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「書けなかった」を書いてみる。

今回直面した事態を、つい先日、見事に言語化されていた方がいらっしゃったことを思い出しました。

はにわもかわいいですね。
今日の私の記事は読まなくていいので、ぜひとも上記のリンクよりヤスさんの記事をご一読くださいませ。



ここからは好き勝手に喋ります。
そうです、書けなかったんです。

順番に説明します。
まず最近、Googleフォトで過去の写真を振り返っています。
「◯月◯日」のように日付だけを入れて検索すると、年をまたいだ同じ日に撮影した写真・保存した画像を、一覧で眺められるんですね。

少し前にその要領で「5月5日」を検索した時。
2015年だけ、やけにたくさん写真を撮っているのが目にとまりました。

すぐに思い出した。
2015年の5月5日は、作家・森博嗣さんの講演会に参加した日でした。

好きな作家は何人かいますが、その中から一人だけ選ぶなら、迷わず森博嗣さんを挙げます。
大好きかつ多大なる影響を受けた、唯一無二の存在です。

そんな人が、ファンクラブ会員限定の講演会を行うという。
ただでさえメディアに出てこない人でもあるので、迷わず入会して応募したんでした。

無事に当選して、参加した日から今年で9年。
そんな経つのか……と時の流れの速さにおののきつつ。
どうせならあの時の思い出を振り返る記事を書いて、5月5日に更新したらいいんじゃないか?? と思い立ったわけです。


そう決めてからは話が早かった。
・4連休の初日でもある5月3日に、連休中に読みたい積読本の話を書く。
・5月4日は、ひと月ぶりに「10年日記」の再挑戦。

・5月5日は森さんの講演会に行った思い出。
という具合に三日分、書く話題が一気に決まりました。

ここまで気持ちよく決まると嬉しいね。
決まってることをしっかり出力するだけでいいし。
なんならいつも以上にスムーズに書けたりして、それだけたくさん本を読む時間も取れるかもしれない! 明るい未来!! ビバ連休!!!
という謎のテンションでウハウハしたりとかして。



で、この記事のタイトルに戻ります。
そうです、書けなかったんです。

理由は完全に自分のせい。
当時、主催(森さんのファンクラブ)から参加者向けに案内された「講演内容に触れたレポート等の公開はご遠慮ください」の一文を失念していたんです。

気付いた時点で、半分ぐらい書いていました。
意気揚々とキーを叩いて、当時の詳細な思い出をそれなりの文字数で書き上げたところで。
ふと「あの時のこと、他にも書いている人っているのかな?」って気になってしまってですね。

Googleで「森博嗣 講演会」で検索するも出てこない。
2000年代前半ぐらいの、ものすごく昔のレポは出てくるけど、2015年以降に更新されたサイトがヒットしない。

もしかして……とGmailの受信トレイを9年前まで遡って、当時のメールを確認してみれば、やっぱり書いてありました。
「講演内容に触れたレポート等の公開はご遠慮ください」
検索しても出てこないわけだ、と納得。

やむを得ず下書きを全部消した後に出来上がったのが、今お読みいただいているこの雑談です。
(雑談って言っちゃったよ)


雑談で終わらせないために、ひとつ話題を振ってみます。
この記事のタイトル
「書けなかった」を書いてみる。
に決めたんですが、どう思いますか?

「書けなかった」と書いてみる。
「書けなかった」で書いてみる。
「書けなかった」を書いてみる。

と悩んで、最終的に「を」に落ち着きました。

文章としての正しさ。
記事タイトルとしてのインパクト。
タイトルは内容を表すものであるべき、という正確さへのこだわり。

いろいろせめぎ合う中で、頭を悩ませる。
そんな時間もまた、タイトルを考える面白さではあるんですけどね。


何のオチもひねりも無く終わります。
最後までお読みいただきありがとうございました、といつも以上に力を込めて言いたいです。
ありがとうございました。よい一日をお過ごしください。

#66日ライラン35日目


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