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自由へ向かうための ゆるい枠組みはジャンプ台

こんばんは、こんにちは。toga.shiです。
さて、私は障害者施設で働いているのですが。ある利用者さんについて、他の職員さんがすごくきめ細やかに、その人の特性を把握しているのを目の当たりにしたのでした。私も把握しているつもりでいたけれど、それはとても荒いもので、画素数が全然違うなと思ったのでした。
でも、さらに言うと、その人の視点の違いが大きかったのです。私は、Aさんって、こうだよね~ と、Aさんの外側から、Aさんの特性をつかもうとしていた。でも、その職員さんは、Aさんの立場に立って、Aさん自身になったと思って、Aさんの特徴をつかもうとしていた。何が違うって、まなざしの温度だと思いました。愛を感じたんですね。
私はまだまだです。本当に。

えーと、前回もパステルアートセラピーの話をしていたんでした。私はワークを行う時に見本を見せて描き方を説明して描いていく、という枠組みの中でやっているけれど、参加している人が「そうは描きたくない」とか、「私はこう描きたいんです」って言われると、その方が嬉しく感じる、という話でした。じゃあ、はじめから枠組みなんか作らずに、自由に描いてもらったらいいのに、なんのための枠組みなんだろう、と考えたんでした。

自由、ってなんでしょうね。
絵を、普段描かない人に「自由に描いていいよ」と言ったらどう感じるでしょうね。道が分からないのに、好きな場所に自由に行ってくださいと言われたら、どう思うでしょうか。戸惑うし、困るし、不安になって、そんなに遠くまで描けないし行けないのでは、と思うんです。
はじめに、ルール、決められたやり方があって、そこから抜け出すときに「自由」って感じされるのではないでしょうか。で、抜け出すエネルギーでけっこう遠くまで飛べて、魅力あるオリジナルの絵が描けることがあると思うんです。

決められた見本、描き方があって、きゅうくつなんだけれども、安全に、なんとなく絵を描いていく。そうしてると、「違う、こう描きたい。自分が見ていた風景はこうだったから…」と、見本と描き方の枠組みから抜け出したくなる。で、その枠組みはすごく柔らかいので、わりとすぐに抜け出せる。そうするとちょっと自由を感じる。フリーになる。
自由を感じるはじめの一歩って、そんな感じなのではないでしょうか。

だから、私の提供しているパステルアートの枠組みは、そこから抜け出して少し自由になって、本当に描きたいものに向っていくための、ジャンプ台のようなものなのかも、と思っているわけです。

もちろん、枠組みの中で安心して描いてもいいし、抜け出してもいいです。どちらにも対応できる緩やかな枠組にしたいと思っています。

長くなりました。今日も読んでいただきありがとうございます☆

パステルアートの描き方動画
(まだはじめたばかりで模索中ですが、描き方を紹介しています)
https://www.youtube.com/channel/UClSvJ4c8cHldWi6BOTBarDg

インスタグラム
https://www.instagram.com/toga.shi.y

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