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25歳で創業してから早5年...考え方はどう変化したのか

令和元年7月に「令和時代の東海地域の新産業創出を加速させる」をミッションに創業した東海エイチアール株式会社。25歳になったばかりのときに創業して、今年6月で丸5年経ちます。20台後半の大半の時間をこの会社と一緒に過ごしてみて、考え方も随分と変わったなぁと感じる昨今です。振り返りの機会として、このnoteを書いてみたいと思います。

1. 山への向かい方大きく変わった

最近はハイキングにハマっているので、目標を"山"で例えてみます。

まずは今年の2月に雨の中登った岩岳山(南アルプス前衛 )の道中写真をどうぞ

25歳に創業したときは、経営者たるものめちゃくちゃ高いヒマラヤ級の山になるはやに登ってナンボという考え方で会社をやっていたと思います。そのための資金繰り(出資や融資を受けたり)やチームづくりに勤しんでいましたが、28歳くらいでようやく「あぁ、これ全然得意じゃないな」と気付き、膝から崩れ落ちたのを覚えています。

今はロングトレイルのスタンスに変わっていて、自然を踏破することを楽しみながら、結果的にピーク(頂上)を経由するといいなの気持ちです。これは決して、ゆるゆるやりたい、気張らずにやりたい意味ではなく、遭難や怪我をしないための緊張感を常に保ちつつ、同じ価値観のメンバーと一緒にハードなトレイルをし続けたい、といった具合なのです(この感覚伝わってほしい)。また、興味のある寄り道にはしっかり寄ろうと考えるようになったことも大きな変化です。

時には道迷いもありますが、素敵な風景に出会えることも魅力

2. 自分が今やるべきことはなんだろうと考える時間が増えた

こんな当たり前のことを仰々しく書くのも大変恥ずかしいのですが、25歳の創業当時は、目の前にあるタスクを全てごちゃまぜにして、気合い(ただの長時間労働)で全てをこなしていた感がありました。引き合いのお仕事も基本断らずに全てYesかハイで回答していた記憶です。

これはこれで振り返ると大事な時間だなと思います。が、結果的に運動不足でちゃんと体調不良になったり、無理して引き受けた仕事でメンバーのエンゲージメントが下がったり、私生活の進捗を出せなかったりなど、バケツに空いた穴を塞がないままの状態が続いていました。

現在は、自分が今本当にやるべきことはなんだろうと、立ち止まって考える余白の時間を増やすことができました。特に、バックオフィスを中心にワカメダの苦手なことをたくさん、しかも内製でこなしてくれるメンバーを採用してからは、この時間を多く取ることができるようになっています。

表で簡単に書くとこんな感じです

得意なことややるべきことに向かう時間が増えると、得意だと思っていたけど実は苦手だった、楽しいからついついやっちゃうけど実は代替するべきだった業務を再確認できるようになります。ついついやるやる詐欺になっていた業務を捌けるようになり、会社や私生活をポジティブな状態に維持しやすくなったことが大きな変化です。

3. 起業家としてのキャリアを考えるようになった

創業したばかりのときは、会社が〇年後こうなっていて欲しいなのイメージだけを持っていて、そこに自分自身の将来像をセットで考えていませんでした。自分の人格と法人格を一緒くたにしていたのかもしれません。

今は自分自身のWantが第一にあり、その次に会社があります。例えばビジネスモデル的には最初、創業前から運営していたNagoya Startup Newsというニュースサイトで構築したネットワークを駆使して、競合が少ないニッチ領域でプラットフォーマー(仲介業)で商売をしていこうと考えていました。

「令和時代の東海地域の新産業創出を加速させる」のミッション達成確度を考えたときに、事業をポコポコと生む仕組みができたデカい会社を自分でつくるよりも、タッグを組んでくれる企業さんと一緒に手を動かしたいプレーヤーとしての感情が年々強くなっていて、現在はそっちに振っています。

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プレーヤーで勝負するとなると、他にも強いヤツらはたくさんいるし、商売的には差別化がどんどん難しくなるデメリットもあります。それを以てしても、戦闘能力や武器をコツコツと磨いていきたい気持ちです。呪術廻戦でいうところの伏黒パパ、ベルセルクでいうところのガッツ的な存在を目指したい所存です。

まとめ

創業から5年も経つと、考え方が180度以上変わるようなことも多いなと、noteを書いていて途中でびっくりしました。更に5年経った頃には考え方が一周しているかもしれません。ミッションは変わりませんが、過去のスタンスと整合性を取ることに縛られず、引き続き会社経営と情報発信をしていきたいと思います。

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