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フリーライターメモ:01 キャプションと本文について

僕は編集部にいた期間が長くて編集として仕事してたような気もするけど、煎じ詰めるとライターなんじゃないかと思い、現にいま、どっちかというとライター仕事が多い。

というわけで、ここに、なんとなく普段やってることをツラツラとメモっとくと、無意識に身についていることを忘れないような気がするし、もしかしたら誰か初心者の人とかの参考になるかもしれないなあと。で、「もっといい方法があるよ!」という人がいたら、教えてほしいです。で、とはいえ、続くかどうかわからない。

というわけで、まずはキャプションと本文について。

Web原稿と紙原稿では違ってくると思いますが、今回はどっちかというと紙原稿の話。

まず、キャプと本文と、書いてあることが同じなのか別なのか? これ、媒体によって違う。本文と同じことをしつこく書いてくれと言われることもあるし、本文と内容が被ってると指摘がはいることもある。まあ、なんとなく後者のほうが基本かと。

で、じゃあ書くときにどうする? って話。自分は、だけど本文を書く前にキャプを埋めてく。外堀から埋めるイメージ。すると、まず内容が被らない。それから本文とキャプの位置づけもはっきりできる。つまり本文は概要だったりストーリーだったりを語り、キャプは端的具体的な内容となるわけ。これ、当たり前なんだけど、けっこう混ざったりする。もちろんわざとキャプにちょっとストーリーっぽい話を混ぜたりといのも、場合によってはおもしろい。

で、とりあえずキャプを埋めていくと、どうしても本文の、概要的な内容だったり、ちょっとストーリー性のある言い回しが出てくる。そうしたら、それはキャプからは切り離して本文用に持っていく。

まあそもそも、どうしてキャプ→本文という手順で作業するようになったかというと、若い頃は本文を書き終えて力尽き、「あー! まだキャプ残ってたー」とか、なってたからw キャプだったり表だったり、たとえばインタビューならプロフィールなどとにかく外堀を埋めていけば、最後に原稿でフィニッシュできる。さらにいえば、外堀で情報をある程度整理できるから、本文を書く時に頭のバッファに全部入ってラクというのもある。

本文からキャプの内容を切り出せばいいじゃん? という話もあるかもだけど、本文というのは大きな流れでできているから、それをせき止めたり切り離すのは案外アタマがしんどい。

つまり、キャプだったりプロフィールだったり、そういう部品をたくさん作っておいて、あとで本文という形でまとめたほうが、頭の中の整理という意味でも、本文書き終わったあとにキャプ書くのだりぃってことにもならず、よい。

あ、もちろんケースバイケースだし、その日のノリもあるからそのあたりは臨機応変に、なんだけど。

というか、こういうことは皆さん当たり前にしてるんですかね。でもあんまり言語化されてないような。そして、少なくとも僕は教えられずだったんで、誰かきっと、役に立つ人もいるだろうなと。とはいえ、今の時代紙の原稿を書いてる人がどんだけいるんだって話もあるけどもw


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