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うまく描かなくていい絵 パステルアートのこと。

こんにちは、こんばんは。toga.shiです。
アートセラピーで、自分自身や他者を受け入れる経験を生み出したい、というのが私の目標です。

さて、パステルアートは「簡単に誰でも描ける」という特徴がある一方で、絵が得意な人にとっては「うまく描きにくい絵」でもある、という話をしていました。コットンや綿棒を使って描くパステルアートは、絵の具で筆を使って描いたり、はたまたPCのペンで描いたりする絵に比べたら、それはもう、コントロールしにくい絵です。

ですが、その特徴はパステルアートを「うまくかかなくていい絵」にしていくれます。それが、私がいいな、と思っているセラピーとしてのパステルアートの特徴でもあります。(もちろん、世の中には細部まで丁寧に描き込まれたパステルアートが沢山あるし、キラキラしていて美しくて、精神世界を感じるような素敵なパステルアートセラピーが沢山あります。ですが、私のここでの話はそういう方面のアートセラピーと少しずれます)

子どもの頃からイラストや落書きを描くのが好きだった私は、「絵を描く人になりたい」と思っていました。他の人よりも絵がうまくなりたかったし、自分ならではのオリジナリティを出したい、と思って絵を描いていたことがありました。でも、うまくいかなかったのです。私にはそういう才能なかったし、そういう美術の評価の枠組みの中で、絵を描くということが、私にとっては苦しくて、合わなかったのでした。

じゃあ、どうして、何で絵を描いていたんだろう、と考えてみると、絵を描くと自分自身を外に出せて、確認できることに安心していたから、なんだと思います。
子どもの頃に勝手にアートセラピーしていた、というわけなんですね、きっと…。

ちょっと、脱線してしまいました。つまり、「うまく描かなくてもいい」という枠組みをつくってくれるパステルアートは、私にとって、「うまく描いてやるぜ」とか「オリジナリティを出そう」という、エゴの意図を、なかなか通してくれない絵です。深く考えずに、そのまま描いていれば色や形は自然に現れてくるし、人と違うオリジナリティーも自然に現れてきます。
それは、子どもの頃に色や線を描いて、楽しかったり、安心していた、あの感じの場所に、私を戻してくれる経験でした。アートがセラピーになるために最初に必要な場所なのかな、と思っています。(セラピーっていう言葉の意味については、後日また考えてみることにします)

そして、それを他の人と一緒に描くと、他の人達の自然な表現が現れてくるのが面白いと感じています。この辺の話は、次回書きますね。

パステルアートの描き方動画
(まだはじめたばかりで模索中ですが、描き方を紹介しています)
https://www.youtube.com/channel/UClSvJ4c8cHldWi6BOTBarDg

インスタグラム
https://www.instagram.com/toga.shi.y

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