見出し画像

Vamos a Bailar!スペインの旅〜マドリード編〜

ご挨拶

ごきげんよう。昨日全てのテストが(ほぼ)終わったので、ここぞとばかりに忘れぬうちに留学の記事を書いているところです。


本編

スペインに四月前半、4泊5日の旅。
グラスゴーで知り合った日本人留学生の友達とほぼ無計画の旅笑
気温25度。スコットランドとは15度程度の差。びっくり。暑い!
前日は空港泊でキツキツ。一日目眠かったなあ。

1日目:マドリード着。

で、まず一番最初にやったことがsan ginesという有名なチュロス屋さんでチュロス実食!
こちらのチュロスは、私たちが食べ慣れているあの細いチュロスと、ポラスという太〜いチュロスの2種類あります。写真の見た目よりも長くておっきいです。チュロスはチョコ一択ですがポラスはチョコよりもお砂糖かけた方が美味しかった。

食べかけであまり綺麗ではありませんが^^;ど〜〜〜〜〜ん!
そして、残ったチョコレートを飲み干す女子大生二人。まだまだ、若いです。

市内の広場を散策したのちは、マドリード王宮へ。休日は混んでいるとの噂でしたが数分程度でチケットゲット。よかった〜。
何度も王宮には足を運んだものの、西洋の煌びやかな宮殿に改めて大興奮。歩けど歩けど、部屋部屋部屋。税金ってすごいねと友達とひそひそ。ああ、公務しなくていいなら姫になりたい。

外観
内観!シャンデリア家に欲しいけれど埃積もりそうだな〜。

このあとは、閉館2時間前の無料入場でソフィア王妃芸術センターへ。ピカソのゲルニカを見ました。どんな名画も生で見たら感動があるけれど、ゲルニカはとても大きい作品で筆使いが間近でしっかり鑑賞でき、感動しました。

夜は足を伸ばしてサン・ミゲル市場に。タパス(写真にあるような小さいパンにおかずが乗った食べ物)やスペインオムレツを堪能。値段はちりつもですが、それでも普通のレストランで食べるよりは抑えられてる。ちょっとずついろんなものが試せて良い!地元の人もたくさんで、週末の夜をワイワイと。

たらのすり身。アンチョビ、などなど。
ここで私が生ハムに病みつきになる呪いにかかり、生ハムの挟まった何かを食べ続けることに…。

2日目: プラド美術館で芸術に浸る。

この日は生ハムが挟まったクロワッサンと、搾りたてオレンジジュースを朝ごはんに。プラド美術館の広さにびっくり。ここで5時間潰しました。写真撮影禁止だったのが惜しい…。

=======
セクシャルな感想を書いているので、そういった話が苦手な方はケーキの写真が出てくるところまでスクロールしてください。
=======

目を引いたのは三美神の絵。特にルーベンスのものが、世界史の先生がボンレスハムって言っていたんですが(そして私もそう思っていたのだが)実際に見てみると、脂肪のまろみを帯びた感じがわかって、醜い感じではなくて、美しかった。ただし、フレッシュさよりというよりは爛熟しきった美しさという印象を受けました。

それでも、資料集で見るよりも、ヘルシーな雰囲気で印象が全く違いました。確かに現代の美の基準とは違いますが、だからこそ価値のある絵だと感じました。

一曲で言うとこんな感じ!説明下手ですね…笑

宗教画も素晴らしいけれど、やはり実在の人物を描いている人間味あふれる絵の方が好き!ゴヤが一番のお気に入りでした笑。西洋で最初のヘアヌード絵画と言われる裸体のマハと着衣のマハを見比べながら、昔のパトロンのおっさんが家族のいない時に綺麗なお姉さんの絵を見ながら悦に浸っていたんだろうな〜なんて想像するとおかしかった。
風流心どこいった?すみません。

(諸説あるが普段は着衣のマハが飾られていて、家族がいないときは着衣のマハをどかすと裸体のマハが出てくる…という仕組みだったと言われている。ソースは下の記事から。)

途中あまりの疲れように外の緑が美しいカフェで、法外な金額のちっこいケーキを食べる。味は美味しかった、が、半分席料。

カフェの写真は流石に許されるだろう。チョコケーキとチーズケーキ。

歩き回ってへとへと。お昼もちっちゃなケーキだけ…。足りぬ!
早めの夜ご飯でチキンのパエリア。大きく見えますが、パエリアの鍋は底が浅いのとお昼をほぼ抜いていたのでぺろりでした。硬めの芯があるご飯と酸っぱいトマトがジューシーな手羽元とマッチ。美味しい!

