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TTL48 起業家精神教育って何?

2022年5月29日実施レポート
TTL46 「起業家精神教育っ何?」
~2040年の授業をデザインするワークショップ~

終了の記念撮影時にて


0.はじめに、山﨑が考える起業とは?

私山﨑はホームページ制作事業を起業したり、当問い立てラボを運営の事業をしたりしています。素人なりの見解ですが、
1.私はあまり市場調査や社会のニーズを調べていません。とにかくやりたいと思ったことをやりながら、考えています。
2.私は教員の仕事を辞めていません。むしろ現役教員のブランドが付くし、現職にも双方にメリットがあると思っています。
3.「現役教員」×「HP制作」×「海外経験」=「山﨑らしさの事業」が成り立つ。つまり、HP制作会社は世の中山ほどあるけど、別の要素をかけ算すると一気に価値が増す。そんな式を立てれば誰しも事業を起こせるのではないか。

0.山﨑が考える起業家精神教育とは?

詳しくは探究学習について別記事で述べますが、探究学習で育てたい生徒像と、起業家精神教育がほぼ一致するように思います。
文科省もそのことを言っているんだと思いいます(記事↓)

山﨑が考える、教師の役割(探究支援、教科支援でも使える考え方)

1.起業家精神教育とは?

初等中等教育段階における起業家教育の普及に関する検討会『「生きる力」を育む起業家教育のススメ 小学校・中学校・高等学校における 実践的な教育の導入例』より

https://www.meti.go.jp/policy/newbusiness/downloadfiles/jireisyu.pdf


2.日本にもベンチャー黎明期があった

明治時代の政府が「起業勃興」を唱え、世は空前の起業ブームとなった。そのうちの一人渋沢栄一。

3.起業家教育に必要なモノ3選とは?

講師板倉が考える、起業家教育に必要なモノ

(山﨑感想)「哲学」は意外だった。必要性は分かるが、なぜ必要なのか私にはまだ言語化できない。

実際に、自営業をしている家庭の子は、起業しやすい傾向があるという。

(山﨑感想)現代の子どもたちは、便利がゆえに家事さえ手伝うことも少なくなった。他者に貢献する精神だけでなく、起業家精神も奪うことになるのではないか。

(山﨑感想)海外に行くことで、「複数の目線」で社会をみることができ、何が必要なのか気づけるのではないか。

4.ユニコーン企業*の割合

*評価額が10億ドルを超える、設立10年以内の未上場のベンチャー企業

ユニコーン起業という言葉、恥ずかしながら、山﨑は初めて知りました。
Japanはランキング外です・・・。

日本のユニコーン起業一覧↓
これを生徒と調べて発表し合うだけでも、生徒の視野が広がるかも。

5.板倉さんの過去の事業

板倉さんは、高校生にこのように語り掛ける
板倉さん、1つ目の事業、上手くいかなかった
板倉さん、2つ目の事業もうまくいかなかった。

(板倉談)
2つの事業は上手くいかなかったけど、自分の中で得られたものは多かった。社会に出てみたら、自分に足りないものがあることを経験できた。
今でも諦めてない。失敗と思っていない。今はまだ道の途中。

(2つの事業が上手くいかなかった理由)
・マーケティングや情報収集など、起業に必要な基礎スキルが足りなかった。
・一人だったから、誤りを仲間として指摘してくれる人間がいなかった。

6.起業家教育に必要なもの Part2

7.起業家板倉さんの通った学校

(板倉さんが海陽学園で特に学んだこと)
・先を歩く社会人の生き方に触れられた
・圧倒的暇ゆえに興味関心を突き詰められた
・背中を預けられる仲間と出会えた

そんな経験が、失敗を恐れない心を作ってくれた。

そんな経験をできる場所が、学校の外にはたくさんある。

そんな経験を中高生にしてほしくて、キュリーを立ち上げました。

8.山﨑のまとめ

「山﨑が考える起業家教育」「板倉さんが考える起業家教育」「板倉さんの生き様」、それらを通して、私なりに起業家教育の大事な要素を3つにまとめてみました。
・考えながら事業を起こす(課題発見)
・仲間や社会人や家庭などの周囲との協力(協働的な学び)
・哲学や海外視察など複数の目線や思考力(基礎的な教養)

最後に、「職業かるた」をして、高校生の視野が広がるワークを行いました。

講師紹介


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