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お 手 紙 の お は な し 。

初めて入った雑貨屋さんで
小花柄のレターセットを買った。
友人に手紙を返すためだった。

お会計をしてもらっている時、
店員さんが声をかけてくれた。

「お手紙、お好きですか?」

私はもちろん、好きだと答えた。

すると、店員さんが
お手紙交換リレーについて教えてくれた。

『知らない誰かさんとのお手紙交換』

①特定の相手を決めずに手紙を書く。
②とある郵便局宛に送る。
③そこで自由にシャッフルされる。
④誰かが書いてくれたお手紙が届く。

雑貨屋さんで参加券を買うと、
その郵便局の住所が書かれた
宛名のシールがもらえるらしい。


話を聞いただけで、心がわくわくした。

つい先日、本で読んだ内容に似ている!


「水曜日の手紙」という本。
(すごく素敵な本なのでぜひ読んで欲しい。)

本の世界と現実の世界が
繋がったような感じがして、嬉しかった。

何について書こうか
ちょっと迷った。
何かを宣言してみようか、
思いきり夢を語ってみようか、
今悩んでいることを正直に書いてみようか、、
相手が分からないとなると
案外迷う。

結局のところ、私は
「お気に入りの本」について書くことにした。
手紙で多くのことを伝えるのは、難しい。
この手紙が届いてよかった、と
心に残ってくれるようなことを書くのは、
もっともっと難しい。
それならば素敵な本を紹介し、
手紙を受け取った人が本を通じて
少しでも素敵な時間を
過ごしてくれたら嬉しいと思った。

おすすめしたのは
「静かな雨」という、宮下奈都さんの本。

やさしく、せつなく、読みやすい作品。
記憶が一日しか持たない女の子と
それを支える男の子の物語で、
愛おしくなるような透き通った恋。
多くの人に届いて欲しい作品だ。


私の手紙は誰の元へ届いているだろうか。
その人が本を手に取っていてくれたら
とっても、うれしいな☺️

そしてこの間、お手紙が届いた。
このことについてはまた今度、
noteに書かせてもらおうと思う。

これからもあたたかい記事をお届けします🕊🤍🌿