どこかにあるBlondieを探して

皆さんBlondieは大好きですよね。
ぼくも大好きで、昔はよく聴きました。

若き日々とBlondie

最初にニューヨークパンクの流れで聴いたせいか、
VHSのビデオテープで観たUnder Undergroundのライブ映像のせいか、
Blondieはもっとできるはず、ポップなだけのバンドじゃないと思ってしまいます。

そんなBlondieを聴いていた十代のぼく、好きなバンドだったけど、少しだけ、ほんの少しだけ恥ずかしかった。「Blondieっていいよね」なんて友達に言うことができなかった。

家にはひっそりとファーストアルバムとベストアルバムがあったのだけど、友達が家に来たときに一緒に聴いたようなこともなかった。

当時一番好きだった曲、Hanging on the Telephoneはカバー曲であるといった問題もありつつ。なんとなく話題にしずらかった気がします。

The Nervesのバージョンを聴くと、より荒々しいギターバンドの曲ということがはっきりします。(他にもOne Way Ticket、Paper Dollsあたりはかなり好きな曲ですが、その辺りは割愛)

思い出の中のBlondie

そんな曖昧な記憶に埋もれてしまったのか、本当のBlondieがどこかにいるのではと思い始めます。ニューヨークパンクという括りのせいもあってか、アメリカのガレージパンクから脈々と続いてきた原始的なパワーを感じるのです。
ぼくは今でもあるかわからない、あったかもしれないBlondieを探し続けています。
こんなところにいるはずもないのに。

せっかくBlondieのことを思い出したのでYOUTUBEで映像を探してみました。

いた。YOUTUBEにいたんだ。

あらためてYOUTUBEで確認してみたら、これで良かった気がしてきました。あとはX Offenderあたりを聴いておけば、ぼくは幸せになれそうなことがわかりました。

この機会にSpotifyで聴き直したり、YOUTUBEでPV観たりしたことで、ぼくの1番好きなBlondieの曲はX Offenderに代わりました。こんなにポップなのに、歌詞は立ちんぼ。ニューヨーク。
Velvet Undergroundを祖とするニューヨークの感覚がヒシヒシと伝わります。

そういつだって幸せは身近にあるもの。Blondieが教えてくれました。いや今回はYOUTUBEが教えてくれたのかも知れません。

気になったらまずは調べてみよう、YOUTUBEを。信じてみよう映像の力を。

YOUTUBEの中のBlondie

地球上の誰かがふと思った。あの時の映像もYOUTUBEにあるのでは?そんなに何もかも揃うわけはないか。

いや、あった。確かにあった。
が、どうやら違法アップロードだったらしく、しばらくしたら観られなくなっていた。
あのコカコーラのスラックス?吐いたデボラ・ハリーは最高だった。

しょうがないのでライブ音源を探してみた。

こちらはドイツのテレビ番組 Musik Ladenの公式のもの。良かった公式。やっている内容はほぼCBGBの頃と変わっていない。多分この後からどんどん売れていくのだろう。

Blondieをもっと知りたいあなたはこちらを参考に。

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