友達🍅好きでないらしく私がぜんぶ独り占めでした。笑


腹ごなしの散歩。夜7時なのにそれを感じさせない陽気。
花が美しく咲いていて、スペインは明るい春爛漫。

ここで別の友達一行もスペイン旅をしていることが明らかになり、レストランで落ち合う。スペインではよく見かけたサンフランシスコというmocktailが美味しい。

べっぴんさんな友達がお会計を頼んでくれましたがスペイン人の店員のお兄さん(こちらもなかなかイケていらっしゃる)にちょっかいをかけられ、ぜんっぜん会計させてもらえない。最初は楽しかったが途中でしつこいと思い始めた一同、払わずに帰ろうか〜?と日本語でぐちぐち。マイナー言語って便利ですね;)。

アルカラ門
サンフランシスコ〜〜🗽

3日目:いざバルセロナへ。

3日目はバルセロナへ。たった3時間の電車旅なのにまさかの荷物チェック。そして列を突破するのに少々時間がかかりました。駅でご飯買ってのんびりしたかったので誤算っちゃ誤算です。しょうがない。

ガウディ建築を巡ろうということで、カサ・ミラ、カサ・バトリョ、グエル公園を周りましたが、あの、すみません、グエル公園以外はあんまり感動しなかったかも…。中に入ったらちょっとは心動かされたのか?かわいい建築ではありました。

グエル公園ではバルセロナに留学中の友達と会いました。あいからわずの朗らかな感じと元気が出るビタミンカラーなファッションがかわいい。とても元気リゲインされました笑

カサ・バトリョ
カサ・ミラ
グエル公園。タイル張りのカラフルなベンチがかわいい!
バルセロナの街並みが一望できて美しかったです。

一通り観光が終わった後は立ち食いタパスの店へ。こちらはタパス一つあたりの値段が一緒。お皿に残った爪楊枝の数を数えてお会計だったので、たくさん食べたい欲と出費抑えたい欲の間に立たされました笑

そして、一番楽しみにしていたフラメンコ!!!!!!
大学生ですがフラメンコのサークルに所属していたこともあり、ここはやはり本場のものが見たいと思い、tablao cordobesという有名なタブラオ(フラメンコステージ付きのレストラン)に。初めてマイクを使わない演出、カンテの力強い声の響きを直に聞くことができて、心震えました。

ダンサーさんたちの懊悩に溢れる顔つきと、正確なコンパスの刻みに合わせて繰り出される即興のステップ。一方でこの男性のダンサーさんは振り付けの合間に蹴りを繰り出していて笑ナイトショーならではのはっちゃけた感じが、楽しい。以前に私自身も踊ったことがあるアレグリアスを見ることができてテンションが爆上げ!幸せいっぱい、胸いっぱい。行けてよかったな。

実はタップダンスに近い激しいステップで構成されるフラメンコ。
飛び散る汗がライトに照らされているのも素敵❤︎

4日目:サグラダ・ファミリア

そろそろ疲れも溜まってきた頃。ゆっくり起床。ボケリア市場でブランチ。活気があって楽しい。どれを食べるか迷うな〜。

そして、サグラダ・ファミリア!壮観!!そしてこれは外観の緻密さに感動!コロナ禍で工事が遅れてるだとかそろそろ終わるだとか聞きますが、さあ私が生きてる間に終わるかな?また観に行きたいなあ。

さあ次はどのくらいできてるんだろう?
柱が支える重量によって材質が違うのだそうです。
このお星様みたいな形と青いステンドクラスが、ナウシカの腐海の底を思わせる。
凱旋門!
市場には生ハムの原木がずらり。

夜はスペイン留学中の他の友達も誘ってディナーでした。すでにみんな就活に動いているらしく焦る。イカ墨のパエリアは、お米がもっちり。3人で食べてもお腹いっぱい!

男性がいたらお歯黒気にしていてできなかっただろうな。女の子たちできていてよかったね♪恒例の恋バナに花が咲く、スペイン最後の夜。

これで映えたかった友達、写真を撮る前に有無を言わさず店員さんがお皿に盛り付けてくださって悲しみの表情。残念だったね〜苦笑
JONCAKEという行列のチーズケーキ屋さん。オンラインで事前注文できたの知らなくて1時間列に並ぶも、ブルーチーズの濃厚な味わいにびっくり!

5日目:帰国日でも最後まで楽しい!

最後にモンジュイックの丘に。ガウディは神のなせるみわざより人間の所業が勝ってはいけないとして、サグラダ・ファミリアをモンジュイックの丘よりも低く設計したそうです(ってオーディオガイダンスが言ってた)が、それが何となく感じられました。

さらに、前日のアバニコショップで買った扇と一緒に、小さな目標、スペインでフラメンコを踊るを達成💃。ジェラート堪能して、帰ってまいりました。

ちょっと眺め分かりにくいですが…。

まとめ

スペインは天気も良く、青い空がしっかり見えたのが印象的でした。日照時間も長くとても素晴らしい気候でした!治安も気をつけていれば大丈夫そう。スペイン留学中の友人たちともレユニオンすることができ、刺激になりました♪

プチもや〜っとしたのは、こちらの人たちは、スペイン語しか話さないこと。もちろん、特別扱いされていない、と好意的にとることもできます。

ただ、明らかに話のわかっていない観光客にスペイン語で押し通されると、こちらも最低限のスペイン語は入れてきていて、理解しようとする努力をしているのに受け入れてもらっていない感じがしてあまり嬉しい気持ちではありませんでした。

スペインの人たちのバックグラウンドや文化的習慣がわからないのでなんともですが、他にもあれっと思った瞬間がありまして、もしかしたら規律やアイデンティティを重んじる国民性なのかもしれません。こちらも寝不足でぼんやりだったこともあり汗、色々とマナーを破ってしまっていたことも確か。もう少し敬意を払うべきだったかなとも反省したところです。

以上!今回はスペインの中心地といえるべきところを回ったので、次は歴史的・文化的な都市を回ってみたい。次回はフラメンコもっと勉強してタブラオ再チャレンジしたいです;)


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?