻ってみようと思う気持ちもあったけれど、時代と気分が50mmな気がしたので。

そして今年は35mmしばりで撮影しています。

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summicron 35mm

日々の記録の常用として使い、仕事でも使い、旅でも使い。飯も人も自然も洗濯物もすべて、ひたすら35mmしか使えない。使わないというやつです。

もちろん考えに考え抜いて、どうしてもフィットしないアサインメント仕事に関してはレンタルしていました。(それも24-105みたいな汎用性とシンクロ率100%のズームレンズを)

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summicron 35mm

この前なんかは、人物撮影、それもスタジオでM10Dに35mmの組み合わせでやりました。テザリングできない環境で、撮ってはSDをPCに入れて確認して、ともう大変でした。とても良い試練となりましたのでまた今度詳しく書くつもりです。

過去に何度も50mmと35mmを使用してきましたが、またここ2年ほどで両者について深く考えてみようと思ったのです。

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