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「祝祭のハングマン」を読んで

Audibleにて中山七里さんの作品を聴きました。

法律で裁けない罪人に直接審判を下す。

僕が勝手に持っていた中山七里さんのイメージとは少し違った感じで、次回作もあるんじゃないかと期待してしまう作品でした。


○ざっくりストーリー

女性警察官が主人公。

ある日、トラックによる死亡事故が発生し、父の会社の同僚であることがわかる。

ほどなくして、会社の別の同僚も亡くなり、立て続けに父自身も仕事中に労災で亡くなってしまう。

父の勤める会社は大手の建設会社であり、裏金などの黒い噂も囁かれている。

会社の怪しさは見えるものの、決定的な証拠が見つからず、やきもきする主人公の前に以前警察官だった私立探偵が現れ、思わぬ方向へと進んでいく。

○まとめ(少しネタバレ含みます)

警察官である主人公の倫理観と、肉親である父の復讐に燃える心情の揺れ動きに注目しました。

どんどん証拠が積み上げられていく中で、公僕として、人としての倫理観の葛藤……

結末にはやるせない気持ちがありつつも、納得するというかスカッとするというか。

中山七里さんの代名詞でもある、どんでん返しはなく、スッと話が進んでいく感じで、次回作も期待できるような作品でした。

どんでん返しを期待して読んでしまうと、少し物足りなさが残るかも……

ファンとしては、これはこれで読みやすく新鮮で、次回作にも勝手に期待してしまいます。

気になる方はぜひ。

Audibleで聴けます。

最後までお読みいただきありがとうございました。


おしまい。

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