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"科学と行動が生み出した"土地仕入れアプリ「ツルハシ」の誕生秘話

イントロダクション

こんにちは!トグルホールディングス採用広報担当の原田里佳子です。

写真左:ツルハシ開発責任者  植村/右:原田


トグルホールディングスは「アナログな不動産開発業をソフトウェアで置き換え、新しい不動産投資マーケットを創造する」というミッションに挑戦し
ています。現在、複数の新規事業を立ち上げているフェーズで、数多くのプロダクトの卵を温めています。

今回、ローンチが完了し運用を開始したプロダクト「ツルハシ」のご紹介をします!

土地仕入営業CRM・SFAアプリ「ツルハシ」とは?

【ツルハシとは】
土地仕入営業を支援する社内利用のCRM・SFAアプリケーションです。
営業対象地をマップ上に表示し、営業履歴の登録や過去履歴の確認などができます。

機能1: 営業対象地がマップ上で簡単に確認できる

ツルハシは、営業メンバーが「誰でも」「すぐに」「高い生産性」で稼働することを実現するアプリです。
そのため、できるだけ平易なUI/UXを心がけています。特に土地の色付けにはこだわりました。
トグルホールディングスの営業モデルでは、営業ステータスが9つあります。しかし、それぞれに1色ずつ色付けをしてしまうと、営業メンバーが混乱し、「高い生産性」が損なわれてしまいます。そこで、訪問すべきかすべきでないかの基準で、青と黒の2色に分け、一目で営業対象地を視認することができるように工夫しました。

色付けのBefore/After

機能2: 営業履歴の登録・閲覧ができる

それぞれの営業メンバーが営業結果を直接登録でき、過去の営業履歴を営業メンバー間で共有することができます。
この機能にも「誰でも」「すぐに」「高い生産性」で稼働することを実現するために、工夫を凝らしています。
具体的には、入力フォームの数をできるだけ少なくしたり、入力値を自動的に補完したりするロジックを実装しています。

営業履歴画面

土地仕入れ業務を刷新する「MINE」事業

既存の土地仕入れ業務は、訪問前の土地調査や訪問時の交渉などのフェーズで、営業担当者の不動産の専門知識が不可欠でした。
新規事業の1つであるMINE事業では、今までの常識を覆す「土地仕入れに専門知識が不要」な世界を実現しようとしています。
ツルハシは MINE事業が描く世界を実現するために誕生しました。

コラム 📖
【ツルハシ の名前の由来って?】

トグルホールディングスの土地仕入れの世界観は、発掘(マイニング)であり、事業名は「MINE」と名付けられました。
鶴嘴(ツルハシ)は、採掘業務をサポートする道具です。
このアプリケーションも、私たちの目指す土地仕入れの業務をサポートするシステムにしたい、という思いをもとに名付けられました。

開発責任者にツルハシ誕生秘話をインタビューしました!

MINE事業は2022年1月に本格スタートし、ツルハシを運用したのは8月1日です。その7ヶ月間の過程を開発責任者の植村にインタビューしました。

原田:スタートから半年以上の時間が経過して、運用に至ったのですね。

植村:期間としては比較的長いですよね。初期はプロダクト開発をすることを目的にはせず、事業のKPI達成を最優先で取り組みました。その過程で、MINE事業の営業モデルが完成されていき、ツルハシというCRM・SFAアプリを開発する意思決定をしました。

原田:プロダクト優先ではなかったのですね。

植村:プロダクトを開発することが目的ではなく、事業の成長や目標を達成するための手段がプロダクトであるべきだと考えています。

原田:ツルハシが運用開始されるまでは、どのような顧客管理をしていたのですか?

植村:Googleマイマップ、Googleスプレッドシート、Slack、トレロを組み合わせて使っていました。まだ事業の解像度が低く、変化の激しいフェーズでは、可変性を重視する必要があり、サードパーティのシステムを導入しました。

原田:外部のサービスを組み合わせていたのですね。苦労はありましたか?

植村:システム間のデータ連携で苦労しました。人力でのデータ投入や連携作業など、アナログな業務が発生することもありました。ただ、そのような泥臭い業務を経て、ツルハシの必要最小限の仕様が見えてきました。

ビジネス初期の顧客管理画面

原田:そのような過程でツルハシのアイデアが生まれたのですね!

植村:また、エンジニアが一次情報(*注1)を入手することも重要視しました。具体的なエピソードだと、実際にエンジニアも土地仕入れ営業を実施しました。色眼鏡をつけて見た情報だけでは、ユーザーが真に欲している機能や仕様を考えることはできませんし、信頼性や堅牢性を担保する設計・実装をすることはできません。運用が始まった今でも、週に1度は実際に現場で使用感を確かめています。

原田:プロダクト誕生までに、たくさんの科学と行動があったわけですね!今後の展望についても教えてください。

植村:土地仕入れ業務において、営業メンバーが「誰でも」「すぐに」「高い生産性」で稼働することを実現する、無くてはならないインフラとなることです。つまり、土地仕入れ業務には当然のようにツルハシを使う、そんな未来を目指していきます。

おわりに

いかがでしたか。

ツルハシ誕生秘話を通じて、トグルホールディングスのエンジニアチームが大切にしている価値観や思いが伝わっていれば嬉しいです!

毎月、トグルホールディングスの開発秘話を紹介していきます。
次回もお楽しみに!

現在、エンジニア・PdM・データサイエンティスト等、技術職を大募集しています!
わくわくした、ピンときた方は、是非お話だけでも聞きにいらしてください。

【お問い合わせに関する情報】
トグルホールディングス株式会社
採用広報担当  原田 里佳子
MAIL:info@toggle.co.jp

注釈

  • 注1: 誰のフィルターも通っていない情報のこと。


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