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サラリーマンが平日の夜に気兼ねなくパンを作る為の方法。

noteには書いていなかったが
今年3月、誕生日プレゼントに
前々から欲しかった食パン型を
奥さんがプレゼントしてくれた。
それから何度か食パン作りに励み
少しずつではあるが上達し、
一番最近焼いたパンは
お店で食べるものと遜色ない位に
作れるようになってきた。

なかなか生地をこねるのが大変だったり、
上手くいかなかったりすると思うけれど
(ホームベーカリーって便利よね)
私の場合はこの“こねる工程”が好きだ。
バターを練り込み始めた時の生地は
ベタベタして、こね台にくっついて
失敗したかと不安に襲われそうになるけど
こねて叩いて丸めて…を繰り返してく内に
まるで最初からバターなんか
練り込んでなかったかのように
サラサラでつやつやした
生地がこね上がる。
この時の生地が堪らなく愛おしい。

ただ、パン作りに一つ懸念があって
それは作るのに時間がかかること
ざっくり見積もっても

  1. 材料の混ぜ・こね・・・30分

  2. 一次発酵・・・60分

  3. 成形・ベンチタイム・・・30分

  4. 二次発酵・・・60分

  5. 余熱・焼成・・・45分

と、少なくとも3時間半はかかる。
仮に21時から作り始めたとしたら
出来上がりは翌1時半ごろ。
そこから粗熱をとって切り分けて…
とかやってたら就寝時間になる。
(私の寝る時間が遅いのはさておき)

そこでお薦めしたいのが
池田愛美さんの著書
『ストウブでパンを焼く』だ。

この本ではストウブ鍋を使って、
カンパーニュ(ハード系パン)と
ミルクパン(やわらかパン)の2種類をベースに
様々なパンレシピを紹介している。

しかも、この本のレシピでは
生地をこねる工程が一切ない。
そして、一次発酵は
冷蔵庫の野菜室で
6時間〜2日寝かせるという
低温長時間発酵を採用している。
なので、1日目は一次発酵まで、
2日目は出来上がりまで
という作業分担が可能になる。

そうなると、1日1時間半ぐらい
時間をとれれば良いので
平日でも気軽にパンが焼ける。
そして、こねる作業が無い分
失敗する確率も低い(と思う)。

どら焼きを作った時に残ったあんこを詰めた「ちぎりあんぱん」
ぶつ切りにした焼き芋が豪快にはみ出た「ゴマ芋カンパーニュ」

我が家にはストウブ鍋が無いので
代わりに無水鍋で焼いているが
特に問題なく焼けている。

写真だと分かりづらいが
鍋いっぱいの大きなパンが
出来上がるため
ウチの場合、夫婦ふたりで
おやつに食べても3〜4日は持つ。
ちぎりあんぱんは
力が出ないアンパンマンの頸部めがけて
投げつけたら代理になりそうな塩梅だ。

ちなみに、私はこの作業分担を
スコーン作りにも応用して
最近では
初日・・・粉と水分の計量〜冷蔵
2日目・・・サブラージュ・生地づくり〜冷蔵
3日目・・・型抜き・焼成

と3分割レシピにして、
平日でもがしがし
スコーンを作れるようにした。

という訳で、皆さんも
この低温長時間発酵を使って
忙しい平日の夜でも
パン作りしてみませんか?
次の日、会社で仕事中に
パンをつまみながら仕事できますよ?

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