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【イギリス留学体験記】ピル3ヶ月分をタダでゲット!7500円の得。

ご挨拶

ごきげんよう。先日留学中のスコットランドにてやっとこさピルをゲットいたしました。
日本ではあまりピルを飲む習慣がないでしょうか?飲むか飲まないかは置いといて、もう少し抵抗感のない選択肢になればいいなと思っています。スコットランド・イギリスに留学中の皆さんでピルが必要な方のために記録として残します。


ピルが必要なわけ🥀(長いし私の話なので飛ばしていただいても話は繋がるようにしています)

題名にもあります通り私がピルを語っているので、お急ぎの方は飛ばしていただいて構いませんがよろしければぜひお読みになってくださいね♪

私の生理とPMS

アンネ・PMSに関しては、眠気とストレスが半端ないです。眠気に関してはどれだけ寝ても眠い。PMSは1週間前からイライラ、食欲増進、特に甘いものが止まらない、肌荒れ(今回はしなかった。ラッキー♪)、むくみとお腹のはり、寝る前に自己否定で涙を流す、など…。

巷の女の子たちは生理ってやあねえと言いますが、私はもはや生理が来たら嬉しい。私にとっては終わりの始まり✨あと、私は経血量は多いですが痛みは痛み止めのめばほとんど感じないので…、個人差ってやつですね笑

PMSが来るたび、わかりやすいシグナルがないし、生理が来るまで生理前かどうかわからないし、PMSを言い訳にイライラしたり泣いたりしてやなやつだなあと自己嫌悪に陥るんです。そして、生理が来るたびまたかよ…という気持ちになるとともにホッとする。今回は特にひどくて、色々incidentもあったのでそれもあるかなとは思うんですが、およそ2週間くらい前からひっそり近寄ってきていて、1週間前になるとずっと親に泣いておこって愚痴っていました。キャンパスでも堪えられず泣いてました。最悪。

当時の私が書いた絵です。
だいぶ元気になってきたので、またまとめを書こうと思っています。

ピルを飲み続ける理由

あまりにも長すぎるので詳しくは別で記事にしました。

日本では、私が飲んでいるヤーズフレックスは1シート2500円程度

これ、おかしくないですか?健康に関わること。もっと安く売って欲しい。なんか、生理の辛さを自分で逃せないのは半人前だというプレッシャーをヒシヒシと感じます。

頑張ったって荒れるものは荒れる。私は悪くない、個人差があることなのだからしょうがない、本当は保障されるべきbody autonomy、当たり前の権利なのよ、と自分に一生懸命言い聞かせて飲み続けております。

しかし、この優秀ピルもスコットランドに滞在することはや半年、ついになくなりました。どうやらうちのかかりつけでは決まりで半年分しか出せなかったようです。(ピルを飲むと血栓症の確率が上がるからその関係か?)日本のかかりつけの先生に事情を事前に説明しておき、半年が来るタイミングで親御さんか知り合いに取りに行ってもらって郵送してもらうという手もありかなと思いますが、私は現地調達を選択しました。

いざ行かんNHS

タダのからくり

どうしてただなのか?それはひとえにNHS様のおかげ!
移民扱いの人々はビザを取るときにIHS(Immigration Healthcare surcharge:入国管理医療追加料金)というお金を払います。まあこれが高いのだけどね…。例えば、学生ビザをとった私は、年間776ポンド、すなわち15万円くらいです。
その代わり、一度そのお金を払えばNHSというシステムが使えます。NHSとは、イギリスの国民なら誰でも入れる保険のようなもの。歯科治療を除き、日常的に受ける治療がタダになります。

ピルの処方箋のもらい方

まず、イギリスに着いたらGPという総合診療科みたいなところに登録を済ませます。ピルに限らず、すべての診療はまずここで受けて、専門性が必要な場合は他の病院を紹介されます。

そして、処方箋がいるときはGPにオンラインフォームを提出します。ここで、今までの病歴、飲んでいたピルの種類、今ほしいピルの種類などを答えます。ピルは、ミニピルという軽めのものから、私が飲んでいるようなエストロゲンと黄体ホルモンの両方が含まれたしっかりしたピルまで、色々選択肢がありました。

https://betterl.bayer.jp/whc/yazflex/about

処方箋が出来上がるまで2、3週間くらいかかるそうです。出来上がったら連絡が来る(はず)なので取りに行きます。以前にピルを飲んだことがある方なら、オンラインで申し込んで診察を受けずに処方箋をもらうことが可能です。そして、薬局に行ってピルをもらいます。ここまでの手続き、もちろん、すべて、無料。

私の処方箋hunting

私の場合1ヶ月前に処方箋の申し込みをしましたがまったく連絡こず。

3回GPに電話をして、電話受付が始まる8時半ぴったりにかけてやっとつながりました。ちなみに他の時は10時半とかにかけたのですが、自動音声が本日の受付は終了しましたとか言ってました…。

オペレーター曰く「え?まだ処方箋受け取ってない?おいでよ〜」と。連絡してこなかったのはそっちだ〜!と思いつつも、その日のうちに大学に併設しているNHSに行ってまいりまして、処方箋を受け取り、薬局に行って薬をもらってきました。ここで一つ教訓。電話が繋がらない場合は突撃するのもありかもしれない…。

私がもらったのは、Eloineという薬。3ヶ月分が一気にもらえます。イギリスなのでもちろんただ。これは嬉しい…!また、このEloineという薬、私が元々飲んでいたヤーズフレックスと全く同じ成分らしいです。(私調べ。)助かる〜。ただ、これは1ヶ月に1回生理を起こすことを前提として作られているお薬です。

この記事を書き終わるまでおおよそ4日間くらい服用しましたが、今のところ異変はありません。むしろ、すごくお腹が張っていたのが少し良くなったような気がします…!

むすび

イギリス、歯のこともあり医療制度は最悪だなと思っていましたが、ピルがタダで手に入るのは本当にありがたいですよね。システムが決まり通りに動かず自分で動かないといけないのは大変ですが、それで7500円が浮くのは大きい!また、ピルを飲んでいなかったこの1ヶ月間、短期的な影響として肌が荒れてきていたので本当に助かりました。日本でももっとアクセスが容易になるべきだと思います。

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