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次の日、肉じゃがはカレーになる。

煮物、煮込み系のメニューはついついたくさんつくりがち。といってもそうなるのもしかりで、たとえば筑前煮なら、鶏肉ににんじん、ごぼう、干し椎茸、れんこん…素材の数が多いんですよね。


🍛たくさんできたらリメイクしよう

そうなると、おのずと出来上がりの全体量も多くなって、気がつくと3日経ってもまだ食べ切れないなんてことも珍しくはありません。とはいえ食べたくてつくったメニューなのでそもそも好物ですし、次の日からは煮物を小鉢のポジションに据えて、メインを用意すれば解決する話です。

もちろん毎日食べ続けて食べきる以外にも、冷凍保存してストックにするという手もあります。煮物はつくるのに時間が必要な料理なので、レンチンで食べられる作り置きがあるのは実際ありがたいです。

そしてもうひとつの煮物消費法、それがリメイクです。

今回はそんな、リメイクレシピのお話。

🥔初日のごはんは肉じゃがで

というわけでまずは初日。この日食べたかったのは肉じゃが。煮物の王道です。

 

以前にこんなレシピの肉じゃがを紹介したことがあります。

かなりお気に入りのレシピなのですが、このスタイルはちょっとアレンジ系なので、今回はいかにも懐かしい煮物オブザ煮物系の肉じゃがにします。

🐮材料

・牛細切れ
・じゃがいも
・玉ねぎ
・にんじん
・ねぎ
・かつおだし
・醤油
・砂糖 
・みりん

じゃがいもとにんじんは、あらかじめ電子レンジで竹串が通るまで加熱しておきます。こうすることで煮込み時間が短縮できるので、忙しいときには重宝します。

まずは油を敷いたお鍋に玉ねぎと牛肉をいれてさっと炒め合わせたら、お砂糖と醤油をからめます。関西のすき焼きスタイルですね。

味がからんだらみりんを入れて、煮詰まった砂糖醤油をのばします。あとはレンチンしておいた具材とお出汁を注いで煮込むだけ。

玉ねぎが透き通ってやわらかくなったら、できあがり。じゃがいもとにんじんを予熱しておいたので、煮込み時間は10分もあればOKです。

時間にゆとりがあれば一度冷ましておくと、味がしっかり染みてよりおいしく仕上がります。

🍛さあ2日目のリメイク

そんな肉じゃがを堪能した翌日。そう、きょう金曜日はカレーの日。ここからは肉じゃがが、次の日カレーになる物語です。

🍛材料

・肉じゃがの残り
・追い玉ねぎ
・追いお肉(今回はチャーシュー)
・マッシュルーム
・カレー粉
・バター
・お好みソース
・ケチャップ
・水
・コンソメ

メインの材料は残しておいた肉じゃが。でも、旨味をプラスしたいので、マッシュルームに追い玉ねぎを追加。お肉もきのう食べすぎちゃって、残りの分だけでは物足りないので追加します。今回は常備菜のチャーシューで。このあたりの作り置きアレンジもリメイクレシピっぽいですね。

薄切りにした玉ねぎとチャーシューをバターで炒めて、カレー粉をプラス。

ケチャップ、お好みソースを加えます。

ここでマッシュルーム投入。よく混ぜながら炒めたら、肉じゃがの出番。

肉じゃがの残りを汁ごと入れて、コンソメを追加。水を足して煮込みます。

15分ほど煮て、しっかりカレーに変身したらできあがり。

🍛リメイク完了

ごはんを盛り付けたお皿に、カレーをかけます。

リメイク完成、これがきのう肉じゃがだったなんて、信じられなさそうで信じられる気もします。

🔪リメイクは楽しい

多めにつくった肉じゃがは、このほかにもトマトペーストを足したり、生クリームを加えたりすれば、けっこういろんなメニューにアレンジ可能。コンソメを追加することで、違和感なく洋食メニューになってくれます。

和食の煮物と洋食の煮込み、どちらも素材をコトコト煮込んで旨味を含ませるのはおなじです。あとはだしが昆布とかつおぶしなのか、それともコンソメなのか。それだけで料理の表情は変化します。

かつおだしで煮た肉じゃがに、その翌日コンソメの味を追加して煮なおせば、和食が洋食に変身することだってなきにしもあらず。メニューをリメイクできるようになると、食卓のバリエーションが広がります。

そして、なによりリメイクってけっこう楽しいんですよね。きょうのごはんをつくりながら、明日のメニューを考えたりすることもしぱしば。これからもいろいろリメイクしながら、つくるのも食べるのも楽しんでいきたいと思います。

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