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会社を会社っぽくするために

人事から「組織について考えていることを(なるはやで)noteに書いてください」とリクエスト頂きましたので、急いでnoteの下書き画面を開いています。

2019年7月に創業した東海エイチアール株式会社、略称東海HRは、現在3期目第1四半期を迎えています。メンバーは7人ほどでまだまだ小さい企業ですけれども、なんとなく最近「会社っぽくなってきたな」と思えるようになりました。今回は「会社っぽさ」ってなんだろうをテーマにnoteを書いていきたいと思います。

会社っぽくするのは本当に難しい

大学生時代にフルタイムで仕事させて頂いた会社が2社あります。どちらも創業期の社員2-3人のスタートアップ企業でした。その後、就職もせず勢いで1社目を起業してしまったので、「普通の会社ってどんな感じなんだろう」「働くってなんなんだろう」と思いながら前の会社を経営していました。

その時は業務を手伝ってくれるパートナー関係の人はたくさんいましたが、会社を大きくするための採用をすることはしていませんでした。

自分の中で、いわゆる会社っぽい状態について解像度を上げることができた体験が3つあります。1つ目は、この記事を読んだことです。

起業は「不安・不安定・危険」な状態から「安心・安定・安全」な組織にしていくこと。なのではと思っています。

pixivの元社長さんの記事で、超真剣に「会社っぽくするには」とググってたまたま発見することができました。すぐに理解できたわけではなく、心の底から納得感のある状態で読めるようになったのは本当に最近です。特に、上記で引用した最後の締めくくりのこの部分は刺さるものがあります。

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(写真:最近引っ越した、広小路通り沿いのオフィスビルの前の通り。前は新幹線高架下の倉庫だったので、前よりはちょっと会社っぽい場所になったな?と思います。)

2つ目の体験としては、これまで色んな地域・業界・規模の企業さんのもとへ、仕事を通して出向させてもらったことです。世間知らずな自分は、よく知りもしない伝聞情報から、「会社や仕事は自由なほうがいいな」という先入観がありました。

しかし、いざ色んな企業さんの中に入って働いてみると、従業員さんの幸福度もお賃金も高い企業には、一貫して洗練されたルールがあることに気付きました。特に、日報や議事録の作成が徹底されていたとある会社さんは、経営状況が大変よく、週2日で来ている学生のインターン生すら経営目標と進捗をリアルタイムで把握していました。

これを真似して東海HRでも日報や議事録の作成はルール化しました。でも、徹底することはまだ出来ていませんので、その難しさを毎日感じています。

3つ目の体験としては、今でも運営しているNagoya Startup Newsを通して、世代の近い周りの知り合いの起業家が経営している会社が大きくなっていく過程を見てきたことです。

特に、前の会社から引き継いで今の会社でもお取引させて頂いているTRYETINGさんや、前の会社で採用広報のお手伝いをさせて頂いた元DUO(現ZIZAI)さんからは、目の前で少人数の集団がちゃんと会社になっていく様子を見ることができました。

東海HRはどう会社っぽくしているのか

このnoteを書いているくらいなので、東海HRももちろん会社っぽくしていくことを目指しています。じゃあ、どんなことしているのか、4つリストアップしてみました。

1. 人事のプロに入ってもらう

実は、1期目の末でスタッフが全員抜けていて、ちゃんと採用といえる採用ができたのは2期目の真ん中くらいでした。就職も転職もしたことのない自分でも、中途のフルタイムのしかも優秀な方に入社してもらえるまともな会社をつくれるように、まず人事領域で専門性のある方を探すことにしました。

そのときに興味を持ってくれた人が、いま人事として入ってくれているゆいさんです。ゆいさんが入ってからかなり会社っぽくなりました。

2. バックオフィスに課金する

会社っぽくなるための条件の1つとして、バックオフィスの整備は大切だなと認識はしていました。しかし、いざ自分たちだけでやってみると、業務に割くためのリソースも専門知識も全く足りず、現場は疲弊しがちです。ってか初見殺しのタスクが多すぎません!!!???

なので、会計・経理・人事・労務の領域で4つの専門事業者の方々に月額で報酬をお支払いし、顧問や実務で入ってもらって、上流工程から制度設計をしてもらっています。まだまだ全然整っていませんが、社内のメンバーが本業に集中できる環境が少しずつ構築できてきた気がします。

3. 外部から資金を入れる

東海HRでは1期目に400万の出資と1,000万円の融資を頂いています。初期から外部から資金調達をすることで、事業を大きくさせることや利益を上げていくこと、つまりは会社っぽくしていくことが経営の大前提条件となります。

自分の性格的には成長を余儀なくされるくらいがちょうどいいなと思っています。お金が手元にあると管理したり投資をしないと行けないので、(社長以外の)スタッフがお金について考える機会が増えます。これもなんか会社っぽいですよね。

4. 利益を出す

会社っぽくなっても、最低水準が上がっただけで「いい会社」になるわけではありません。いい会社は仕事環境も良いしお賃金も高いし、生産性ある仕事をするための仕組化も進んでいると思います。

東海HRは新規事業開発実務サービスをやっているわけなので、いい会社としていい人を集めないとですし、自分たちもお客様の手本となるくらい利益出していかないとですし、いい会社するために利益を出していきましょうって話をよく社内でしています。

しごく当たり前のことですが

よくベンチャー転職の文脈で、「自由じゃなくてルールがないだけ」「裁量があるんじゃなくてマネジメントされていないだけ」っていう声を聞きます。正直そのとおりだと思うので、規模や段階に言い訳せず、働く人にもお客様にも安定感を感じてもらえる会社にしていきたい次第です。

自分たちがやっている商売は、地元の大手企業さんとのお取引も多く、安定感も大事な価値提供の1つです。

なので、ルールもマネジメントもない企業で仕事できる若手の人たちだけを集めて組織をつくっては駄目で、創業3年目でも、より会社っぽくしていくことに力を注いでいきます。しごく当たり前のことですが、大切にしたい価値観の1つです。

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毎度恒例ですがengageの募集も載せておきます。このnoteを見て「!!!ワカメちゃんと価値観一緒や!!!」と思った方、ぜひオフィスに遊びに来てください。


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