見出し画像

OI 続編

以前にOI編を書きましたが、その続きを書いていきます。

お客さまの多くは、なんとなく保険に入られている方が多いです。

多くの方は自身の潜在的な問題に気づいておらず、例えば、がん保険や医療保険のみに自ら加入されていたりします。

お客さまは、プランナーに、どんな商品がいいの?といった問いかけをされてこられますが、そもそも保険は、問題が生じた時の解決策であり、問題をわからずに商品をお出しすることはNGです。

病院に行って、先生の部屋に入って、いきなり処方箋を出されたら、どうお感じになりますか?

いや、ちょっと待ってよ。ちゃんと問診してくださいよと。なると思います。でも、保険となると、頭が痛いのに、胃薬を飲んでいるようなお客さまが多いのです。

これは日本独特の過去の保険販売手法による仕方のない事象です。昔は、保険というと、外交員の方が、特約モリモリのパッケージ商品をもってきて、あなた、社会人になったんだからこれ、入っておきなさい。と言われて、はあ。何だか良く見かける方だし、先輩やまわりも入っているから俺も入るか。みたいな感じで、みなさんが保険に入っているからです。

問題解決にならないものに、場合によっては一生で1,000万円以上払う方も多いです。なんとなく入ったら、家の次に高かったというオチです。なんとなく1,000万円払ってしまうというのは恐ろしいことです。

そして、多くの方は、自分の保険がどんなものなのかも、あまり理解されていないです。もしかすると、お入りの保険は一生で1,000万円ほどを、まるまる失ってしまう保険かもしれません。

一方で、プロのプランナーに相談をし、一緒にベストな保険設計をされた方は、一生で1,000万円がそのまま返ってくる保険かもしれません。

35歳の方が月3万円の保険に入ったら、65歳までで1,080万円を払っています。この設計方法の違いで、老後の資産形成は大きく左右します。

あなたは何のために保険に入ったのか。今は入っている保険で、それをちゃんと問題解決できているのか。人生で保険について考える時間はほとんどないです。今加入している保険が100%のベストだという確信がないのであれば、プロのセカンドオピニオンは役に立つはずです。

映画のタイタニックはご覧になりましたでしょうか?

主人公の女性は船長に、この船の救命ボートの数が少ないのはなぜですかと聞くシーンがあります。すると船長はこの船は絶対に沈みませんからと答えます。ところがタイタニック号は沈んでしまい、救命ボートが足りなかったために、多くの犠牲者がでました。ディカプリオも...

今加入している保険が万が一の際に、本当に役に立つのか?万が一が起こる前に、ちゃんと対策をしておくことが大事なのではないでしょうか。

特に重要なのは、万が一の際にいくら出るのかであり、なぜならそれが救命ボートの数だからです。これは銀行や証券のみにお金を入れているだけでは、どうにも助からないということです。

人はモノを買うときは、現状に不満(不安)を感じ、その問題解決をするために、買っています。家族で安心して快適に暮らすために家を買ったり、電車で行けないところでいつでも行けるように、車を買ったりします。

保険に不満を感じるのはいつでしょうか。それは実際に使うときです。万が一の際に保険金が少なければ、お子さんの大学進学や私立の学校をあきらめたり、子供を鍵っ子にして、長時間仕事に出ることになったり、生活費を切り詰めなくてはならないことに不満を感じたりするでしょう。

長生きした際に、役に立たない保険(年金)であれば、国からの年金のみに頼るという寂しい老後になってしまうかもしれません。

いずれも場合も、不満を感じた時には遅すぎて、どうすることもできません。もうすべて取り返しがつかないのです。

一体なぜこんなことになってしまったのか。それはプロに相談せず、自分だけで付き合いやかけ金で保険を決めてしまったからです。

保険は不満を感じた時にはもう買えません。しかも、それに気づくのは、あなたではなく残されたご家族です。

「保険をちゃんと設計しなかった後悔は大きいのです。」

大切なご家族のためにも、今、保険を真剣に考えてみることをお勧めいたします。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?